長期インターンとは?

そもそも「長期インターン」とはどのようなものを指すのでしょうか。

一般的に、「長期インターン」という言葉は「数ヶ月〜数年間に渡り、就業経験を目的として企業で実際に仕事を行う」という意味で使われています。

対照的な言葉として、「短期インターン」と呼ばれる、学部3年生や修士1年生が行うインターンシップがあります。

長期インターンのメリット

まずは、教育系のアルバイトと比較した場合の長期インターンのメリットについて解説していきます。

メリット1. スキルを身につけることができる

1つ目のメリットは、「スキルが身に付く」ことです。

長期インターンでは、基本的なビジネススキルや専門的なスキルを身につけることが可能です。

スキルを身につけるために長期インターンに参加しているという東大生が大半でしょう。

教育系のアルバイトでは、受験勉強で培ってきたスキルを使って生徒の勉強のサポートをすることが主な目的となりますので、長期インターンほどは新しいスキルが身につかない場合が多いようです。

メリット2. 自分の適性が分かる

2つ目のメリットは、「自分の職種の適性を知ることができる」ことです。

世の中には営業、企画、マーケター、エンジニア、デザイナーなど、様々な職種が存在します。その中から自分に合った職種を見つけるということは容易ではありません。

様々な職種を体験し、自分に向いている職種を知ることができるということが2つ目のメリットになります。

長期インターンに参加することで、自分の適性や業界への理解が深まり、就活の際の企業選びがスムーズに進むでしょう。

大学生のうちに自分の職種の適性を見極めることができるのは、長期インターンならではのメリットであると言えるでしょう。

メリット3. 良質な人脈を築くことができる

3つ目のメリットは、優秀な学生や社会人との人脈を作ることができるということです。

ほとんどの東大生が短期インターンには参加しますが、長期インターンに参加している東大生はまだまだ少ないです。

しかし、長期インターンに参加している東大生は意識が高く、行動力が高い人が多いです。

そのような人たちと繋がることができたり、優秀な社会人の方と知り合えたりすることも長期インターンのメリットと言えるでしょう。

メリット4. 様々な社会経験が積める

長期インターンではビジネスの現場を長期間経験することになるので、基本的なビジネスマナーやビジネススキルを習得することができます。

また、周りの人は社会人の方が多いので、社会人と話す機会が増え、コミュニケーション能力も高まります。

そして、長期インターンでは企業の社長の近くで働ける場合が多く、特に将来起業を考えている学生にはとても良い環境です。

大企業に就職した場合、社長と一緒に働くということはなかなかないでしょう。

長期インターンのデメリット

インターンする人

長期インターンのメリットばかりを挙げてきましたが、長期インターンに参加することはメリットばかりではありません。

以下では、教育系のアルバイトと比較したときの長期インターンのデメリットについて解説していきます。

デメリット1. 給与が低い

東大生が教育系のアルバイトをする場合、未経験の場合でも時給の相場は1500円~2500円程度になります。

それに比べ、未経験の長期インターンの時給の相場は1000円~1500円程度になります。

そのため、アルバイトやインターンをする主目的が「お金を稼ぐこと」の場合は、長期インターンは良い選択肢とは言えないでしょう。

しかし、経験があるエンジニアやデザイナーなどの専門職の時給は3000円以上になる場合もあります。

デメリット2. 企業選びが難しい

教育系のアルバイトを探す場合は、東大生は塾に通っていた経験がある人が多いため、塾の良し悪しを測ることはそんなに難しいことではないと思います。

それに比べ、長期インターンを探す場合は、自分が経験した事がないことをやっている企業の良し悪しを測ることになり、かなり難しいです

実際、「長期インターンに参加してみたが、想像していたような業務では無かった」と言ったような声を聞くことがあります。

これを防ぐためには、面接のときなどにきちんと企業の人と話をすることが重要になります。

まとめ

今回は長期インターンのメリット・デメリットを解説しました。

比較対象として教育系のアルバイトを紹介しましたが、教育系のアルバイトは時給が高く、他では得られない達成感を得られるものであり、貴重な体験になります。

教育系のアルバイトと長期インターン、どちらを選択するにしろ、自分の適性を考えて納得のいく選択をしましょう。