【新卒必見】任天堂はやばい?就職難易度・採用大学・年収などを解説!
コロナ禍に一世を風靡したNintendo Switchを販売した任天堂株式会社(以下、任天堂)。
就活生の中にも、「あつまれ どうぶつの森」などでおうち時間を過ごした方は多いのではないでしょうか。
そんな任天堂の選考を受けるとなると選考難易度や就職するのはすごいことなのか気になることは多いですよね。
本記事では、現役東大生が任天堂の選考を受けるにあたって重要な情報や選考対策について徹底的に解説します。
ぜひ本記事を参考にして、任天堂の内定獲得を目指してください。
任天堂は何の会社?
任天堂は家庭用のレジャー機器の販売・製造を行うメーカーです。
「任天堂の商品やサービスを通じて、世の中の人々を笑顔にする」を使命としており、人々に必要とされ続けるように独創の精神のもと、他とは違うことをして価値を提供することにこだわっています。
任天堂の拠点は、国内は本社の京都の他に東京支店や宇治工場を構えており、海外はアメリカやドイツ、オーストラリアや韓国などでグローバルにビジネスを展開しています。
社名 | 任天堂株式会社 |
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設立 | 1947年11月 |
本社所在地 | 京都市南区上鳥羽鉾立町11-1 |
従業員数 | 2,777名 |
資本金 | 10,065,400,000円 |
会社HP | https://www.nintendo.com/jp/index.html |
任天堂の就職難易度
東洋経済ONLINE発行の『最新版「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社』によると、任天堂は182位で入社難易度は「58.2」です。
任天堂は子どもから大人まで楽しめるゲームの開発や販売をしていることから知名度が非常に高く、就活生にも人気の企業の1つです。
単に任天堂の商品が好きという理由だけでは入社は難しく、しっかりと企業分析や選考対策を行わないと内定獲得は難しいでしょう。
任天堂の採用人数
任天堂の新卒採用ページを確認すると、2023年は130名の学生が採用されています。
過去3年間は100名以上の採用で、年々増えているので2024年以降も採用人数が増えるとも考えられます。
コロナ以降急激に採用人数が増えているので、Nintendo Switchの流行でついた勢いをさらに加速させる狙いがあるのかもしれません。
任天堂の採用倍率
任天堂の正式な採用倍率は公表されていません。
概算値にはなりますが、90倍以上と考えられます。
算出方法としては、就活サイトのワンキャリアで任天堂をお気に入り登録している11,600人(2024年4月時点)を採用数の130人で割っています。
フォローしている全員がエントリーするわけではありませんが、フォローしていない学生も選考を受けることを考えると、最低でも90倍にはなるのではないでしょうか。
高倍率の選考突破のためには、徹底的な対策が必要であることを意識して対策に臨んでください。
任天堂の採用大学
任天堂の採用大学は採用ページや就活サイトでは公表されていません。
任天堂に内定した友人に、同期の通っている大学を聞いてみると以下の大学名が挙げられました。
東京大学 京都大学 東京工業大学 大阪大学 横浜国立大学 芝浦工業大学 筑波大学 北海道大学 東北大学 名古屋大学 東京外国語大学 大阪府立大学 神戸大学 岡山大学慶應義塾大学 同志社大学 同志社女子大学 明治大学 東京理科大学 関西学院大学
任天堂に学歴フィルターは存在するのか?
