九州大学の就活事情は？就職先ランキング・平均年収・インターンを解説！

九州大学の就職先ランキングは、以下の通りです。

（参考：大学通信ONLINE｜九州大学）

ランキングから、上位3位までが大学関連機関と九州電力で占められています。

これは九州大学が地域と密接に結びついていることを非常に強く表しています。

特に、県庁への就職はエリートコースと言われており、志望者が多くなっているようです。

九州大学病院への就職者数が非常に多いことからは、医学部や関連学部の卒業生の多くが地元の医療機関に貢献していることが伺えます。

一方で、日産自動車、日立製作所、三菱重工業、トヨタ自動車などの全国規模の大手企業も上位にランクインしています。

これは、九州大学の卒業生は研究力や技術的においても高い評価を受けているためです。

特に工学部や理学部の卒業生にとって、これらの企業は技術職や研究職として魅力的な就職先となっています。

九州大学卒業生の年収は、全国の大学卒業生の中でも比較的高い水準にあります。

日経転職版｜【連載　その希望年収、適正ですか？】大卒年収調査2022年版によると、九州大学の年収は大学別の平均年収で10位の東京理科大学に次ぐ11位で860.4万円となっています。

年齢別の平均年収は以下のとおりです。

年齢が上がるにつれて、九州大学卒業生の年収はどんどん上昇していることがわかります。

50代になると平均年収は1167.9万円に達し、全国ランキングで10位に入ります。

特に大学院修了者は学部卒業者と比較して、平均で15〜20%程度年収が高くなると知られています。

特に理系の分野では、修士号や博士号の取得が年収アップに直結しやすくなっています。

九州大学の就職活動の傾向としては、以下の点が挙げられます。

地元志向の強さ

九州大学の学生は地元企業への就職を強く志向する傾向があります。

福岡銀行、九州電力、JR九州、西日本鉄道などの地元大手企業が就職先となっています。

このことから、九州地方における九州大学のブランド力の強さと、地元企業との強固なパイプラインによるものでキャリア支援の手厚さが伺えます。

（参考：ORICON NEWS｜【超名門国立大】九州大学の学生にリアルな就活事情について話を聞いてみた）

公務員志望の学生の増加

近年、九州大学では公務員を志望する学生が増加しています。

特に県庁や市役所などの地方公務員は、九州大学生にとって人気の進路となっているようです。

大学が提供する公務員試験対策講座は非常に人気があり、利用する学生は非常に多いです。

九州大学の学生のインターンシップ参加は、キャリア形成と就職活動の重要な一環として考えられています。

大学は学生のインターンシップ参加を積極的に推進しており、以下のようなプログラムと支援体制を整えています。

一般的なインターンシップ

九州大学キャリア・就職支援システムを通じて、多数の企業からのインターンシップ募集が学生に提供されています。

キャリアセンターにはOB・OGの方を中心とした企業のパンフレットなどがあります。

九大インターンシップ

「九大インターンシップ」を基幹教育科目（総合科目【オープン科目】・２単位）の集中講義として開講しています。

組織運営における資金・人・建物・情報等の管理、大学の将来構想や教育課程に関わる企画・立案、そして実現に至るまでの道のりについて、現場の見学や業務の体験を通じて知ることができる内容となっています。

大学職員や公的機関への就職を考える方にとっては、将来のキャリアを描く上で非常に貴重な経験となるはずです。

（参考：九州大学｜インターンシップ）

ジョブ型研究インターンシップ

博士後期課程学生を対象とした、長期（原則2ヶ月以上）・有給・ジョブ型の研究インターンシップ制度です。

正規の教育課程の単位科目として実施され、単位認定が可能です。

（参考：九州大学｜ジョブ型研究インターンシップ）

ここからは、九州大学の就職活動に関して、学生からよく寄せられる質問とその回答を解説していきます。

（参考：九州大学｜キャリア・就職支援）

本記事では、九州大学の学生の就職先や就職後の年収、就職活動について詳細に解説しました。

九州大学の学生の就職活動は、国家・地方公務員志望が多いことが特徴的です。

また、他の分野でも手厚いキャリアセンターの支援を駆使してさまざまな業界で就職活動が行われています。

九州大学の学生はどのような就職先に行くのか、どのように就職活動をするのか情報が必要な方の力になれれば幸いです。