【27卒必見】オムロンの就職難易度・採用大学・年収・インターンを解説！

オムロンはオートメーション機器を扱うメーカーとして、工場の自動化のための制御機器、電子部品、ヘルスケアに関わる製品などを生産・販売しています。

国内に限らず、世界130カ国以上で商品やサービスを提供するグローバル企業である点もオムロンの特徴です。

（参考：会社概要｜OMRON）

（参考：有価証券報告書｜オムロン株式会社）

2025年2月に東洋経済ONLINEが発行した『｢入社が難しい有名企業ランキング｣トップ200』によると、オムロンは178位であり、入社難易度は「57.6」となっています。

入社難易度とは、企業に就職した学生の出身大学の入試難易度（偏差値）をもとに算出した指標です。具体的には、各企業に就職した学生の出身大学の偏差値に人数を掛け、その合計を就職者数で割った平均値を「入社難易度」として示しています。つまり、難関大学の学生の就職割合が高い企業ほど、入社難易度が高いとされています。

オムロンの2024年度の採用人数は、180名でした。

2023年度が183名、2022年度が130名となっており、直近3年間は130〜180名程度の規模で推移しています。

（参考：オムロングループ｜マイナビ2026）

オムロンは正確な採用倍率を発表していません。

参考に、オムロン株式会社｜リクナビ2026のプレエントリー候補リスト登録人数6,358人（2025年12月11日現在）と24年度の採用人数である180人を計算すると、採用倍率は約35倍となります。（採用倍率 = お気に入り登録者数 / 採用人数）

参考程度の数字ではありますが、比較的高い倍率であると考えられます。

オムロンの採用実績を一部抜粋して紹介します。

マイナビ2026が公開しているオムロンの採用実績大学は以下の通りです。

上位10校は、以下のとおりランキング形式で紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

（参考：【学歴フィルターある？】オムロンの採用大学と就職難易度 | ES通過率,SPIボーダー,面接倍率まとめ｜就活の教科書）

採用大学の実績を見る限り、オムロンに学歴フィルターは存在しないと考えられます。

全国各地のあらゆる大学の学生を採用しており、自身が在籍する大学の名前を一覧で見つけられた方も多いのではないでしょうか。

学歴でふるい落とされることはないので、選考過程で志望度の高さや求める人物像とマッチしていることをアピールすることが重要です。

徹底的に選考対策を行うことで十分内定獲得の可能性があるので、対策に取り組んでください。

オムロンの平均年収は8,205,000円（2025年3月31日時点）です。

（参考：有価証券報告書｜オムロン株式会社）

オムロン株式会社の新卒初任給は公式採用情報によれば、2025年4月入社実績として次のように設定されています：

平均年収が高く、新入社員のうちから高い給与が貰えることから、オムロンの給与待遇は良いと言えるでしょう。

若手のうちから高収入を目指したい就活生にもおすすめの企業です。

ここまでは、オムロンの会社概要・採用大学・年収などを詳しく解説しました。

ここからは、オムロンの選考を突破し、内定を獲得するためのポイントを詳しく解説していきます。

以下がオムロンに内定するための主な2つのポイントになります。

面接では、「学生時代に力を入れたこと（＝ガクチカ）」「挫折した経験」「リーダーとしてチームをまとめた経験」など、学生時代のさまざまな経験が質問されます。

学生時代の経験を話す際に重要なのは、他の候補者とどれだけ差別化できるかです。アルバイトやサークル活動などのエピソードは多くの大学生が語る内容であり、面接官はこれに飽きてしまうことがあります。

そのため、他の学生との差別化ができず、埋もれてしまう恐れがあります。

実際、オムロンのような難関企業に内定をもらった学生の多くは、「大学時代に起業した経験」「部活で全国大会に出場した経験」「海外大学に留学した経験」など、特殊な経験を持つ人たちです。

これらの経験は、難関企業への内定を獲得するために不可欠です。特に、ガクチカのエピソードの強さは非常に重要です。

この記事を読んでいる方の中にも、「オムロンのような難関企業に入社したいが、面接で話せるエピソードがない」「ありきたりなガクチカしかない」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

そのような方々は、今からでも他の学生と差別化できるガクチカを作る必要があります。しかし、今から「部活で全国大会を目指す」「起業する」などの特殊な経験（＝ガクチカ）を作れる学生は非常に少ないのではないでしょうか？

そこで、最も効率的に強力なガクチカを得る方法として「長期インターンシップ」を強くおすすめします。

長期インターンシップに参加することで、実際のビジネスの現場を体験し、プロジェクトに取り組んだ経験や、そこから学んだこと、失敗談などを語れるようになります。

また、長期インターンに参加している学生は少なく、他の候補者との差別化を図ることができます。

そのため、オムロンのような難関企業を志望しているものの、差別化できるガクチカを持っていない学生は、長期インターンシップを探して参加することが内定獲得への重要な一歩となるでしょう。