結論から言うと、学歴フィルターは存在しないと考えられます。
任天堂が公表している募集対象には「高等専門学校、短期大学、大学、大学院卒業見込み」との記載があるので、誰にでも内定獲得のチャンスはあります。
しかし、任天堂は非常に人気の企業のため、優秀な学生が多く応募することが考えられます。
その結果として、高学歴な学生が内定を多く獲得するため、結果的に採用される学生は高学歴な学生がほとんどになってしまいます。
学歴だけで評価するような企業ではないので、入社後に活躍できることをアピールすれば任天堂の一員になれる可能性は大いにあると考えられます。
任天堂の年収・給与
任天堂の2023年3月時点での平均年収は985万円です。
国税庁の平均給与の調査によると国民の平均給与は458万円なので、国民平均の倍程度の収入を得られる任天堂の年収は非常に高いと言えるでしょう。
ボーナスは6月と12月の年2回もらえます。
任天堂の選考フローと選考対策
ここからは任天堂の選考フローと選考対策について紹介します。
任天堂では、理工系、デザイン系、サウンド系、制作企画系、事務系に分かれており、制作企画系以外は入社前までの専門的な経験を活かしたキャリアスタートで、制作企画系のみ専攻に関わらず仕事に就くことができます。
エントリーシート
最初の選考ステップはエントリーシートです。
理系の選考と事務系の選考で設問内容は異なりますが、設問数が多いのが特徴です。
また、ゲーム経験を聞くなど入社後にワクワクしながら仕事に取り組める可能性があるかも見られていると考えられます。
過去に出題された設問の一例を紹介します。
〈理系〉
- 中学〜大学で最も力を入れたサークルやクラブについて
- 希望する業務で具体的にどのような仕事や役割を担当したいか
- 自分のどのような特性が希望する仕事にいかせると考えるか
- 学校での研究内容
- 学校での研究の中で、困難な課題は何だったのか、そのために何をしたのか
- 学校の授業・研究以外での、あなたのこれまでのモノづくりに関して
- 学校の授業・研究以外での、あなたのこれまでのモノづくりに関して、困難な課題は何だったのか、そのために何をしたのか
- 趣味・特技・興味のある音楽・映画・書籍・スポーツなどについて
- 志望動機
- 働く上で大切にしたいと思うことを3つ
〈事務系〉
- 学業で特に力を入れた分野や研究内容など
- 上記について、学んだことの中からテーマを絞り、要点を説明
- 任天堂のどのようなところに、はたらく場としての魅力を感じるのか
- 働く上で大切にしたいと思うことを3つ
- 最も興味のある業務とその理由
- 直近3年間のゲーム経験
- 小中高時代の各年代をどのように過ごしたかを総括し、どのようなところが今のあなたらしさにつながっているか、あわせて記入
- 自分をアピールできる学生時代の取り組みを3つ、その深掘り
理系、事務系ともにこれまでの経験の中で、チーム内での役割や働く上での価値観がどうだったかを確認することで、任天堂の一員として活躍しそうな人物であるとイメージできる学生を次のステップに案内していると推測できます。
文字数が多いので、早い段階から自己分析を行いエントリーシートの作成に取り組むようにしましょう。
簡単にエントリーの設問で意識すべきポイントを紹介します。
希望業務についての設問
希望する業務や職種の理由を問う設問は、具体的に部署名や商品名を挙げるのがポイントです。
入社してみないと配属部署はわかりませんが、具体的に志望理由を記載することで、企業研究ができているアピールにもつながります。
モノづくりについての設問
理系はモノづくりについての設問を通して企業側がチェックしているポイントは、入社後にどのような姿勢で任天堂の開発に貢献するのかです。
課題を解決するために前向きな姿勢を示せると入社後も前向きに業務に取り組んでくれると期待できるでしょう。
成し遂げた成果よりも、その過程での取り組みや考え方を文章に取り入れることをおすすめします。
働く上で大切したいことについての設問
価値観を問う質問は正解がなく、就活生にとって答えにくい質問の1つでしょう。
この設問のポイントは、企業側が一緒に働きたいと思える人材であるかです。
回答を作成した後に読み返し、この回答を書いた人と一緒に同じ目標を持って努力できそうかを考えてみてください。
