【例文あり!】長期インターンの経験をガクチカに書く方法!流れと書き方も紹介!

就活の際にガクチカは必ず聞かれる質問です。その際に、長期インターンの経験を話すことは非常に強いアピールになります。
最近では長期インターンに参加する学生が増えている傾向にありますが、まだまだ参加者は少ないのが現状であり、企業の面接官に強い印象を残すことができます。
今回は、ガクチカで長期インターンの参加経験を話すメリットや、経験をアピールするための方法、職種ごとのガクチカの例文等を紹介します!
本記事を参考に、長期インターンでの経験をしっかりとガクチカとして企業に伝えられるようにしましょう!
目次
長期インターンシップは非常に強いガクチカになる 参加期間3ヶ月以上の長期インターンは強力なアピールポイント 参加期間1ヶ月未満の長期インターンは注意が必要 長期インターンをガクチカで用いるメリット 他の就活生と差別化を図れる 実務経験を積んだことをアピールできる 専門的なスキルや知識が身についていることをアピールできる 職場の環境への適応力があることがアピールできる 意欲・モチベーションをアピールできる 長期インターン経験をガクチカで用いる際のポイント ①長期インターンに参加した動機・目標を明確にする ②長期インターンでの成果は「数字」で伝えると印象アップ ③長期インターンで「チームで働いた経験」は強力なアピール材料になる ④長期インターンで「何を学び、どう成長したか」を具体的に伝える 長期インターンシップをガクチカとして書く方法 ①結論:長期インターンで何に取り組んだか簡潔に ②動機:動機を明確に ③目標:長期インターン期間中に自分で立てた具体的な目標を伝える ④困難:目標達成に向けて直面した課題や苦労を具体的に伝える ⑤取り組み・結果:課題に対してどのように行動し、どんな成果を得たかを具体的に ⑥学び:長期インターン経験から得た気づきを入社後にどう活かせるか伝える 長期インターンシップ経験のガクチカ例文 営業職|長期インターン経験のガクチカ例文 マーケティング職|長期インターン経験のガクチカ例文 エンジニア職|長期インターン経験のガクチカ例文 長期インターンシップのガクチカに関するよくある質問 長期インターン先の企業名は書くべき? 営業職の長期インターンはガクチカとして弱いですか? 本選考とインターンシップのガクチカは同じで良い? ガクチカと自己PRが被っても良い? ガクチカやESを書くのにアプリやAIを使っても大丈夫? 長期インターンシップに参加して、就活を有利に進めよう!長期インターンシップは非常に強いガクチカになる

長期インターンシップはガクチカ(学生時代に力を入れたこと)として非常に適しています。
企業が学生のガクチカを見るとき、特に注目しているのが以下の2点です。
- 目標に対して、どれだけ努力できる人なのか?
- 職場環境にスムーズに適応できる人材か?
この2つを効果的に伝える手段として、長期インターンの経験は非常に有効です。
実際に長期インターンでは、企業の一員として実務に取り組むことで、社会人基礎力・課題解決力・継続力などを身につけることができ、就職活動でも高く評価される傾向があります。
さらに、長期インターンに参加していた学生は、「入社後すぐに業務に慣れ、即戦力になってくれそう」と企業側に期待を持たせることができるのも大きな強みです。
ただし、ガクチカで長期インターンをアピールする際は「参加期間」に注意が必要です。1ヶ月未満では継続力や成長のプロセスが見えにくく、説得力に欠けてしまう可能性があります。
参加期間3ヶ月以上の長期インターンは強力なアピールポイント
3ヶ月以上の長期インターン経験は、ガクチカとして非常に強力なアピール材料になります。
もちろん、1Dayインターンや短期インターンでも、深い学びや挑戦があればガクチカとして活用することは可能です。ただし、企業側がより評価しやすいのは、やはり一定期間継続して業務に取り組んだ「長期インターン」です。
なぜなら、長期インターンでは
- 実績を生み出すまでのプロセスや工夫
- 困難をどう乗り越えたかというストーリー
- 仕事への価値観や成長といった人間的な変化
といった要素を具体的に語りやすく、「ガクチカとして深みが出る」からです。
さらに、企業の採用担当者も長期インターンの内容はイメージしやすいため、話に説得力やリアリティが生まれやすく、印象に残りやすい=評価されやすい傾向があります。
参加期間1ヶ月未満の長期インターンは注意が必要
長期インターンをしていたが、1ヶ月以内でやめてしまった人などは、ガクチカのエピソードとして要注意です。
理由としては、面接官がこの人は継続性がない、十分な業務経験・スキルが身についていないのではないか?と思ってしまう可能性があるからです。
面接官は、ガクチカのエピソードで、「目標に対して努力することができる人なのか」というところを判断しているので、継続性がないと思われるようなエピソードを話すことは控えたほうが良いでしょう。
部活・サークル活動・研究など、長い時間をかけて継続的に活動したエピソードがあるなら、そのエピソードをガクチカに用いることをオススメします!
