長期インターンを円満に辞めたいときはどうすれば良い?|退職理由ごとの例文も紹介
「長期インターンをやめたいけど、こんなに早くやめてもいいのかな?」
「円満に長期インターン先を退職したい...」
といった悩みを持つ学生もいらっしゃるのではないでしょうか?
過度のストレスや入社前との大きなギャップを感じたら、長期インターンを無理に続ける必要はありません。
本記事では、学業の専念、就活、家庭の事情…といった様々な理由ごとに、退職を伝える際にどのように伝えればよいか、実際の例文と共に紹介します!
円満に辞めたいときに気を付けるポイントや、よくあるQ&Aも掲載していますので、インターンの退職を検討している学生はぜひご覧ください!
長期インターンを辞める際にするべきこと
長期インターンを辞めるとき、どのようなことに気をつける必要があるのでしょうか?
注意するべきポイントは、主に3つあります。
- 上司・先輩に相談する
- 退職する1ヶ月以上前に伝える
- なるべく直接伝える
以下、それぞれについて詳しくご説明します!
1. 上司・先輩に相談する
長期インターンを辞めたいと感じたとき、まずは親しい上司や先輩に自分の気持ちを伝えることが大切です。
特に、職場環境に関する悩みが理由の場合、先輩や上司のアドバイスやサポートで問題が解決するかもしれません。
また、意向を伝える際には直属の上司に最初に知らせることを心掛けましょう。
自分の退職に関して、他の同僚や社員づてに直属の上司に情報が伝わることは、マナーとして良くありません。
社長や部長など、まずは立場が上の人に情報を伝える方が良いと考えてしまうかもしれませんが、まずは直属の上司に意向を伝えることが慣例です。
2. 退職する1ヶ月以上前に伝える
長期インターンの活動を終える際は、直前の通知を避け、なるべく1ヶ月以上前に伝えるようにしましょう。
企業側は、各メンバーの勤務可能な時間や一人あたりの生産性をもとに仕事のペース配分を計画しています。
急な退職の告知は、業務の計画を狂わせ、他のメンバーやプロジェクトに悪影響を及ぼしかねません。
また、自身の進行中のプロジェクトの引き継ぎにも配慮しましょう。
突然の退職は、引き継ぎの時間が十分に確保されず、自分の後任の方にも迷惑をかけることになります。
お世話になった方々と後腐れなくお別れするためにも、遅くとも1ヶ月以上前に伝えるようにすると良いでしょう!
3. なるべく直接伝える
退職の伝え方は、後々の関係性にも大きく影響します。
メールやSlackの文面ではなく、できるだけ直接、顔を合わせて退職したい旨を伝えることが望ましいです。
直接意向を伝えることで、自分の誠意をしっかりと相手に伝えることができます!
また、現代はフルリモートでの勤務が増えており、直接会って伝えるのが難しい場面も増えています。
その場合は、マナーとして、電話で退職の意向を伝えると良いでしょう。
文面だけで退職意向を伝えるのは、企業側に不誠実な印象を与えてしまうため、おすすめはしません。
長期インターンを辞める理由と例文紹介
以下では、長期インターンの退職理由ごとに、伝える際のポイントを例文つきでご紹介します!
理由① 学業に専念したい
長期インターンを辞める際の理由の一つに、学業に専念したいというものがあります。
特に、大学生の場合、課題や研究といった学業で忙しくなる時期もあり、インターンを常に続けることは難しい場合があります。
学業による辞職は、長期インターンの退職理由の中で最も多い理由の一つです。
そのため、伝え方によっては「他の個人的な理由で辞めたんだろうな」と誤解されかねません。
なので、退職の理由を伝える際には、具体的にどういったことに時間を割かなければならないか伝えると良いでしょう。
例えば、「今学期は授業数が増え、より多くの自習や課題にかける時間が必要となる」というように、少し具体的に話すことで、企業側にも納得してもらいやすくなります!
