東大が学生に対して行っている学生生活実態調査の結果に、以下のような記述がありました。
「アルバイトの種類は、全体で「塾講師」44.2%(前回39.6%)、「家庭教師」23.6%(前回24.6%)、「試験監督・採点」21.4%(前回20.8%)、「販売・セールス・サービス業」19.1%(前回21.0%)が引き続き上位である。」
出典:学生生活実態調査(2018年)
アルバイトをしている東大生の約半数が塾講師をやっていることなど、東大生に教育系のアルバイトがとても人気であることが分かります。(複数回答の設問のため、合計が100%を超えています。)
以下では、教育系アルバイトの中でも特に人気のある、「塾講師」、「家庭教師」、「採点・添削アルバイト」について、それぞれの長所・短所を解説していきます。

塾講師は大きく分けて、集団指導と個別指導の2種類に分かれます。
時給は集団指導の方が個別指導よりも高くなっています。
塾講師の長所としては、以下のようなものが挙げられます。
- 他人に分かりやすい説明をすることができるようになる
- 学校に近い環境なので青春を感じることができる
対して、短所としては以下のようなものがあります。
- 業務時間外に授業準備が必要になることがある
- 担当生徒を持っている場合、責任が重く、自己都合で辞めるのが難しい
- 平日の日中に働くことができない
- シフトの柔軟性が低い
以上を踏まえると、
- 生徒に勉強を教えることが好きな人
- 責任感が強い人
- 決まった時間に規則正しく働きたい人
が塾講師に向いていると思われます。

家庭教師にも、「個人契約の家庭教師」と「派遣会社に所属する家庭教師」の2種類があります。
個人契約の場合は、生徒の保護者と直接契約をします。派遣会社の場合は、会社を通して契約をします。
派遣会社に所属する場合は、個別指導の塾講師とそれほど変わりません。
ここでは、個人契約の家庭教師について解説します。
個人契約の家庭教師の長所としては、以下のようなものが挙げられます。
- 時給がかなり高い(時給の相場は3000~5000円程度と言われています。)
- 夜ご飯をいただける場合がある
- 比較的スケジュールは融通がきく
対して、短所としては以下のようなものがあります。
- そもそも案件を獲得するのが難しい
- 保護者の対応を自分でしなければならない
- 指導計画を自分で考える必要がある
以上を踏まえると、
- 自分で顧客を見つけることができる人
- 保護者との対応をうまくできる人
- 受験までの勉強計画を自分で立てることができる人
が個人契約の家庭教師に向いていると思われます。

主な業務内容は模試の採点や、過去問の添削などになります。
採点・添削アルバイトの長所としては、以下のようなものが挙げられます。
- 在宅でできる
- 塾講師や家庭教師のように勤務時間の上限がない
- コミュニケーション能力は求められない
対して、短所としては以下のようなものがあります。
- 自分の成長には繋がらない
- 自分でシフトをコントロールするので、強制力が働かない
以上を踏まえると、
- 在宅で好きな時間にバイトをしたい人
- 長時間働きたい人
- あまり人とコミュニケーションを取りたくない人
が採点・添削アルバイトに向いていると考えられます
今回は東大生に人気の教育系アルバイトである、「塾講師」、「家庭教師」、「採点・添削アルバイト」について解説しました。
大学生活の貴重な時間を費やすことになるので、それぞれの特性や、長所・短所をしっかりと理解して、自分に適しているアルバイトを見つけましょう!