【27卒必見】カゴメの就職難易度・採用大学・年収・インターンを解説!

大手食品メーカーへの就職を目指す就活生必見!!
カゴメ株式会社(以下、カゴメ)への内定を目指したいが、「就職難易度はどれくらい?」「学歴フィルターはある?」などの不安を持つ就活生も多いのではないでしょうか。
本記事では、カゴメについての就職難易度、過去の採用大学、年収、選考フローから選考対策までの情報を網羅的に解説しています。
カゴメへの内定を効率よく目指す学生に限らず、カゴメについてさらに多くの情報を得ようとしている方に最適な記事となっています。
ぜひ参考にしてみてください!
目次
カゴメは何の会社? カゴメの就職難易度 カゴメの採用人数 カゴメの採用倍率 カゴメの採用大学 カゴメに学歴フィルターは存在するのか? カゴメの年収・給与 カゴメの選考突破のポイント ① 他人と被らない「ガクチカ」を用意する ②入念な面接対策を行う カゴメの選考フローと選考対策 ステップ①:エントリーシート ステップ②:WEBテスト ステップ③:一次面接 ステップ④:WEBテスト ステップ⑤:グループディスカッション ステップ⑥:二次面接 ステップ⑦:最終面接 カゴメの就活に関するよくある質問 Q. カゴメの離職率は? Q. カゴメの社風は? Q. カゴメの残業は多い? まとめカゴメは何の会社?

カゴメは、野菜ジュースやケチャップなどを販売している日本の大手食品会社です。
私たちにとって身近な食品を多数扱っています。
食を通じて社会課題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業になることを掲げています。
社名 |
カゴメ株式会社 |
|---|---|
設立 |
1949年(昭和24年) |
本社所在地 |
愛知県名古屋市中区錦3丁目14番15号 |
従業員数 |
3,184名(2024年12月31日時点) |
資本金 |
19,985百万円(2024年12月31日時点) |
会社HP |
(参考:会社概要|カゴメ)
(参考:有価証券報告書|カゴメ株式会社)
カゴメの就職難易度

2025年2月に東洋経済ONLINEが発行した『「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200』によると、カゴメは111位であり、入社難易度は「58.8」となっています。
入社難易度とは、企業に就職した学生の出身大学の入試難易度(偏差値)をもとに算出した指標です。具体的には、各企業に就職した学生の出身大学の偏差値に人数を掛け、その合計を就職者数で割った平均値を「入社難易度」として示しています。つまり、難関大学の学生の就職割合が高い企業ほど、入社難易度が高いとされています。
カゴメは大手食品会社であることから、就活生からの人気もあり就職難易度は非常に高くなっています。
また、高学歴の学生が多数応募することも、入社難易度が高い要因の一つといえます。
カゴメの採用人数
カゴメの2025年度の採用人数は、30名(研究技術職:11名、事務職:19名)でした。
ちなみに、それ以前の採用人数は以下のようになっています。
| 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
|---|---|---|---|---|
研究技術系 |
17名 |
16名 |
20名 |
13名 |
事務系 |
19名 |
15名 |
13名 |
14名 |
合計 |
36名 |
31名 |
33名 |
27名 |
(参考:採用実績|KAGOME)
カゴメの採用倍率
カゴメの正式な採用倍率は公表されていません。
概算値にはなりますが、採用倍率は約604倍以上になると筆者は考えています。
ONE CAREER|カゴメによるとお気に入り登録数が18,132名(2025年11月18日現在)となっており、25年度の採用人数である30名で割ると約604倍になります。
カゴメは就活生からの人気も高く、食品系のメーカーということもあり採用倍率は非常に高くなっています。
内定を勝ち取るには、しっかりと選考対策を行う必要があります。
カゴメの採用大学
<国内>
北海道大学、小樽商科大学、東北大学、山形大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、東京家政大学、千葉大学、一橋大学、横浜国立大学、埼玉大学、東京都立大学(首都大学東京)、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、立教大学、明治大学、法政大学、中央大学、青山学院大学、国際基督教大学、学習院大学、国学院大学、工学院大学、日本女子大学、名古屋大学、名古屋工業大学、南山大学、京都大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、神戸大学、兵庫県立大学、同志社大学、同志社女子大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学、神戸外国語大学、奈良女子大学、徳島大学、広島大学、県立広島大学、岡山大学、九州大学、長崎大学、宮崎大学、鹿児島大学、立命館アジア太平洋大学、琉球大学、西南学院大学、徳島大学
<海外>
北京大学、清華大学、上海交通大学、復旦大学、中国農業大学、山東大学、エディンバラ大学、ジェームスクック大学、ピッツァー大学
カゴメに学歴フィルターは存在するのか?
結論から言うと、カゴメに学歴フィルターは存在しません。
とはいえ、食品系のメーカーであり、就活生から知名度も人気もあるので高学歴の学生が多く受けることも事実です。
企業研究・選考対策をしっかりしましょう。
カゴメの年収・給与