Webテスト
任天堂のWebテストは玉手箱形式です。
対策としては、市販の問題集を使って早く、正確に解けるようにトレーニングをすることをおすすめします。
任天堂のWebテストを受けるよりも前に、玉手箱形式のWebテストを設けている他社の選考を受けて慣れておくといいでしょう。
一次面接
一次面接は学生1人に対して面接官2人で、時間は1時間程度で行われます。
過去の一次面接では以下のような質問がされています。
- 学生時代に頑張ったこと
- 学業の内容
- 志望動機(なぜゲーム業界なのか、なぜ任天堂なのか)
- 任天堂で行いたいこと
- 具体的なキャリアプラン
- 働く上で大切にしたい価値観
任天堂の面接は基本的には2回なので、一次面接の段階からキャリアプランなど深く聞かれるのが特徴です。
対策として徹底的に自己分析をするのはもちろんのこと、OB訪問を積極的に行って自身の理想のモデルのような社員を見つけて、自身のキャリアプランや志望動機を細かく練っておくことをおすすめします。
選考まで時間のある就活生は、直近で任天堂が発売したゲームに取り組んでみると志望度の高さを示せる可能性もあるので検討してみてください。
最終面接
一次面接の次は最終面接で学生1人に対し面接官は4人で、30分程度で行われます。
面接回数が多い企業は、最終面接は内定を伝えるための回として設けているところもありますが、任天堂は最終面接が2回目であることを考えると落とされる可能性もあるので油断をせずに対策を行う必要があるでしょう。
過去には以下のような質問がされています。
- 就活の軸
- 志望理由
- 任天堂で取り組みたいこと
- 学生時代に頑張ったこと
- 最もクリエイティブを発揮した出来事
- チームの中で調整役となったときに意識すること
学生時代に頑張ったことや志望動機は一次面接と変わりませんが、クリエイティブを発揮したことは最終面接ならではの質問です。
独創性や協調性があることをアピールすることが内定獲得のカギとなります。
自身の経験を振り返り、任天堂の社員として求められていると考えられる要素とマッチするエピソードを選定しましょう。
最終面接を突破すると内定をもらえます。
任天堂の就活に関するよくある質問
ここでは、任天堂の就活に関するよくある質問をまとめています。
任天堂のインターンはどのような内容?いつ開催される?
任天堂のインターンは、秋から冬にかけて行われます。
25卒は、理工系とサウンド系のインターンが実施されました。
理工系の内容は、ゲーム開発のエンジニアの仕事紹介や座談会です。
サウンド系の内容は、ゲームサウンド制作ワークや座談会などです。
上記のインターンにはエントリーシート選考があります。
他のコースでも先着順のセミナーなどがあるので、チェックしてみるといいでしょう。
任天堂に就職するのはすごい?
任天堂に就職するのはすごいことだと多くの人が感じるでしょう。
すごいの基準は人によってことなりますが、就職難易度の高い任天堂の選考を突破し、人々が楽しめる商品を提供する任天堂の仕事は夢があると学生である筆者は考えています。
就職するには入念な準備が必要ですが、任天堂を志望する就活生は内定獲得を目指して頑張ってください。
任天堂の初任給は?
任天堂の新卒募集要項によると、高専・短大・専門卒が233,000円、大学卒が256,000円、大学院修士卒が267,000円、大学院博士卒が284,000円と公表されています。
大学卒でも250,000円を超えているので、任天堂の初任給は高いです。
近年、物価高騰に伴う賃上げの動きがあるので、さらに上がる可能性もあるでしょう。
任天堂の離職率は?
任天堂の離職率は2.0%以下と非常に低い実績を誇っています。
また、新卒の定着率もほぼ100%と言われており、やりがいを持って働ける環境であると推測できるでしょう。
クリエイティブな職種は激務などの理由から続かないとよく言われますが、任天堂は社員がさまざまな能力を発揮できる環境づくりを目指していると公言しています。
まとめ
本記事では、任天堂の就職難易度や、採用大学、年収、そして、任天堂の内定に必要な情報を紹介しました。
入社難易度が比較的高い企業であるため、任天堂に入社したい学生は、しっかりと選考対策を行いエントリーするようにしましょう。