【新卒必見】パナソニックの就職難易度・採用大学・年収などを解説!
テレビやノートパソコンなどの電化製品に「Panasonic」とロゴが入っているので、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)のことを知っている就活生は多いのではないでしょうか。
有名企業の1つであるパナソニックの選考を受けるとなると、「初任給がどれくらいなのか」「内定を獲得するのは難しいのか」など気になりますよね。
本記事では、現役東大生である筆者がパナソニックの就職難易度、採用大学、インターン時期など選考に関する重要な情報を徹底的に解説します。
メーカーへの内定を目指す方やパナソニックに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
パナソニックは何の会社?
パナソニックは、1935年に設立されて大阪府に本社を置く大手電機メーカーです。人々の価値観やライフスタイルが多様化していく中で、家電やサービスを通してそれぞれに合ったくらしをサポートしています。また、法人向けにも事業を展開しており、社会に求められる空間づくりのためのソリューション提案も行っています。2030年に向けて、くらしの豊かさの維持向上と地球・社会課題の解決を目指している点もパナソニックの特徴です。
社名 | パナソニック ホールディングス株式会社 |
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設立 | 1935年 |
本社所在地 | 大阪府門真市大字門真1006番地 |
従業員数 | 約94,000名 |
資本金 | 2593億円 |
会社HP | https://www.panasonic.com/jp/about.html |
パナソニックの就職難易度
東洋経済ONLINE発行の『最新版「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社』によると、パナソニックは181位で入社難易度は「58.2」です。
パナソニックは誰もが知っている電機メーカーだからこそ、メーカー志望の学生だけでなく大手志向の学生も選考にエントリーすることで、就職難易度が引き上げられていることが予想できます。
パナソニックはくらしに関わる幅広い事業領域をもっているため、あらゆる視点から捉えることができ、パナソニックならではのビジネスに魅力を感じている学生は入念な対策を行うはずなので、内定獲得を目指すには徹底的に対策を行う必要があるでしょう。
パナソニックの採用人数
パナソニックは、グループ全体で1400人採用すると公表しています。
ここ数年採用人数は増加し続けているので、さらなる事業拡大や発展のために新たな人材を求めていると言えるでしょう。
1400人と聞くと枠が多いので簡単に内定がもらえるのではと感じる就活生もいるかもしれませんが、難易度の高いパナソニックの選考は簡単に突破できるほど甘くありません。
パナソニックの採用倍率
パナソニックの正式な採用倍率は公表されていません。
パナソニックに入社予定の友人によると、倍率は200倍以上だったとの噂もあるようです。
入社難易度の高い企業ランキングにランクインするほどなので、200倍は妥当な数字ではないでしょうか。
パナソニックの採用大学
パナソニックの採用大学は以下の通りです。
東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、名古屋大学、東北大学、北海道大学、九州大学、東京工業大学大、筑波大学、電気通信大学、千葉大学、岡山大学、広島大学、早稲田大学、慶応大学、上智大学、同志社大学、立命館大学、関東学院大学、関西大学、東京理科大学、明治大学、中央大学、法政大学、日本大学、近畿大学
全国各地の大学の学生が採用されています。
パナソニックに学歴フィルターは存在するのか?
