【26卒必見】味の素の就職難易度・採用大学・インターン・年収などを解説!
大手食品メーカーへの就職を目指す就活生必見!!
味の素株式会社(以下、味の素)への内定を目指したいが「味の素の仕事はきつい?」「味の素への就職はすごい?」などの疑問を持つ就活生も多いのではないでしょうか。
本記事では、味の素についての就職難易度、過去の採用大学、平均年収、選考フローから選考対策までの情報を網羅的に解説しています。
味の素への内定を効率よく目指す学生に限らず、味の素についてさらに多くの情報を得ようとしている方に最適な記事となっています。
味の素の新卒採用を受ける人は是非参考にしてみてください!
目次
味の素はなんの会社? 味の素の就職難易度 味の素の採用大学 味の素の年収・給与 味の素の選考突破のポイント 味の素の選考フローと選考対策 味の素のインターンはどのような内容? 味の素の就活に関するよくある質問 まとめ味の素はなんの会社?
味の素株式会社は、うま味調味料の代表である「味の素」やコンソメ、マヨネーズ(ピュアセレクト®)などを販売している日本の大手食品会社です。
私たちにとって身近な食品を多数扱っています。
アミノサイエンスを武器に、「Eat Well, live Well」というコーポレートスローガンのもと、食と健康の課題解決に貢献している会社です。
環境問題や教育など様々な課題にも食を通じて取り組んでいます。
社名 | 味の素株式会社 |
---|---|
設立 | 1925年12月17日 |
本社所在地 | 東京都中央区京橋一丁目15番1号 |
従業員数 | 単体3,335名 連結34,615名 (2023年3月31日現在) |
資本金 | 79,863百万円(2023年3月31日現在) |
会社HP | https://www.ajinomoto.co.jp/ |
参考:味の素|会社概要
味の素の就職難易度
東洋経済ONLINEが発行している『入社が難しい有名企業ランキング』では、味の素は57位にランクインしており、入社難易度は「61.5」となっています。
大手食品会社であることから、就活生からの人気もあり就職難易度は非常に高くなっています。
また、高学歴の学生が多数応募することも、入社難易度が高い要因の一つといえます。
味の素の採用人数
採用人数は募集される職種によって異なっており、以下の通りです。
<募集職種(採用人数)>
R&D( 50〜60人程度)
生産 (30〜35人程度)
Sales/Business (50〜60人程度)
財務・経理 (若干名)
法務 (若干名)
知的財産 (若干名)
デジタル・情報システム (若干名)
サステナビリティ情報開示 (若干名)
クリエイティブ (若干名)
新事業開発( 若干名)
詳細な採用人数は分かりませんが、おそらく100〜200名の採用人数です。
味の素の採用倍率
味の素は採用倍率を公表していません。
参考に、リクナビ2025|味の素AGF株式会社のプレエントリー数73894人と採用人数を150人と仮定して計算すると、採用倍率は約492倍となります。
味の素は就活生からの人気も高く、知名度も食品業界の中でトップクラスであるため採用倍率は非常に高くなっています。
内定を勝ち取るには、しっかりと選考対策を行う必要があります。
味の素の採用大学
大学通信ONLINE 2023年によると、味の素の採用大学は以下のとおりです。
<採用大学>
慶應義塾大学/ 京都大学/早稲田大学/ 北海道大学/東北大学/筑波大学/ 東京工業大学/一橋大学/神戸大学/ 東京大学/大阪大学/ 京都工芸繊維大学/九州大学/上智大学/東京理科大学/立教大学/立命館大学/ 青山学院大学/東京農業大学/同志社大学/関西学院大学
上位10校はランキング形式でも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
順位 | 大学 | 採用人数 |
---|---|---|
1 | 慶応義塾大学 | 13 |
2 | 京都大学 | 12 |
早稲田大学 | 12 | |
4 | 北海道大学 | 6 |
東北大学 | 6 | |
筑波大学 | 6 | |
7 | 東京工業大学 | 5 |
一橋大学 | 5 | |
神戸大学 | 5 | |
10 | 東京大学 | 4 |
大阪大学 | 4 |
味の素に学歴フィルターは存在するのか?
