【27卒必見】INPEXの就職難易度・採用大学・年収・インターンを解説！

INPEXは、石油や天然ガス、地熱、風力、太陽光などのエネルギー事業を約20カ国で展開する日本最大のエネルギー開発企業です。石油・天然ガスの鉱区の取得から、探鉱、開発、生産、販売まで、グローバルな規模でエネルギー供給に携わっています。

また、再生可能エネルギー事業を始めとした低炭素社会への新事業分野にも積極的に取り組んでいます。

（参考：会社概要｜INPEX）

（参考：有価証券報告書｜株式会社INPEX）

2025年2月に東洋経済ONLINEが発行した『｢入社が難しい有名企業ランキング｣トップ200』によると、INPEXは21位であり、入社難易度は「61.9」となっています。

入社難易度とは、企業に就職した学生の出身大学の入試難易度（偏差値）をもとに算出した指標です。具体的には、各企業に就職した学生の出身大学の偏差値に人数を掛け、その合計を就職者数で割った平均値を「入社難易度」として示しています。つまり、難関大学の学生の就職割合が高い企業ほど、入社難易度が高いとされています。

日本最大規模のエネルギー開発企業であるINPEXは知名度もトップクラスです。

それに伴い、就活生からの人気もあり就職難易度は非常に高くなっています。

また、高学歴の学生が多数応募することも、入社難易度が高い要因の一つといえます。

2022~2024年度の採用人数は以下の通りです。

採用人数は年々増加しており、毎年合計30~40名ほどが採用されています。

（参考：(株)INPEX｜マイナビ2026）

INPEXの正式な採用倍率は公表されていません。

概算値にはなりますが、採用倍率は約135倍以上になると筆者は考えています。

ONE CAREER｜INPEXによるとお気に入り登録数が5,248名（2025年11月29日現在）となっており、24年度の採用人数である39名で割ると約135倍になります。

あくまで概算値ではあるものの、INPEXの入社難易度を踏まえると、同社の採用倍率が極めて高いことは間違いないです。

内定を勝ち取るには、しっかりと選考対策を行う必要があります

INPEXの採用実績を一部抜粋して紹介します。

マイナビ2026が公開しているINPEXの採用実績大学は以下の通りです。

結論から言うと、INPEXに学歴フィルターは存在しません。

とはいえ、学生に知名度のある企業であり、就活生から知名度も人気もあるので高学歴の学生が多く受けることも事実です。

企業研究・選考対策をしっかりしましょう。

INPEXの平均年収は11,678,262円（2024年12月31日時点）です。

（参考：有価証券報告書｜株式会社INPEX）

同業の競合他社と比較してもかなり高い年収となっています。

また、INPEXは給与はもちろん、その他福利厚生も十分に整っています。

在宅勤務制度やフレックスタイム制度などはもちろん、オフィスにも居心地の良い空間を取り入れています。

（参考：福利厚生｜INPEX）

ここまでは、INPEXの会社概要・採用大学・年収などを詳しく解説しました。

ここからは、INPEXの選考を突破し、内定を獲得するためのポイントを詳しく解説していきます。

以下がINPEXに内定するための主な2つのポイントになります。

面接では、「学生時代に力を入れたこと（＝ガクチカ）」「挫折した経験」「リーダーとしてチームをまとめた経験」など、学生時代の経験についてさまざまな角度から質問されます。
学生時代の経験を話す際に重要なのは、いかに他の学生と差別化できるかという点です。
アルバイトやサークル活動に関する話は多くの学生が取り上げるテーマであり、面接官にとっては目新しさがなく、他の学生との差別化が難しくなります。

実際に、難関企業で内定を得た人たちを見ると、「大学時代に起業経験がある人」「部活で全国大会に出場した人」「海外の大学に留学した経験がある人」など、特別な経験を持つ学生が多いのが現実です。

INPEXのような難関企業の内定獲得を目指すうえで、強いガクチカのエピソードは必須と言えます。

この記事を読んでいる方の中には、「INPEXに入りたいけれど、面接で話せることがない」「ありきたりなガクチカしかない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そのような方は、今からでも他の学生と差別化できるガクチカを作る必要があります。

しかし、現実問題として、今から「部活で全国大会を目指す」「起業をする」などの特別な経験を作るのは、ほとんどの学生にとって難しいことでしょう。

そこで、最も効率よく、かつ効果的にガクチカを得る方法として「長期インターンシップ」が挙げられます。

インターン生として実際のビジネスの現場を経験することで、自分が関わったプロジェクトやそこから得た学び、さらには失敗からの教訓など、多様なエピソードを作ることができます。

また、長期インターンシップに参加している学生の割合は少ないため、他の学生と差別化を図ることが可能です。

そのため、INPEXのような難関企業を目指しているものの、際立ったガクチカがないと感じている方は、長期インターンシップを探して参加することが内定獲得への大きな一歩となるでしょう。