採用大学の実績を見ると難関大学がずらりと並んでいるので学歴フィルターがあるように感じられますが、必ずしも学歴フィルターが存在するわけではありません。
採用大学の中には、標準的なレベルの大学も入っているので学歴だけを理由に落とされることはないと考えられます。
学歴と学生の優秀さには強い相関関係があるので、選考が全て終わった結果、学歴の高い学生が集まっているのでしょう。
学歴フィルターがなければ、選考対策をしっかり行うことで内定獲得のチャンスが誰にでもあるということなので、入念に準備をしましょう。
パナソニックの年収・給与
パナソニックの平均年収は、908万円です(参考:有価証券報告書)。
平均年収を見ると、非常に高いと感じられますよね。
後ほど紹介しますが、初任給も高く勤続年数が長くなるほど年収も上がっていくので給与待遇の良い企業に就職したい学生にもおすすめです。
パナソニックの選考フローと選考対策
ここからはパナソニックの選考フローと選考対策について紹介します。
パナソニックは技術系・事務系・クリエイティブ系の職種別に選考が行われます。
パナソニックグループ全体の選考を受けて配属されたグループ会社の1つに入社する方式と、選考の段階から入社を希望する会社を選んで受ける方式があります。
採用ページの選考プロセスより、選考の一例を紹介します。
エントリーシート
パナソニックの最初の選考ステップはエントリーシートです。
パナソニックに入社予定の友人によると、エントリーシートでは以下の設問が出題されたようです。
- 「我こそ◯◯である」。その言葉を選んだ理由を教えてください。
- 大学時代に主に取り組んだことを3つ教えてください。併せて、その取り組みの比重を教えてください。
- 上記のうち、「あなたが新たに挑戦、実行した取組み」の観点から具体的なエピソードをご記入ください。
- 上記のうち、「組織・チームなど、複数人での活動」の観点から具体的なエピソードをご記入ください。
- チャレンジしたい仕事や実現したい夢についてご記入ください。
設問をみるとガクチカや志望動機など、就活において一般的な質問ではあるものの、パナソニックならではの回答の仕方を求められています。
入社後にチームの一員として他者と協働しながらも、個人としてこだわりをもって物事に取り組めるかを重視していると考えられます。
自己分析をしっかりと行ってからエントリーシートを作成するようにしましょう。
Webテスト
パナソニックのWebテストはSPI形式です。
対策としては市販の問題集を使って日々勉強を進めるといいでしょう。
パナソニックの就職難易度は高く、多くの優秀な学生がエントリーしているので各選考フローで一定数落とされます。
Webテストの点数が低いと先のステップに進めず、どれほど企業研究や面接対策をしても発揮する場がなくなってしまうのは悲しいですよね。
パナソニックの選考を受ける前に、他社でSPI形式のWebテストを採用している企業の選考を受けておくことをおすすめします。
一次面接
コースや年によって若干異なるようですが、パナソニックの選考を受けた友人の話では30分程度で、学生2人に対して面接官が1人でした。
この時点では事業会社が決まっていないため、ガクチカやチームでの経験などの基本的な質問がメインです。
学生2人で30分なので、1人あたりの時間は15分弱になります。
冗長にならず、結論ファーストで相手にわかりやすく伝えることを心がけましょう。
二次面接
二次面接は学生1人に対し、面接官1人の30分弱で行われます。
二次面接では以下のような質問がされます。
- 自己PR
- 志望職種とその理由
- 志望している事業会社とその理由
- 就活の軸
- パナソニックの志望理由
二次面接からは、志望動機を中心に聞かれるのが特徴です。
なぜ同業他社ではなくパナソニックなのか、そしてその中でどの事業会社で何をしたいのかを明確に伝える必要があります。
単にパナソニックの商品やサービスが好きというだけでは選考通過は難しいので、自身の就活の軸とパナソニックを照らし合わせて企業分析を行った上で、面接対策に取り組みましょう。
最終面接
最終面接は、学生1人対して面接官2人の45分程度で行われます。
人事面接と職種面接があり、人事面接では自己PRなどのパーソナルな質問がされ、職種面接では志望理由やパナソニックの戦略についての質問がされるようです。
しっかりとパナソニックを研究した上で選考に臨むことで志望度の高さを示せるので、最後まで油断せずに入念に選考対策をしましょう。
内定
複数の選考ステップを経て、内定になります。
パナソニックの就活に関するよくある質問
ここでは、パナソニックの就活に関するよくある質問をまとめています。
パナソニックの初任給は?
パナソニックの初任給は、2023年実績で学部卒が241,000円、大学院卒が265,000円でした。
厚生労働省による「令和元年賃金構造基本統計調査(初任給)」では、初任給の平均が学部卒は 210,200 円、大学院卒は 238,900 円なので、パナソニックの初任給は平均よりかなり高いことがわかります。
近年、物価高騰に伴う賃金の引き上げを行う企業が増えているので、初任給がさらに上がる可能性もあるでしょう。
パナソニックのインターンはいつ?
パナソニックのインターンは夏と冬の年2回開催されます。
1〜2週間の長期のものもあれば、数日間の短期のインターンもあります。
長期開催のインターンに参加した学生にはリクルーターがついたり、一部の選考ステップが免除になったりするので、パナソニックへの入社を強く希望する就活生はインターンに参加できるように、早い時期から対策を行うことをおすすめします。
まとめ
本記事では、パナソニックの就職難易度や、採用大学、年収、そしてパナソニックの内定に必要な情報を紹介させていただきました。
非常に入社難易度が高い企業であるため、パナソニックに入社したい学生はしっかりと選考対策を行い、エントリーするようにしましょう。