神戸大学の就活事情は?就職先ランキング・平均年収・インターンを解説!
神戸大学は、就職において「西の一橋大」と称されています。
特に関西圏の大手企業から高い評価を得ています。
そんな神戸大学の学生の就活事情を徹底解説。
神戸大学の学生は大手企業への就職に強く、毎年多くの卒業生が幅広い分野の企業に就職しています。
本記事では、神戸大学の就活事情を、就職先ランキングや卒業後の平均年収、インターンシップの傾向などについて網羅的に解説します。
神戸大学の就職先ランキング
神戸大学の就職先ランキングは以下のとおりです。
順位 | 就職先 | 就職者数 |
---|---|---|
1 | 神戸大学附属病院 | 35 |
2 | 関西電力 | 29 |
3 | クボタ | 28 |
4 | 三井住友銀行 | 23 |
5 | 富士通 | 18 |
6 | 三菱電機 | 17 |
7 | 楽天グループ | 16 |
8 | ダイキン工業 | 15 |
8 | 川崎重工業 | 15 |
8 | 住友電気工業 | 15 |
8 | 神戸市役所 | 15 |
9 | アクセンチュア | 14 |
10 | NTT西日本 | 13 |
10 | 日立製作所 | 13 |
10 | 三菱重工業 | 13 |
11 | NTTドコモ | 12 |
11 | 大和証券 | 12 |
12 | パナソニック | 11 |
12 | 兵庫県庁 | 11 |
12 | 野村総合研究所(NRI) | 11 |
(参考:大学通信ONLINE|神戸大学)
大学病院や市役所、県庁への就職が目立ちます。
金融業界やIT・通信業界への就職も多く、経済学部や経営学部の強みが反映されているようです。
また、クボタをはじめ、ダイキン工業、パナソニック、日立製作所など、多様な製造業企業が上位を占めています。
これは工学部や理学部の卒業生の企業への貢献が大きく関わっており、OB・OGが多いのも特徴的です。
全体的に関西の企業が多いようですが、東京や名古屋の企業への就職者数も多く、地方にとどまらない就職をしている様子も見られます。
神戸大学の卒業生の年収
神戸大学の卒業生の年収は、国内の主要大学の中でも高水準な金額となっています。
年収は卒業後のキャリアパスにおける学生の優秀さを反映して水準よりも高くなっています。
日経転職版|【連載 その希望年収、適正ですか?】大卒年収調査2022年版によると、大学別の平均年収で神戸大学は6位の早稲田大学に次ぐ7位で907.5万円となっています。
年齢別の平均年収は以下のとおりです。
年代 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 495.6万円 |
30代 | 737.2万円 |
40代 | 982.7万円 |
50代 | 1319万円 |
この推移から、神戸大学卒業生の年収は年齢とともに確実に上昇していくことがわかります。
特に40代から50代にかけての上昇が顕著で、50代の平均年収は、東京工業大学に次ぐ4位となっています。
これは、管理職への昇進や専門性の向上が反映されていると考えられます。
年収の順位は、年齢を重ねるごとに順位を上げていっており、順調にキャリアアップしていることが読み取れます。
神戸大学の学生の就職活動
神戸大学の学生の就職活動は、大学のブランド力と充実した支援体制を強みとしており、高い就職率を特徴としています。
就職活動の開始時期は、一般的な就活スケジュールに沿って3年次の後期から本格化しています。
しかし、神戸大学では1年次からキャリア教育を実施しており、早期からの意識付けと準備が可能です。
- 1年次からのキャリア教育
- OB・OGネットワークの積極的な活用
1年次からのキャリア教育
キャリアセンターは、1年次から就職ガイダンスを開いたり、Skypeで個別の相談を受け付けたり、熱心に支援を行っています。
毎年、秋に発行されている就職ガイドブックはWebからダウンロードでき、参考になると大変好評です。
神戸大学キャリアセンター主催
— 神戸大学キャリアセンター (@KobeU_Career) September 6, 2024
※神戸新卒応援ハローワーク協力
【就活実践講座】
納得就活!!あなたのための個別相談会
■9/9(月)10:00~17:00
■会場:鶴一ラーニングコモンズ
■事前申し込みは不要!当日会場までお越しください!