オムロンの面接においては、エピソードが重要であることはもちろんですが、面接はあくまで「会話」の場であるため、話す練習を徹底することが不可欠です。

さらに、面接では言葉遣いや立ち居振る舞いといった「プロフェッショナルとしての姿勢」が求められます。

そのため、日頃から社会人との接点を持ち、そうしたスキルを磨くことが重要です。

しかし、大学生活を送る中で、社会人と関わる機会はあまり多くないのが実情ではないでしょうか。

それでは、どのようにして社会人と接点を持ち、ビジネスマナーを習得すれば良いのでしょうか？

結論として、長期インターンに参加することがその解決策の一つとなります。

長期インターンの経験がある学生は、日常的に社会人と共に働く機会が多いため、自然とビジネスマナーを身につけているケースが多いです。

ここでは技術職の選考について、詳しく説明します。

選考ステップは以下の通りです。

オムロンの最初の選考ステップはエントリーシートです。

25年卒向けのエントリーシートで実際に問われた質問は以下の通りです。

研究内容を専門外に伝わるレベルまで言語化し、希望する事業部での活かし方まで一貫して説明できるよう準備しておくことが重要です。

また、オムロンが重視する人財像に沿って、自身のリーダーシップ発揮や専門性を磨いた具体的な経験を整理し、成果や学びを明確に示せるようにしておくと対応しやすくなります。

書き終えたらOB訪問や大学のキャリアセンターなどを通して、他者が理解しやすい回答になっているかを確認してください。

エントリーシートは後の面接のもととなるので、エントリーシートを丁寧に仕上げることで内定に近づくことができます。

（参考：25年卒 技術職の選考ステップ｜ワンキャリア）

オムロンのWebテストは、GAB形式です。

GAB形式のWebテストの内容は言語・計数・英語・パーソナリティの4項目です。

SPIや玉手箱とは違って英語があるので、オムロンの本選考エントリーを検討している就活生は、単語の暗記など英語学習をコツコツやっておくことをおすすめします。

全体の対策としては、GAB形式に特化した問題集を使って解けるようになるまでトレーニングをするのがいいでしょう。

（参考：25年卒 技術職の選考ステップ｜ワンキャリア）

エントリーシートとWEBテストを通過すると、次は面接です。

人によって面接回数は異なりますが、基本は2回です。

一次面接はオンラインで、45分程度、社員2人（人事社員1人、現場社員1人）と学生1人で行う個人面接です。

25年卒向けの一次面接で実際に問われた質問内容は以下の通りです。

オムロンは、企業理念として「事業を通じて社会的価値を創出し、社会の発展に貢献し続けること」を掲げており、社会課題の解決に向かって主体性を持って取り組める人財を求めています。

一次面接では、こうした人財像に照らして、企業理念への理解や、専門性・チームでの貢献力をどのように発揮できるかどうかを評価されます。

そのため、自分の経験を理念と結びつけて説明できるよう整理し、研究内容やリーダーシップ経験を具体的に語れる状態にしておくことが重要です。

（参考：25年卒 技術職の選考ステップ｜ワンキャリア）

最終面接は対面で、1時間ほどで行われます。

学生1人に対して、社員2人（人事社員1人、志望部署部長職1人）で行われる個人面接です。

25年卒向けの最終面接で実際に問われた質問内容は以下の通りです。

最終面接の内容が一次面接と大きく変わらないことから、最終面接は主にネガティブチェックを目的とした選考であると考えられます。

そのため、入社意思の確かさや志望職種への理解を明確に示せるよう準備しておくことが重要です。

（参考：25年卒 技術職の選考ステップ｜ワンキャリア）

ここからはオムロンのインターンについて紹介します。

過去に実施した内容を解説するので、ぜひ次回のインターン参加を目指して準備を進めてください。

本イベントは、オムロングループの各社が展開する事業内容や職種理解を深めることを目的としたオンライン形式のプログラムです。

参加者は、以下の主要グループ会社の特徴を知ることができます。

さらに、業界研究や職種研究を中心に、営業（法人向け既存顧客メイン）、生産・製造技術、機械・電子機器設計、品質・生産管理・メンテナンス、システムエンジニアといった幅広い職種について理解を深められる内容です。

社員交流会を通じて働き方やキャリアを直接知る機会もあり、業務理解を進めたい学生に適した構成となっています。

（参考： オムロングループ［グループ募集］｜マイナビ2027 ）

本イベントは、オムロンの制御機器事業における営業職の業務理解を深めることを目的としたオンラインプログラムです。

参加者は、法人向け提案営業のプロセスや、制御機器事業ならではの仕事の特徴について学ぶことができます。

体験内容としては、以下のような業務理解につながる要素が含まれています。

特に現場社員との交流やフィードバックを通じて、営業職の働き方や求められるスキルを具体的に掴める点が特徴です。

営業系の業務に興味がある学生や、制御機器事業の実務理解を深めたい学生に適した内容となっています。

（参考： オムロングループ［グループ募集］｜マイナビ2027 ）

ここからはオムロンに関して、就活生が気になることを解説します。

本記事では、オムロンの就職難易度や、採用実績のある大学、年収、そしてオムロンの内定を得るために必要な情報を解説しました。

また、オムロンの選考を突破するポイントとして、他の応募者と差別化できる「学生時代に力を入れたこと（ガクチカ）」を用意したうえで、徹底した面接対策を行い、選考に臨むことが重要です。

しかし、「そもそもガクチカがない」「他の人と似通ったガクチカしかない」という場合には、今からでもオリジナリティのあるガクチカを準備する必要があります。

最も効率的に、かつ強力なガクチカを手に入れる方法として「長期インターンシップ」が挙げられます。

実際、長期インターンシップに参加している学生は少数派であるため、他の応募者との差別化が可能です。

そのため、オムロンのような難関企業を目指しながらも、他者と異なるガクチカを持っていない学生にとって、長期インターンシップへの参加は内定獲得に向けた大きな一歩となるでしょう。