<例文>
来年度からは研究が始まり、長期インターンにかけることができる時間がほとんどなくなるため、インターンを辞職したいと考えています。
来年の4月からは研究室に配属されるため、専攻の研究が本格化し、実験や報告書の作成などに多くの時間を割く必要があります。
研究の他の活動との両立も考えると、インターンに時間を割くことは厳しいため、長期インターンを退職させていただけないでしょうか。
理由② 就職活動に集中したい
インターン生の中には、「就活」を理由に長期インターンを辞める学生も少なくありません。
実際、就活と長期インターンの両立は非常に難しいものです。
特に、最終学年になると、多くの学生が企業のセミナーや面接、選考に時間を割かなければならなくなり、両立は困難になります。
両立が不可能と判断した際は、しっかりとその旨を企業側に伝えましょう。
また、インターン先が就活の相談に乗ってくれる可能性がある場合や、インターン先での就職も検討している場合もあるかと思います。
そのような場合は、特に注意して辞退の意向を伝えましょう。
感謝の気持ちとともに、しっかりと辞める理由を伝えることができれば、今後も良好な関係を続けていくことができるでしょう!
<例文>
就職活動に本腰を入れるため、長期インターンを辞職したいと考えています。
来月からは本格的に就職活動を始めようと考えており、情報収集やOB訪問などに多くの時間が必要となります。
そのため、就活とインターンの両立は難しいと判断しました。
来月でインターンを辞退させていただけないでしょうか。
理由③ 家庭の事情
引っ越しや身内の不幸など、家庭の事情によって退職する必要がある時もあります。
家庭の事情による辞職はしょうがないので、企業にもその旨を伝えると良いでしょう。
ただし、家庭の事情は非常にデリケートな問題ですので、詳しい内容を伝える義務は学生側にはありません。
ざっくりとした背景の説明で、企業側も配慮してくれるはずです!
<例文>
家庭の事情により、長期インターンを退職させていただきたく思います。
父の転勤で郊外に引っ越すことになり、通勤時間を考慮するとインターンの継続は難しいと判断しました。
こちらの身勝手な都合であることは承知ですが、来月で辞職させていただきたいと考えています。
退職日が決まったらすること
以下では、実際に退職日が決まったらしておかなければいけないことについて紹介しています!
私物の持ち帰りなど、意外と忘れやすい重要なポイントも挙げているので、特に退職が決まっている学生は必ず読むようにしてください!
仕事の引き継ぎをする
退職が決まった際にまずしなければならないことは、仕事の引き継ぎです。
自分が担当していた仕事やプロジェクトを後任の人へスムーズに引き継ぐことで、お世話になった企業に余計な負担をかけずに退職できます。
社会に出てからも、社内異動などで引き継ぎをする場面は稀にあります。
これも良い機会だと捉えて、しっかりと引き継ぎ資料を整備し、後任の人がすぐに仕事を始められるようにしましょう!
私物を持ち帰る
オフィスに置いてある私物の確認と持ち帰りも大切です。
職場のデスク周りには、自分の文房具や個人の荷物を置いていることが多いです。
そのため、退職の際に忘れ物をしてしまうケースは少なくありません。
職場に忘れ物をしたまま退職すると、後で取りに来なければならなくなり、非常に面倒です。
そうならないためにも、退職日が近づく前に、何度かデスク周りやロッカーをチェックし、自分のものを持ち帰るよう心がけましょう!
事前に準備をしっかりと行っておけば、面倒ごともなく、スムーズに退職できます。
同期・上司に挨拶をする
日常的にお世話になった上司や仲の良かった同期には、直接言葉を交わして感謝の意を伝えることが重要です。
また、会社の規模が小さく、もし接点があった場合は、社長や部長といった上の立場の方にも挨拶を忘れずにしておきましょう。
さらに、職場によっては、退職の際に菓子折りなどの手土産を持参することが慣習となっていることもあります。
実際に、筆者も長期インターン先を辞める際、菓子折りを持参しました。
お菓子の量は、社員の方々とインターン生全員に1つは渡せるくらいの量があれば十分です。
感謝の気持ちを形にし、お世話になった人たちにも自分の思いを伝えましょう!
長期インターンを辞める際によくあるQ&A
以下では、長期インターンの退職の際によくあるQ&Aについてまとめました!
どれもよくある質問ですので、ぜひご参考になれば幸いです!
長期インターンを始めたばかりなのですが、もう辞めたいです。
結論、無理に我慢せず、しんどかったらすぐにやめて次を探すと良いでしょう!