結論から言うと、味の素に学歴フィルターは存在しません。
しかし、就活生からの人気が高い食品メーカーである味の素は、高学歴の学生からの応募も多く、高学歴の内定者が多くなってしまっているのが現状です。
とはいえ、選考対策を入念に行うことで内定を勝ち取れる可能性はあります。
企業研究・選考対策をしっかりしましょう。
味の素の年収・給与
味の素の平均年収は1,072万円です(引用:有価証券報告書)。
同業の競合他社と比較してもかなり高い年収となっています。
味の素は、「心身ともに健康な社員が能力を存分に発揮し、社員と会社双方が成長していく好循環が作れる」と考えていることから、給与はもちろん、その他福利厚生も十分に整っています。
参考:味の素|働く環境と制度
味の素の選考突破のポイント
ここまでは、味の素の会社概要・採用大学・年収などを詳しく解説しました。
ここからは、味の素の選考を突破し、内定を獲得するためのポイントを詳しく解説していきます。
以下が味の素に内定するための主な2つのポイントになります。
①他人と被らない「ガクチカ」を用意する
②入念な面接対策を行う
①他人と被らない「ガクチカ」を用意する
面接では、「学生時代に力を入れたこと(=ガクチカ)」「挫折を経験したエピソード」「リーダーとしてチームをまとめた経験」など、さまざまな形で学生時代の経験を問われます。
面接でガクチカを話すときに重要なのは、他の学生といかに差別化できるかという点です。
アルバイトやサークル活動について話す学生は非常に多いため、面接官の印象に残りにくく、他の候補者に埋もれてしまう可能性があります。
実際、難関企業である味の素の内定者には、「大学時代に起業をした」「部活動で全国大会に出場した」「海外大学に留学した」といったユニークな経験を持つ学生が多く、味の素のような企業の内定を得るには、他の候補者と差別化できる強力なガクチカが必要です。
この記事を読んでいる方の中には、「面接で話せる特別な経験がない」「他の学生と似たようなガクチカしかない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そのような場合でも、今から差別化できるようなエピソードを作ることは可能です。
最も効率よく強力なガクチカを得る方法として、「長期インターン」への参加がおすすめです。
インターンとして実際のビジネス現場を経験することで、プロジェクトに取り組んだり、そこで得た学びや課題克服のエピソードなど、実践的で具体的なエピソードを得ることができます。
特に、食品業界や関連分野での長期インターン経験は、味の素への理解や興味を示すアピールポイントにもなり、他の候補者との差別化がしやすくなります。
味の素を志望しているものの、まだ強力なガクチカがない方や、面接対策に不安がある方は、長期インターンを通じて実践的な経験を積むことで、内定獲得への一歩を踏み出しましょう。
興味があれば、まずは自分に合った長期インターンを探してみてください。
以下からインターンをチェックしましょう!
②入念な面接対策を行う
面接ではエピソードも重要ですが、面接はあくまで「会話」であるため、話す練習も徹底的に行うことが大切です。
また、味の素のような企業の面接では、言葉遣いや立ち居振る舞いなど、「社会人としてのマナー」が求められます。
普段から社会人と関わり、ビジネスマナーを身につけておくことで、面接の場でも堂々とした対応ができるでしょう。
しかし、多くの大学生は社会人と触れ合う機会が少なく、ビジネスマナーを実際に学ぶ場が少ないのが現状です。では、どのようにして社会人と関わり、自然とビジネスマナーを習得する方法があるのでしょうか?
その答えとして、長期インターンへの参加が非常に効果的です。
長期インターンに参加することで、実際に社会人と同じように働きながら、日々の業務を通じてビジネスマナーや実践的なスキルを学ぶことができます。
味の素などの大手企業を目指すにあたり、長期インターンの経験は大きな強みとなります。
以下の記事では、「長期インターンがどのように就職活動で有利になるのか」について詳しく解説していますので、参考にしてください。
長期インターンは就活に有利になる?東大生が実体験とともに解説!
長期インターンが本当に就活に有利になるか、疑問を持つ方も多いと思われます。本記事では、長期インターンが就活に有利になる理由を、筆者の体験談を交えて紹介します!