以下の記事では、長期インターンの期間について詳しく解説しています!
期間別で得られる経験・スキルや、長くインターンを継続するコツについても詳しく解説していますので、参考にしてくださいね!

長期インターンの期間は?期間別のメリット・デメリットを徹底解説!
長期インターンという言葉を耳にしますが、その期間は具体的にどれくらいでしょうか? 本記事では、一般的な勤務期間の例や就活・学業と両立するコツ等をご説明します!
長期インターンをガクチカで用いるメリット

長期インターンの参加経験をガクチカで用いるメリットとしては、主に以下の5つが挙げられます。
・他の就活生と差別化を図れる
・実務経験を積んだことをアピールできる
・専門的なスキルや知識が身についていることをアピールできる
・職場の環境への適応力があることがアピールできる
・意欲・モチベーションをアピールできる
1つずつなぜ、そのようなメリットが生まれるのか理由についても解説します!
他の就活生と差別化を図れる
「3か月以上」の長期インターンに参加した学生は 2.8%というデータもあります。
(参考:就職白書2023)
つまり、「長期インターンをガクチカで語る」というだけで、他の就活生と大きく差別化を図ることが可能です。
就活でよく使われるガクチカのエピソードといえば
- 部活動
- サークル活動
- ゼミ・研究活動 など
これらはもちろん有効なエピソードですが、「実務経験をもとに語れる」という点で、長期インターンはさらに一歩抜きん出た存在になります。
企業側としても、実際のビジネスの中でどのような役割を果たしたのか、どんな成果や工夫を行ったのかを具体的にイメージしやすいため、印象に残りやすく、高評価を得やすいガクチカになります。
実務経験を積んだことをアピールできる
長期インターンは、学生ですが、社員と同等の扱いを受けます。
社員と同じ立場で実際の業務を経験したことは、大学で学んでいる学業の知識だけではなく、実務の経験も持っているというアピールもできます。
また、社会経験のある学生は、入社後に教育しやすく即戦力になってくれる可能性もあるので、面接官の印象に非常に残りやすくなります。
専門的なスキルや知識が身についていることをアピールできる
長期インターンによって、その業界の知識や、職種に関する専門的なスキルや知識を身につけたことがアピールできます。
例えば、エンジニアの就活で、エンジニアとしての経験が全く無い大学生と、エンジニアとして学生時代に長期インターンで実務経験をしたことがある大学生は、後者の方が内定が出やすいのは間違いありません。
このように、就活で応募している職種の長期インターン経験があると、非常に就活を有利に進めることができます。
職場の環境への適応力があることがアピールできる
長期インターンは、基本的に3ヶ月以上の期間参加しなければならないです。なので、長期間チームで業務をする機会が多くなります。
長期インターン経験をガクチカで用いることで、チームへの適応力、職場の環境・人間関係業務の流れなどに慣れていることをアピールすることができます。
新卒として入社した際の適応力を示すものとして、評価されやすいです。
意欲・モチベーションをアピールできる
長期インターンシップを経験したという事実によって、自分のキャリアに対する意欲やモチベーションに対して前向きであることをアピールできます。
学生時代に自分のキャリアのために長期インターンをしたという経験は、仕事に対する意欲があると面接官から評価されやすいです。
学生のうちに長期インターンに挑戦した経験は、将来の就職活動でも確かな武器になります。
「本気で成長したい」「実務に触れて自分の可能性を広げたい」と感じたあなた、今すぐ、自分に合った長期インターンを見つけて行動に移しましょう。
長期インターン経験をガクチカで用いる際のポイント

ここからは、長期インターン経験をガクチカで用いる際のポイントについて解説していきます。
ただし、評価されるガクチカに仕上げるためには、単に「参加した」という事実だけでなく、以下のようなポイントを論理的に整理して伝えることが重要です。