カゴメの平均年収は8,917,248円(2024年12月31日時点)です。
(参考:有価証券報告書|カゴメ株式会社)
同業の競合他社と比較してもかなり高い年収となっています。
また、カゴメは給与はもちろん、その他福利厚生も十分に整っています。
以下に一例を挙げます。
- 福利厚生倶楽部
- 各種社会保険制度
- 共済会
- 社員持株会
- 財形貯蓄制度
他
(参考:新卒採用|カゴメ)
カゴメの選考突破のポイント

ここまでは、カゴメの会社概要・採用大学・年収などを詳しく解説しました。
ここからは、カゴメの選考を突破し、内定を獲得するためのポイントを詳しく解説していきます。
以下がカゴメに内定するための主な2つのポイントになります。
①他人と被らない「ガクチカ」を用意する
②入念な面接対策を行う
① 他人と被らない「ガクチカ」を用意する
面接では、「学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)」「挫折した経験」「リーダーシップを発揮した経験」など、さまざまな形で学生時代の経験が問われます。
この経験を話す際に大切なのは、他の学生との差別化ができるかどうかです。
アルバイトやサークル活動は多くの学生が語る内容であり、面接官にとっては新鮮味がなく、他の学生に埋もれてしまう可能性があります。
実際に、カゴメのような難関企業の内定者には「大学時代に特異なプロジェクトを経験した人」「全国規模の大会に出場した人」「海外での留学経験がある人」など、ユニークな経験を持つ学生が多数含まれています。
こうした特別なエピソードは、カゴメの選考を突破する上で非常に重要です。
この記事を読んでいる方の中にも、「面接で話せる特別な経験がない」「他の学生と似たガクチカしかない」と悩んでいる方がいるかもしれません。
そのような方にとって、今からでも差別化できるようなガクチカを作ることが大切です。
ただし、「全国大会に出場する」「起業する」などの大きな成果を短期間で実現するのは難しいかもしれません。
その代わり、最も効率的に強力なガクチカを作る方法として「長期インターン」への参加をおすすめします。
長期インターンでは、実際のビジネスの現場で働くことができ、具体的なプロジェクトや学び、失敗談など、多彩なエピソードを得ることができます。
こうした実務経験は、面接の際に具体的で魅力的な話をする際の大きな強みとなるでしょう。
さらに、長期インターンに参加する学生はまだ少ないため、他の応募者との差別化にもつながります。
カゴメのような企業を志望しているが、まだ強力なガクチカがないと感じている方は、まずは長期インターンの機会を探すことが内定獲得への大きな一歩になるでしょう。
②入念な面接対策を行う
カゴメの面接では、エピソードの内容だけでなく、会話の流れや表現力が非常に重要です。
そのため、面接本番に備えて、話す練習を徹底的に行う必要があります。
さらに、カゴメは食品業界を代表する企業の一つであり、その中で働く社員としての品格や態度が求められるため、日頃から社会人との接点を持つことが大切です。
とはいえ、通常の大学生活の中で社会人と交流する機会は限られています。
では、どのようにして社会人と関わり、ビジネスマナーを学ぶことができるのでしょうか?
その答えの一つが「長期インターンへの参加」です。
長期インターンでは、実際の業務を通じて社会人と密に関わりながら働くことができ、ビジネスの現場で求められる振る舞いやマナーを自然と身につけることができます。
長期インターン経験者は、言葉遣いや行動の端々にビジネスパーソンとしての素養が現れやすく、面接官にも好印象を与えるでしょう。
カゴメを目指す方にとって、長期インターンの経験は大きな武器となります。
日常的に社会人と関わる中で、面接で役立つビジネスマナーやスキルを磨いておくことは、内定への近道となるでしょう。
興味のある方は、自分に合った長期インターンを探してみてください。それが、カゴメで活躍するための第一歩となるかもしれません。
以下の記事では、「長期インターンがなぜ就活に有利になるのか」ということについて詳しく解説しています。
長期インターンは就活に有利になる?東大生が実体験とともに解説!
長期インターンが本当に就活に有利になるか、疑問を持つ方も多いと思われます。本記事では、長期インターンが就活に有利になる理由を、筆者の体験談を交えて紹介します!
カゴメの選考フローと選考対策