味の素の選考フローと選考対策
ここからは、味の素の選考フローと選考対策について解説していきます。
味の素は、職種ごとの選考を行っており、エントリー職種の併願が可能となっています。
ここでは、例としてR&D職についての選考フローについて解説していきます。
エントリーシート
エントリーシートで問われた設問は以下の内容です。
- あなたが学生時代に力を入れたテーマを2つ記述してください。(各35字以内)
活動期間(25字以内)
活動量(15字以内)
あなたの役割(25字以内) - 研究テーマにおけるキーワード3つ記述してください。(各20字以内)
- 研究テーマにおいて必要な学問3つ記述してください。(各20字以内)
- 前例や慣習にとらわれず主体的に行動したことについて記述してください。(50字以内)
派生した問題や設定した課題(200字以内)
その課題を解決するために自身が考え,取り組んだ内容(400字以内) - あなたがこれまでの活動の中で味の素グループWayを体現したエピソードについて記述してください。
(200字以内) - 「Ajinomoto Group Creating Shared Value(ASV)の観点を入れて、入社して実現したいことについて記述してください。(300字以内)
- あなたが一番お勧めしたい外食メニューとその説明について記述してください。(200字以内)
学生の人柄を知るための質問が多く、設問も細かく分けられています。
短い文字数の設問では、的確かつ人柄が伝わるように工夫する必要があります。
(5)の味の素グループWAYについては、特に人を思い行動した経験や、チャレンジ精神を伝えられると良いです。
この理由は、味の素は非常に人を大切にする会社であるためです。
WEBテスト
玉手箱形式で、自宅で受験します。所要時間は1時間ほどです。内容は言語、非言語、性格となっています。
一般的な玉手箱形式のWEBテストですが、不安な場合は他社のテストや参考書で練習しておくと良いでしょう。
デザイン思考テスト
自宅で1時間程度のデザイン思考テストです。
自身のアイデアを創造する「創造セッション」と他者のアイデアを評価する「評価セッション」に分かれています。
制限時間内に質の高いアイデアをできるだけ多く出すことがハイスコアのコツです。
1次面接
オンラインで社員1人(若手社員1人)と学生1人での15分程度の個人面接を2回行います。
質問は以下の内容です。
<1人目>
- 研究概要
なぜその研究テーマを選択したか
( 困難に直面した経験、 研究において工夫した点、研究のオリジナリティについて)
<2人目>
- 学生時代に力を入れたこと
(どのような役割を果たしていたか) - 志望理由
- 入社後に取り組みたいこと
など
15分間の短い面接であることから、結論ファーストで分かりやすく説明する必要があります。
また、「入社して取り組みたいこと」や「なぜその部署を希望したのか」まで聞かれている学生もいることから、志望度の高さを示しておく事が選考通過のカギです。
2次面接
オンラインで社員5人(中堅で課長クラスの社員)と学生1人での30分程度の個人面接です。
質問は以下の内容です。
- 3~4分で以下の内容を紹介
( 自己紹介、志望理由、研究概要) - 研究のコンセプト
(なぜその研究テーマを選択したか、困難に直面した経験、困難に対する対策、今後の展望) - 学生時代に力を入れたこと
(なぜそれに力を入れたのか) - インターンシップで学んだこと
- 自分の長所とそれをどう活かすか
- 他社の選考状況
など
内定者によると、2次面接が最も深掘りが多い面接であるそうです。
また、味の素は求める人物像としてエントリーシートの設問にもあった味の素グループWayという価値観に共感する人物を挙げています。
したがって、味の素グループWayに沿った価値観を自身に絡めながら回答すると良いでしょう。
最終面接
品川研修センターで社員6人(年次の高いベテラン社員)と学生1人での30分程度の個人面接です。
質問は以下の内容です。
- 5分程度で、以下の内容を紹介
(自己紹介、志望理由、研究概要) - 上記で話した内容の深掘り
(研究概要に関しての研究手法) - 入社後取り組みたいこと
- 学生時代に力を入れたこと
(なぜその活動に力を入れようと考えたか) - 他社の選考状況
など
最終面接であることから、志望度の高さを強調する必要があります。
事前に事業内容をしっかりと把握し、なぜ味の素なのか、なぜその職種を志望したのかについて答えられるように対策しておくと良いでしょう。
味の素のインターンはどのような内容?