まず、意外にも多くの人が始めてすぐに辞めたいと感じていることを知っておくべきです。
インターンを始めれば、業務の把握や新たな人間関係など、新しい環境への適応が求められるため、ストレスを感じる人も多いからです。
また、開始前のイメージと実際の業務内容にギャップがあることも多いです。
実際、筆者もインターン先で聞いていた業務内容と異なる業務を任されたこともあります。
以下の記事では、
- 怪しい長期インターンに見られる特徴
- 良くない求人を見極めるための方法
などを解説しています!
あやしい長期インターンを避け、有意義な長期インターン経験を送りたい方はぜひご一読ください!
怪しい長期インターンの特徴とは?|判断する方法も徹底解説
怪しい長期インターンの特徴や、それを見極めるための具体的な判断方法を徹底的に解説。適切なインターン先を見つけるためのポイントをまとめて紹介します。
自身の経験を踏まえた上で、「無理に我慢する必要はない」というのが筆者の意見です。
もちろん、ある程度の挑戦や我慢は成長につながりますし、多少は事前に聞かされていたものと異なる仕事を任されることもあるでしょう。
しかし、過度のストレスや理想と大きく異なる環境での継続はおすすめしません。
迷わずすぐに辞めて次のステップへ進むのも一つの選択肢です。
ただ、何より避けるべきなのは、突然姿を消すことです。
急な離脱は会社や同僚への大きな迷惑となります。
退職を検討した時点で、まずは上司に相談し、仕事の引き継ぎなどの責任を果たすよう心掛けましょう!
円満に退社するにはどうすればいいですか?
インターン退職後も人間関係が続くかもしれませんので、なるべく波風を立てずに退職したいですよね。
基本的には先ほどまで述べてきたポイントを押さえておけば大丈夫です。
具体的には、
- 退職する1ヶ月以上前に、対面で意向を伝える
- 理由を明確に述べる
- 引き継ぎをしっかりと行う
- 最後の日まで真摯に仕事に取り組む
などを意識すれば良いでしょう。
インターン先を辞めたいのに辞めさせてくれない場合、どうすればいいですか?
長期インターンを辞める際に、自身の意向が受け入れられず、引き止められることは珍しくありません。
特に、優秀な学生がインターンとして働いている場合、企業側が学生の能力を評価していることも多く、引き止めも多くなります。
理想とは異なる業務があまりにも多いと、長期インターンの経験そのものが無駄なものになるかもしれません。
せっかく長期インターンを始めるのなら、有意義な経験にしたいですよね。
以下の記事では、
- インターン経験者が「長期インターンに参加する意味がなかった」と感じた事例
- 逆に「インターンに参加して良かった!」と感じた事例
について紹介しています。
今のインターンに不安を感じている方は、この記事を読み、どちらに該当するのか、考えてみるのも良いでしょう。
また、長期インターンをより有意義なものにするための方法についても解説しているので、興味のある方はぜひご覧ください!
長期インターンは意味がない?やめとけと言われる理由も徹底解説
長期インターンの意味について疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?長期インターンの有意義さは、明確な目的設定とその目的に対する行動によって決まります。筆者は現役東大生として、休学してベンチャー企業の長期インターンに参加した経験を通じて、その価値を実感していますが、意味がないと感じる長期インターンも存在することも事実です。本記事では、筆者の体験談や他の東大生の体験談を紹介し、意味のある長期インターンをするための目標設定や実際の行動について解説します!
インターン先を辞めたいのに辞めさせてくれない場合の対策としては、まず、やめる理由をしっかりと整理しましょう。
退職の理由が曖昧だったり不明瞭だと、企業側も納得がいかず、引き止めてしまう可能性があります。
また、決意が固い場合は、退職の意思をはっきりと伝えることも大切です。
強い意志を持って自分の意向を述べることで、企業側もその意向を理解しやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?以下は本記事のまとめです!
・退職を検討している場合、まずは上司に相談する
・退職の意向を伝えるときは、退職の1ヶ月以上前に対面で行う
・退職が決まったら、引き継ぎと私物の持ち帰りをしっかり行い、お世話になった方々への挨拶を忘れない
長期インターンの退職の際に最も重要なのは、なるべく周囲に迷惑をかけないことです。
本記事を読んで円満に退社し、気持ちよく次のステップを踏み出しましょう!
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