ここからは、カゴメの選考フローと選考対策について解説します。
カゴメでは、以下に示す職種で募集を行っています。
- 研究技術系総合職(工場)
- 研究技術系総合職(食品安全)
- 研究技術系総合職(食健康)
- 研究技術系総合職(農業)
- 研究技術系総合職(商品開発)
- 事務系総合職(営業)
- 事務系総合職(SCM)
- 事務系総合職(システム戦略推進)
- 事務系総合職(財務経理)
ここでは、事務系総合職(営業)の選考フローについて、詳細に解説します。
選考フローは以下のとおりです。
ステップ①:エントリーシート
ステップ②:WEBテスト
ステップ③:一次面接
ステップ④:WEBテスト
ステップ⑤:グループディスカッション
ステップ⑥:二次面接
ステップ⑦:最終面接
ステップ①:エントリーシート
まず最初の選考ステップはエントリーシートです。
25年度採用のエントリーシートで実際に出題された質問は、以下のとおりです。
- 特技・得意分野(80字以内)
- 自慢(50字以内)
- マイブーム(50字以内)
- 好きな食べ物(50字以内)
- 最近のベストバイ(50字以内)
- 周囲との衝突を恐れず、交渉や折衝した経験を具体的に教えてください。(200字以内)
- それを解決することが出来た要因を分かりやすく教えてください。(200字以内)
- カゴメで取り組みたい営業活動(200字以内)
- カゴメで実現したい夢(200字以内)
文字数が少ない質問は要点をまとめて簡潔に答える必要があるでしょう。
ステップ②:WEBテスト
SPI形式のWEBテストで、テストセンターで受験します。所要時間は1時間ほどです。内容は言語、非言語、性格となっています。
難易度は普通ですが、不安な場合は他社のテストや参考書で練習しておくと良いでしょう。
テストセンター形式は他の受験者がいる場所での受験となるため、緊張して普段どおりの力を出せない就活生もいます。
カゴメの選考を受ける前に、SPI形式のテストをテストセンターで受験する方式を採用している他企業の選考を経験しておくことをおすすめします。
また、本選考がスタートすると他の企業のWEBテストを受ける就活生もいるため、テストセンターの予約がとりにくいです。
WEBテストの受験案内が来たら、すぐに予約をしましょう。
ステップ③:一次面接
オンラインで人事社員1人と学生1人での20分程度の個人面接を行います。
25年度採用の一次面接で実際に出題された質問は、以下のとおりです。
- 志望動機
- ガクチカ
- カゴメに入ってどのようなことをしたいか
- 逆質問(1~2問)
など
ガクチカは特に深く掘り下げられる傾向があります。
志望動機については、カゴメが注力している事業や今後の方針を事前に調べ、それらと自身の志望理由を結びつけて説明できるようにしておくと良いでしょう。
また、過去年度の一次面接では、上記の質問に加えて「自身の強み」についても聞かれたようです。
自身の強みを伝える際は、カゴメの求める人物像(たくさんチャレンジして、たくさん失敗して、それでもまた踏ん張って立ち向かえる人)と自分自身を結びつけて伝えると良いでしょう。
(参考:25年卒 事務系総合職(営業)の選考ステップ|ワンキャリア)
(参考:採用担当メッセージ|KAGOME)
ステップ④:WEBテスト
2回目のWEBテストは、企業オリジナルの試験を自宅で受験する形式です。内容は計数と性格検査で、所要時間は約30分です。
通過率は公表されていませんが、内容が簡単な四則演算と性格検査のみであることから、比較的高いと予想されます。
ステップ⑤:グループディスカッション
カゴメのグループディスカッションは、会議室で実施される約1時間の選考です。
社員4名が参加し、学生は7名ずつ2グループに分かれて議論を行います。
議論時間は30分、終了後には各グループに2〜3分間の発表時間が設けられており、議論内容をまとめて説明する形式となっています。
25年度採用のグループディスカッションでは、 「食品企業の営業パーソンに求められる役割と行動」というテーマが出題されました。
食品メーカーとしてのカゴメの業務理解や、営業に求められる視点を踏まえて議論することが求められます。
グループディスカッションはカゴメの採用の鬼門となります。しっかりと対策をしたうえで臨みましょう。
ステップ⑥:二次面接
オンラインで社員3人(人事部長、営業本部長を含む)に対して学生1人で行われる個人面接です。
25年度採用の二次面接で実際に出題された質問は、以下のとおりです。
- 志望動機
- ガクチカ
- GDの振り返り
- 営業について
- 特定の商品を実際に営業する場合、どうするか
- 逆質問(1~2問)
など
この面接では、上記のような質問をされるほか、ロールプレイングという特殊な課題が課されます。
カゴメの商品や営業業務について、深い理解を備えていることが求められます。
ステップ⑦:最終面接
最終面接は、本社にて社員2人と学生1人で、約30分ほどで行われます。
25年度採用の最終面接で実際に出題された質問は、以下のとおりです。
- 志望動機
- 学生時代に力を入れたこと
- 入社の意思
- どのような社員になりたいか
など
二次面接と比べると、より穏やかな雰囲気で進められるようです。
「どのような社員になりたいか」という質問は特に深掘りをされます。カゴメの企業理念である「感謝」「自然」「開かれた企業」への理解を示したうえで、自分がどのようにカゴメに貢献できるのかを具体的に伝えると良いでしょう。
カゴメの就活に関するよくある質問