味の素のインターンは「R&D Workshop」と「Sales/Business Workshop」が行われます。
26卒を対象したインターン募集は10月1日から11月29日の間で、開催は2025年の冬です。
それぞれのインターン内容を紹介します。
R&D Workshop
R&D Workshopは理系を対象としたインターンで、主な内容は以下の通りです。
- 研究所の見学
- あなたと味の素(株)の重なりから研究テーマを創り出す
- 先輩社員との交流
インターンを通して自身の研究とビジネスや社会課題とを掛け合わせて、どのような新しい価値を創出できるかを考える機会になるはずです。
インターンなどのイベントで研究所を就活生に見学させる企業は少ないので、研究所で働くイメージを持つ絶好の機会になるでしょう。
インターンに参加するためには、エントリーシート・研究レポートの提出と適性検査を通過する必要があります。
実施期間 | 2日間 |
実施場所 | 味の素㈱川崎事業所クライアント・イノベーション・センター |
応募締め切り | 2024年11月29日(金) |
応募資格 |
2026年3月までに大学・大学院卒業予定の方 すでに大学・大学院を卒業している方 |
Sales Workshop
Sales Workshopの主な内容は、ケーススタディと先輩社員との交流です。
2日間のワークを通して、社員からフィードバックを受けながら徹底的に考え抜くので、味の素のビジネスの進め方を体感できます。
実施期間 | 2日間 |
実施場所 | オンライン |
応募締め切り | 2024年11月29日(金) |
応募資格 |
2026年3月までに大学・大学院卒業予定の方 すでに大学・大学院を卒業している方 |
味の素の就活に関するよくある質問
ここからは、味の素の就活に関する質問についてまとめています。
味の素の仕事はきつい?
味の素は人を大切にする社風があるため、仕事がキツイということは考えにくいです。
大学生へ、悪いことは言わないから味の素への就職を目指しなさい。定時が8:15-16:30で残業は激務部署でも月30時間程度。平均年収は1047万円。控えめに言っておかしい企業です。
— ガロン (@luckysurprising) June 27, 2024
味の素は、勤務時間もしっかりと管理されています。フレックスタイム制も設けられており、柔軟に働く事が可能です。
味の素の初任給は?
味の素の初任給は2024年4月時点で以下のようになっています。
博士卒/320,000円
修士卒/271,000円
学士卒/259,000円
食品メーカーの中でも高い初任給であるといえます。
味の素の離職率は?
味の素の離職率は以下の通りです。
2021年 1.5%
2020年 4.8%
2019年 1.6%
味の素の社風は?
味の素は、物事を自分事としてとらえる社風です。
より良いもの商品を提供するためには、非常に重要な姿勢でしょう。
食品メーカーはやめといた方が良いと聞くのですが、本当ですか?
食品メーカーは工場勤務でスキルが身につかない、休みが変則的など、さまざまな理由で「やめといた方が良い」と言われていることも事実ですが、そのようなことはありません。
食品メーカーは需要がある業界なので、安定性が高く、非常に働きやすい環境が整っています。以下の記事では「食品メーカー」について詳しく解説しているので、参考にしてください。
まとめ
本記事では、味の素の就職難易度、採用傾向、年収、そして内定を得るために必要な情報について詳しく紹介しました。
味の素の選考を突破するには、他の候補者と差別化できる「経験」を準備し、徹底した面接対策で臨むことが重要です。
したがって、今からでも差別化できるエピソードを積み上げることが選考突破のポイントになります。
効率よく強力なエピソードを得る方法として、「長期インターン」への参加がおすすめです。
長期インターンでは、実際のビジネス現場で働き、プロジェクトの進行や課題の克服、チームとの協働など、面接でアピールできる実践的なエピソードを得ることができます。
特に、食品業界や関連分野でのインターン経験は、味の素への理解や熱意を示すのに役立ち、他の応募者との差別化にもつながります。
味の素を志望しているものの、まだ強力なエピソードがない方や面接に不安がある方は、長期インターンの機会を探してみましょう。
それが内定獲得に向けた大きな一歩となるはずです。
興味があれば、ぜひ長期インターンをチェックしてみてください。