■時間内であれば、いつ来ていただいても大丈夫です! pic.twitter.com/ILarcC4WuT
(参考:ORICON NEWS|【名門国立大】神戸大学の学生にリアルな就活事情について話を聞いてみた)
OB・OGネットワークの積極的な活用
神戸大学の広範なOB・OGネットワークを活用し、業界や企業の実態把握に努める学生が多いです。
キャリアセンターは以下5つのOG・OB訪問用のアプローチを提供しており、東京にも拠点を持つことから首都圏でのOB・OG訪問もサポートしています。
- キャリアセンターにある名簿から探す
- キャリアセンター東京分室にある名簿から探す
- KU-NET(神戸大学コミュニティネットワーク)のOB・OG訪問機能から探す
- ビズリーチキャンパスから探す
- 学内の就職支援組織で探す
神戸大学の学生のインターン事情
神戸大学の学生のインターンシップ参加は、キャリア形成と就職活動の重要な一環として位置づけられています。
大学は、インターンシップを学問的な問題意識のブラッシュアップやキャリア形成に向けた積極性を見出す非常に良い機会として学生に参加を促しています。
神戸大学のインターンシップは大きく4つに分けられます。
- 短期インターンシップ
- 中長期インターンシップ
- 海外インターンシップ
- 研究インターンシップ
短期インターンシップ
多くの学生が3年次の夏季休暇中に参加する1日〜2週間程度のプログラムです。
主にマイナビやリクナビなどの就職情報サイトを通じて個人で応募します。
中長期インターンシップ
2週間以上の期間で行われる、より実践的なプログラムです。
神戸大学の第4期中期計画では、博士課程後期課程学生の中長期インターンシップの充実をKPIとして設定しています。
(参考:Kobe University Repository : Kernel|「大学教員インターンシップ」の試行と課題)
また近頃は、神戸大学などの難関大学の学生で長期インターンに参加している学生が増え始めています。
就活で難関企業への内定を獲得するなら、長期インターンが非常にオススメです。
海外インターンシップ
神戸グローバルチャレンジプログラム(GCP)の一環として、海外での就業体験を提供しています。
例えば、モンゴルでの3週間のインターンシップでは、旅行代理店や大学、高専での実務経験が可能です。
その他インターンシップ以外にもドイツやベトナム、ラオスなど様々な国での取り組みが行われています。
(参考:神戸大学 神戸GCP|体験談)
研究インターンシップ
主に理系学生を対象とし、企業の研究開発部門で実践的な研究活動を行います。
特に博士課程の学生に向けたインターンシップでは、様々な参加企業があり、大手の企業も数多く含まれています。
神戸大学の就活に関するよくある質問
ここからは、神戸大学の就職活動に関して、学生からよく寄せられる質問とその回答を解説していきます。
神戸大学の就職率はどのくらいですか?
東京での就職活動はサポートされていますか?
神戸大学はJR有楽町駅前に東京分室を設置しており、首都圏での就職活動やOB・OG訪問をサポートしています。
地元企業だけでなく、東京や名古屋の企業にもアプローチすることが推奨されており、幅広いキャリアを選択できます。
就職活動で行き詰まった場合のサポートはありますか?
キャリアセンターでは「リセット講座」を開催しています。
この講座は就職活動に行き詰まりを感じている学生を対象とし、自己分析の再構築や業界研究の深化を図るプログラムを提供しています。
☆就活やり直ししたい★「就活リセット講座」を9/13(水)、鶴甲第1キャンパス ラーニングコモンズで開催。2018年卒予定の学部4年生、M2生、D生、外国人留学生対象。一日も早い内定を目指す人、公務員、教職、院進学から民間就職を考え始めた方歓迎! pic.twitter.com/FbyJ6CenGH
— 神戸大学凌霜会(社会科学系同窓会) (@ryosokai) July 7, 2017
まとめ
本記事では、神戸大学の学生の就職先や就職後の年収、就職活動について詳細に解説しました。
神戸大学の学生の就職活動は、OB・OGネットワークや早期からのキャリアセンターの支援を受けてさまざまな業界で行われています。
特に地元関西周辺の企業や大学への就職、商社、金融・保険業界、情報通信の業界はOB・OGのコネクションが強いようです。
神戸大学の学生はどのような就職先に行くのか、どのように就職活動をするのか参考になると幸いです。