ここからは、カゴメの就活に関するよくある質問について解説します。
カゴメの離職率は?
カゴメの離職率は、2.1%(2024年1月1日〜12月31日)です。
厚生労働省によると、一般労働者の離職率は11.5%であるので、カゴメの離職率は比較的低いと言えるでしょう。
また、女性総合職の入社5年で約4割という離職率を半減することを目標に掲げています。
カゴメの社風は?
風通しがよく、立場関係なく意見を受け入れる文化があります。
(参考:カゴメ|人材開発・モチベーションの向上)
カゴメの残業は多い?
カゴメの社員一人あたりの月平均残業時間は16.1時間(2024年1月1日〜12月31日)です。
(参考:数字で見るカゴメ|KAGOME)
一般的に、月の残業時間が20時間程度であればホワイト企業と評価されることが多いため、カゴメは残業が非常に少なく、ワーク・ライフバランスの整った企業であると考えられます。
まとめ
本記事では、カゴメの就職難易度、採用傾向、年収、そしてカゴメの内定に必要な情報について詳しく紹介しました。
カゴメの選考を突破するためには、他の候補者と差別化できる「経験」を準備し、徹底した面接対策で臨むことがポイントです。
しかし、「特別な経験がない」「人と似たようなガクチカしかない」と感じる方も多いでしょう。
その場合は、今からでも差別化できるエピソードを作ることが重要です。
最も効率よく強力なガクチカを得る方法として、「長期インターン」への参加がおすすめです。
長期インターンでは、実際に食品業界や関連分野のビジネス現場で働くことができ、プロジェクトへの取り組みや学び、課題克服など、面接でアピールできる具体的なエピソードを得ることができます。
特に、食品開発やマーケティング、持続可能な農業など、カゴメの事業に関連する経験を積むことで、選考でも大きなアピールポイントになります。
また、長期インターンに参加している学生は少なく、他の応募者と差をつけることが可能です。
カゴメを志望しているものの、まだ強力なガクチカがない方や面接が不安だという方は、長期インターンの機会を探すことが内定への大きな一歩となるでしょう。
興味があれば、ぜひ食品業界や関連分野での長期インターンをチェックしてみてください!