INPEXへの入社を目指す方にとって、面接ではエピソードの内容も重要ですが、あくまで「会話」の場です。

そのため、話すスキルを徹底的に鍛えることが必要不可欠です。

また、面接の場では言葉遣いや態度など、「1人のプロフェッショナルとしての振る舞い」が求められます。したがって、日頃から社会人と接する機会を持つことが重要です。

しかし、一般的な大学生にとって社会人と関わる機会は非常に限られています。

では、どのように社会人との接点を作り、必要なビジネスマナーを習得すれば良いのでしょうか？

答えは、長期インターンへの参加です。

この経験を通じて、社会人と同じような環境で働くことで、自然とビジネスマナーが身に付きます。

実際、長期インターンの経験を持つ学生は、社会人としての基本的な振る舞いがしっかり身についている傾向があります。

ここからは、INPEXの選考フローと選考対策について解説します。

INPEXの募集職種は「技術総合職」と「ビジネス総合職」の二つに分かれています。

ここでは、「技術総合職」の選考フローについて解説します。

選考フローは以下の通りです。

最初の選考ステップはエントリーシートです。

難関企業の選考対策では時間をかけて念入りに対策をしないと通過は難しいので、過去に出題された設問を参考にあらかじめ回答を作成し始めることをおすすめします。

26年卒の選考で出題された設問は全部で7問あり、内容は以下の通りです。

（参考：INPEX 技術総合職｜ワンキャリア）

比較的分量の多いエントリーシートとなっています。

論理的に回答できているのか、他の人に添削してもらいながら行うと良いでしょう。

また、多くの関係者と協働して仕事を進められる協調性の高さをアピールできると良いでしょう。

SPI形式で、テストセンターで受験します。所要時間は1時間ほどです。内容は言語、非言語、性格、英語となっています。

難易度は普通ですので、不安な場合は他社のテストや参考書で練習しておくと良いでしょう。

（参考：INPEX 技術総合職｜ワンキャリア）

オンラインで社員3人（10〜20年目の技術系社員3人）と学生1人での30分程度の個人面接です。

過去の選考で実際にされた質問は以下の内容です。

（参考：INPEX 技術総合職｜ワンキャリア）

研究内容の深掘りがメインです。

研究内容の深掘りから「研究者としての適性」と「わかりやすく伝える力」を示せると良いでしょう。

事前に準備を行い、わかりやすく話すことに慣れておく必要があります。

オンラインで社員2人と学生1人での個人面談です。

この面談には選考要素はなく、任意で実施するものとなっています。

（参考：INPEX 技術総合職｜ワンキャリア）

赤坂本社で社員3人（40代人事1人、技術職部長2人）と学生1人での30分程度の個人面接です。

過去の選考で実際にされた質問は以下の内容です。

ガクチカは特に深掘りされやすいため、どのような質問にも具体的に回答できるよう準備しておくことが重要です。

また、志望動機については、競合他社との違いを踏まえたうえで、自分がなぜその企業を選ぶのかを明確に示せるよう整理しておくと良いでしょう。

（参考：INPEX 技術総合職｜ワンキャリア）

赤坂本社で社員3人（副社長、人事部長クラスの社員）と学生1人での30分程度の個人面接です。

過去の選考で実際にされた質問は以下の内容です。

最終面接の通過率は高くないと考えられます。

自己理解が不十分だと回答が難しい質問や深掘りが多く行われる傾向にあるため、事前の対策を十分に行っておきましょう。

また、志望度の高さを適切に示せるよう、「なぜこの企業なのか」という点を明確に言語化し、念入りに準備しておくことをおすすめします。

（参考：INPEX 技術総合職｜ワンキャリア）

INPEXでは、技術系夏季プログラムのインターンシップを行なっています。

以下のような力を身につけることができる内容です。

（参考：INPEXインターンシップ情報｜マイナビ）

ここからは、INPEXについてのよくある質問について回答します。

2025年4月入社の新入社員の初任給は、多くの企業で引上げが行われましたが、それを考慮してもINPEXの初任給は十分高い水準にあると言えるでしょう。

本記事では、INPEXの就職難易度、採用実績のある大学、年収、さらにINPEXの内定を得るために必要な情報について紹介しました。

また、INPEXの選考を突破するポイントとして、他の候補者と差別化された「学生時代に力を入れたこと（ガクチカ）」を準備し、徹底した面接対策を行うことが重要です。

しかし、「そもそも印象的なガクチカがない」「他人と似たようなガクチカしかない」と感じる場合は、今からでも差別化できるような経験を積む必要があります。

その中でも、最も効率よくインパクトのあるガクチカを得る方法として「長期インターンシップ」が挙げられます。

実際、長期インターンに参加している学生はまだ少数派であり、こうした経験を通じて他の応募者と差をつけることが可能です。

そのため、難関企業であるINPEXを志望しながらも、自分自身を差別化できるガクチカを持っていないと感じている方は、長期インターンを探して挑戦することが内定への大きな一歩となるでしょう。

興味がある方は、以下から長期インターンの詳細をチェックしてみてください。