特に大切なのは以下の2点です。
- なぜ長期インターンに参加しようと思ったのか(動機)
- どんな目標を持って取り組んだのか(目的意識)
この2つが明確でないと、「たまたまやった経験」と受け取られてしまう可能性があります。
本章では、面接官の印象に残り、納得感を与えるガクチカに仕上げるための重要ポイントを、理由とともにわかりやすく解説していきます。
①長期インターンに参加した動機・目標を明確にする
ガクチカとして長期インターンを取り上げる際、まず大切なのは、参加した動機と目標を明確に語ることです。
この2点をしっかり伝えることで、面接官に以下のようなアピールができます。
- 「この学生は、目標に対して主体的に行動できる人だ」と伝わる
- 「ビジネスに対して目的意識を持って挑戦できる人物」と印象付けられる
たとえば、以下のように数字を交えて話すと、説得力が格段に増します。
具体例
「将来マーケティング職を志望しており、月間10万PVのメディア運営に携わる長期インターンに参加しました。」
「“新規ユーザーを20%増加させる”という目標を設定し、SEO改善やSNS連携を提案・実行しました。」
このように、数字×動機×目標のセットで語れると、単なる参加経験ではなく、「成長意欲の高い学生」として評価されやすくなります。
就活では、企業側が「入社後も目標に向かって努力できる人材か」を重視しています。
そのためにも、長期インターンに参加した背景や目的を、論理的かつ具体的にガクチカに盛り込みましょう。
②長期インターンでの成果は「数字」で伝えると印象アップ
ガクチカで長期インターンの経験を語る際は、実績を具体的な数字「定量的」に示すことが非常に重要です。
例えば、
「頑張りました」「成長できました」といった抽象的な表現では、面接官には成果の大きさが伝わりません。
一方で、数字を使った実績の提示には以下のメリットがあります。
- 成果の“凄さ”を一目で伝えられる
- 面接官の記憶に残りやすく、他の就活生と差別化できる
- 自分の貢献度が明確に見える
定量的アピールの具体例
- Before(抽象的な表現)
「メディア運営に取り組みました」 - After(数値で示す)
「担当していたオウンドメディアの月間PV数を、3ヶ月で12,000→36,000に増加させました」
このように「いつ・どれだけ・どうやって伸ばしたか」が伝わると、説得力がぐっと増します。
マーケティング職、営業職、エンジニア職など、どんな職種でも数値目標やKPIがある場合は、可能な限り数値での成果を明示するようにしましょう。
③長期インターンで「チームで働いた経験」は強力なアピール材料になる
就職後の業務のほとんどは、個人プレーではなくチームで行う仕事です。
そのため、長期インターンでチームの中でどのように動いたか、どのような役割を果たしたかは、企業が注目する重要な評価ポイントです。
チームで働いた経験がある場合、必ずアピールすべき理由
- チームへの適応力があると伝えられる
- 協調性・報連相・責任感などのビジネススキルを証明できる
- リーダーやサブリーダーの経験があるなら、リーダーシップも同時にアピールできる
具体的なエピソード例
「3人チームでSNS広告運用を担当しており、週1の戦略ミーティングを通じて目標と進捗を共有していました。
私は投稿のABテストを提案・実施し、全体のクリック率を20%向上させました。
また、進捗が遅れているメンバーをサポートするなど、チーム全体の目標達成に貢献しました。」
このように、チーム内での役割や工夫・成果まで具体的に示すことで、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるガクチカになります。
④長期インターンで「何を学び、どう成長したか」を具体的に伝える
長期インターンをガクチカでアピールする際には、自分が何を学び、どう成長したかを具体的に伝えることが非常に重要です。
単に「学びがありました」ではなく、次のような視点で整理すると説得力が増します。
整理のポイント
- 参加前と比べて、自分にどんな変化があったか?
