【新卒必見】日本郵船への就職はエリート?採用大学・年収・インターンを解説!
大手海運業界の1つである日本郵船株式会社(以下、日本郵船)。
実際に選考を受けるとなると、就職難易度や選考フロー、インターンの内容などが気になりますよね。
本記事では、現役東大生の筆者が日本郵船の内定を目指すにあたって知っておきたい情報を徹底的に解説します。
ぜひ、本記事を参考に日本郵船の選考に向けて対策をしてください。
目次
日本郵船は何の会社? 日本郵船の就職難易度 日本郵船の採用大学 日本郵船の年収・給与 日本郵船の選考フローと選考対策 日本郵船のインターンはどのような内容? 日本郵船の就活に関するよくある質問 まとめ日本郵船は何の会社?
日本郵船は東京の丸の内に本社を置く、海運業界に属する企業です。
“Bringing value to life.”という企業理念のもと、世界中の人々の豊かな暮らしの実現とあらゆる生物や環境への価値提供を目指しています。
顧客のニーズに合わせてあらゆるモノを運搬するために、貨物の特徴に合わせた専用船を所有している点が日本郵船の特徴の1つです。
日本郵船の従業員が駐在している国数は26カ国に上り、駐在員も250名となっているので、グローバルな視点をもって活躍したい人にもおすすめの企業です。
社名 | 日本郵船株式会社Nippon Yusen Kabushiki Kaisha (Nippon Yusen Kaisha、またはNYK Line) |
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創立 | 明治18年(1885年)9月29日(創業 同年10月1日) |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目3番2号 郵船ビル |
従業員数 | 257,294名 |
資本金 | 144,319,833,730円 |
会社HP | https://www.nyk.com/ |
日本郵船の就職難易度
東洋経済ONLINE発行の『最新版「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社』によると、日本郵船は29位で入社難易度は「61.9」です。
海運業界は普段身近に感じられる企業ではないかもしれませんが、就職活動を進める中で事業規模の大きさやグローバルに活躍できる点に惹かれて志望する就活生が多い業界です。
就職難易度は非常に高いため、しっかりと選考対策を行う必要があります。
日本郵船の採用人数
日本郵船の採用人数は、2023年入社が62名でした。
2021年入社が54名、2022年入社が56名だったので年々採用人数は増加していますが、決して採用人数は多くありません。
日本郵船に入社するのは非常に狭き門であることを念頭において、選考対策に注力しましょう。
日本郵船の採用倍率
日本郵船の正式な採用倍率は公表されていません。
概算値になりますが、50倍以上の倍率になると予想されます。
算出方法は多くの就活生が利用するリクナビで、日本郵船へのエントリーを検討している人数である3,469名を採用人数の62名で割っています。
あくまで参考程度にしてください。
日本郵船の採用大学
日本郵船の採用大学の実績は以下の通りです。
筑波大学、慶應義塾大学、東京大学、一橋大学、東北大学、早稲田大学、中央大学、立教大学、関西学院大学、東京外国語大学、大阪大学、明治大学、法政大学 北海道大学、東北大学、東京大学、京都大学、横浜国立大学、広島大学、慶應義塾大学、筑波大学 他
参考:就職四季報2025-2026|就活には就職四季報 (toyokeizai.net)
日本郵船に学歴フィルターは存在するのか?
採用大学の一覧に高学歴の学校名ばかりが並んでいるからと言って、必ずしも学歴フィルターがあるわけではありません。
大学の偏差値と学生の優秀さには強い相関関係があるため、採用活動を終えて内定者の学校一覧を並べてみると、入試難易度の高い学校の学生が多く集まっていることは容易に想像できます。
学歴に自信のない就活生は周囲の優秀な就活生以上に選考対策を行い、自分こそ日本郵船に入社すべき人材であることをアピールしましょう。
日本郵船の年収・給与
2023年度の日本郵船の平均年間給与は、1,378万円でした(参考:有価証券報告書)。
平均年収が1,000万円を優に超えているとなると、高いと感じる就活生が多いのではないでしょうか。
新卒の初任給は323,300円なので、1年目から給与待遇は非常に良い企業の1つです。
若手のうちから高収入を狙いたい就活生におすすめの企業です。
日本郵船の選考フローと選考対策
ここからは日本郵船の選考フローと対策方法について解説します。
エントリーシート
最初の選考ステップは、エントリーシートです。
過去の選考では、ガクチカと人生における最大の転換期についての2問が出題されました。
設問数は少ないですが、ガクチカは600文字指定で行動の過程における具体的な行動や工夫を示すように指示されており、日本郵船用に回答を作成する必要があります。