- どんなスキル・考え方・姿勢が身についたか?
- それが将来、企業でどう活かせるのか?
具体的なアピール例
「長期インターンに参加する前は、指示待ちの姿勢が多かったのですが、3ヶ月間で”仮説を立てて行動し、改善案を提案する力”が身につきました。
特に、月次レポートの分析業務では、自分から新しい指標を提案し、週次で施策のPDCAを回せるようになりました。
この経験から、企業に入っても“自走できる人材”として即戦力で貢献できると感じています。」
このように、「Before→After」+「再現性(企業で活かせる)」という構成で語ると、面接官に強く印象づけることができます。
長期インターンシップをガクチカとして書く方法

ここからは、長期インターンシップの参加経験をガクチカとして書く際の流れを、ステップごとにわかりやすく解説していきます。
「どのようにガクチカに長期インターンシップ経験を書けばいいかわからない…」という方は、以下の構成とテンプレートを参考にして、あなたの経験を魅力的に伝えましょう!
【テンプレート】
結論:私は◯◯の長期インターンで◯◯の成果を上げました。
動機:◯◯に興味があり、実務経験を積みたいと考えました。
課題:当初は◯◯という壁に直面しました。
工夫:そこで私は◯◯に取り組みました。
結果:その結果、◯◯%の成果向上を実現しました。
学び:この経験から、◯◯の重要性を学びました。
このテンプレに沿って、順番に内容を書いていくだけで読み手に伝わるガクチカが完成します。
ここからは、各パート(①~⑦)について、実例を交えながら1つずつ詳しく解説していきます。
自分の経験と照らし合わせながら読み進めてみてください!
①結論:長期インターンで何に取り組んだか簡潔に
まずは、長期インターンで取り組んだ具体的な業務内容を、端的にまとめて伝えましょう。
ここでのポイントは、「長期インターンに参加したこと」ではなく、「どんな仕事に注力したか」という行動内容まで踏み込むことです。
【例文】
「大学2年〜3年の間に1年間参加した長期インターンシップで、AIの開発にエンジニアとして携わりました。」
このように書くことで、企業側はあなたの専門性・実務経験の深さをすぐに把握できます。
長期インターンをガクチカで書く場合は、冒頭で「何にどれくらい取り組んだか」を具体的に伝えることで、採用担当者の興味を引く第一歩となるでしょう。
②動機:動機を明確に
なぜ①のことに取り組んだのかという動機を伝えましょう。
ガクチカで長期インターンの経験を語る際には、「なぜその長期インターンに応募したのか」「なぜその業務に力を入れたのか」という動機をしっかりと説明することが重要です。
企業は、学生がどのような価値観や興味関心を持ち、何をモチベーションに行動しているかを重視して見ています。
書くときのポイント
- 長期インターンに参加したきっかけ・背景(講義・将来の目標など)を書く
- 取り組んだ業務とのつながりがわかるようにする
【例文】
「大学の講義でWeb開発に触れたことをきっかけに、実践的なプログラミングスキルを身につけたいと考えるようになりました。将来的にIT業界でエンジニアとして働くことを目指していたため、実務経験を積める環境として、長期インターンへの参加を決めました。」
このように、動機が「行動につながった理由」として具体的に語られていると、面接官にも納得感を与えるガクチカになります。
③目標:長期インターン期間中に自分で立てた具体的な目標を伝える
長期インターンに参加しただけでなく、自分自身で目標を設定して取り組んだという姿勢を伝えることが重要です。
企業側は、「目標に対してどのように行動できるか」「モチベーションをもって取り組める人物か」といった点に注目しています。