文字数が多くても、論理的な構成で読み手にとって理解しやすい文章になっているかをチェックしましょう。
また、2つの設問を通して自身がどのような価値観の持ち主なのかをアピールできるように、事前に自己分析をしっかりと行ってから回答作成を行ってください。
今後の面接で使用されるはずなので、エントリーシートをしっかりと記載することが面接でのスムーズな受け答えに繋がります。
Webテスト
日本郵船のWebテストは、専用試験会場での企業オリジナル問題です。
所要時間は約1時間で、言語・非言語・英語が20分ずつ出題されます。
企業オリジナル問題は対策方法がありませんが、問題形式がSPIやGABに似ていると感じる就活生もいるため、日頃からWebテストの問題に慣れておくことをおすすめします。
解いたことのない形式が出題されてびっくりする就活生も一定数いますが、周囲の就活生も同じように感じていると考えましょう。
複数回の面接
日本郵船の面接回数は4回が基本です。
各回の時間は20分程度で、就活生1人に対して面接官2人で行われます。
4回の面接を通してパーソナルな質問が中心であるため、徹底的な自己分析が面接突破のカギです。
幼少期から現在の自分に共通していることは何かと過去に出題された事例もあるため、学生時代よりも以前の自分も振り返っておきましょう。
パーソナルな質問以外には、以下のような質問が過去にされています。
- 志望動機
- 就活状況
- 自分を表す漢字一文字
- 中期経営計画を読んだ感想
参考:日本郵船の新卒採用・会社概要とクチコミ|就活サイト【ONE CAREER】
数は少ないものの、志望度の高さを測るような質問もされるのでしっかりと対策を行いましょう。
4回の面接を突破すると内定を貰えます。
日本郵船のインターンはどのような内容?
ここからは日本郵船のインターンについて紹介します。
日本郵船は陸上職事務系・陸上職技術系・海上職の3つの職種があり、各職種でインターンが開催されます。
1つずつみていきましょう。
陸上職事務系
陸上職事務系のインターンは、不定期船の収益を競い合うワークを行います。
実際の業務を体験するようなワークを行うことによって、日本郵船の陸上職事務系の仕事内容を理解できるチャンスです。
インターンの希望人数が多いと抽選になります。
7月以降に複数回に分けて実施予定ですが、早めの回にエントリーすることをおすすめします。
実施期間 | 7月以降複数回に分けて開催 |
実施場所 | オンライン |
応募締め切り | 6/30 |
応募資格 | 全学年対象/学部学科は不問 |
報酬 | ー |
参考:NYK Career school 陸上事務編 |就活イベント・インターンの詳細情報|就活サイト【ONE CAREER】
陸上職技術系
陸上職技術系のインターンは、対面形式の1dayで行われます。
インターンでは、造船の計画や就船後のメンテナンスなど技術系の一連の仕事を学びます。
船舶に関する知識がない就活生でも参加可能なので、少しでも興味のある場合はエントリーしましょう。
希望者多数の場合は、事務系同様に抽選になるので早めに応募してください。
実施期間 | 7月以降毎月開催 |
実施場所 | 東京本社 |
応募締め切り | 6/30 |
応募資格 | 全学年対象/学部学科は不問 |
報酬 | ー |
参考:NYK Career school 陸上技術編 |就活イベント・インターンの詳細情報|就活サイト【ONE CAREER】
海上職
海上職のインターンは、オンラインでの開催です。
大型船舶の内部や港の映像を通して、外航船員(機関士・航海士)の業務を知ることができます。
身近ではない機関士や航海士の仕事を知ることで、より海運業界への理解も深まるはずです。
応募者多数の場合は抽選になってしまうので、早めにエントリーしましょう。
実施期間 | 7月以降毎月複数回開催 |
実施場所 | オンライン |
応募締め切り | 6/30 |
応募資格 | 全学年対象/学部学科は不問 |
報酬 | ー |
日本郵船の就活に関するよくある質問
ここからは、日本郵船の就活において就活生が気になる質問を解説します。
日本郵船の社風は?
日本郵船の社風は、穏やかな人が多いと良く聞きます。
体育会の人が多いというイメージのある海運業界ですが、企業によって大きく異なります。
競合他社である商船三井や川崎汽船と比べてみながら、自身にマッチしそうか検討してみるといいでしょう。
日本郵船の残業は多い?
日本郵船の2022年度の月平均残業時間は、19.1時間でした。
月の稼働日数を20日と考えると1日1時間程度の残業時間になるので、仕事とプライベートを両立できる企業と言えるでしょう。
職種や部署によって残業時間や繁忙期は異なるため、気になる就活生はOB訪問などで確認することをおすすめします。
まとめ
本記事では、日本郵船の就職難易度や、採用大学、年収、そして日本郵船の内定に必要な情報を紹介しました。
入社難易度が比較的高い企業であるため、日本郵船に入社したい学生は、しっかりと選考対策を行いエントリーするようにしましょう。