書くときのポイント
- 目標は内容そのものよりも「どのように取り組んだか」が重視される
- 可能であれば数値目標(◯件、◯%など)を含めて具体化する
【例文】
「営業チームに配属された当初、自分で月に10件のアポイント獲得を目標に設定しました。長期インターン開始時点では経験がゼロだったため、まずは1日1件の商談を目指すことからスタートし、徐々に自分なりのトークスクリプトや改善点を分析しながら行動しました。」
このように、目標設定と取り組み姿勢を具体的に表現することで、「なんとなく参加した」のではなく、主体的に長期インターンに取り組んでいたことを効果的にアピールできます。
④困難:目標達成に向けて直面した課題や苦労を具体的に伝える
長期インターンでは、ただ業務をこなしただけでなく、何らかの困難や課題に直面することが多いはずです。
ガクチカでその経験を伝える際は、「何に苦労し、どう向き合ったか」を明確に書くことが重要です。
企業が知りたいのは、「困難に対してどう考え、どのように乗り越えようとしたか」という姿勢です。
頑張ったことの裏には必ず課題や壁があるため、それを含めてストーリーとして語ることで、説得力のあるエピソードになります。
書くときのポイント
- 「状況」「課題」「自分の感情」の3点セットで書くと読み手に伝わりやすい
- 評価基準(例:売上・架電数・PV数など)がある業務は、困難も数値で表すと◎
【例文】
「営業職の長期インターンでは、月10件のアポ獲得という目標に対し、最初の1ヶ月は3件しか成果が出ず、大きな壁を感じました。トークがうまく噛み合わず、電話をかけても断られることが続き、自信を失いかけましたが、課題は“相手のニーズを汲み取る力”にあると気づきました。」
⑤取り組み・結果:課題に対してどのように行動し、どんな成果を得たかを具体的に
目標や困難を乗り越えるために、どのようなアクションを起こし、どのような成果につながったのかを、具体的な施策と数値を交えて説明しましょう。
企業は、ただ「頑張った」ではなく、自ら考え、行動したプロセスと成果の両方を重視します。
数値でビフォー・アフターの比較を行うことで、説得力と印象が格段に上がりるでしょう。
書くときのポイント
- 「対策・工夫」+「理由・背景」+「定量的な結果」をセットで書く
- 成果が出なかった場合でも「なぜそうなったか」「そこから何を学んだか」で十分評価される
【例文】
「成果が出なかった原因は、電話のトークスクリプトが一方通行である点にあると感じたため、先輩社員に相談し、相手の反応に合わせて柔軟に変化させる“会話型”スクリプトを作成しました。
さらに、自分の架電内容を録音・振り返ることで改善点を洗い出しました。
その結果、3ヶ月目にはアポイント件数が月3件から12件に増え、チーム内でも2番目の成績を出せるようになりました。」
このように、行動・成果・比較の3要素を押さえることで、あなたの課題解決能力や成長力を効果的に伝えることができます。
⑥学び:長期インターン経験から得た気づきを入社後にどう活かせるか伝える
長期インターンでの経験を語るうえで最後に重要なのが、「この経験から何を学び、どう成長したのか」を具体的に伝えることです。
さらに、その学びが志望企業でどのように活かせるかを示すことで、企業へのマッチ度や入社意欲の高さを印象づけることができます。
書くときのポイント
- 長期インターンを通して得た価値観・行動姿勢・スキルを1つに絞って深掘りする
- 志望企業の特徴・社風と絡めて、「この学びをどう活かせるか」を述べると効果的
【例文】
「この長期インターンでは、相手のニーズを汲み取りながら提案する“傾聴力”の大切さを学びました。
営業先で空回りすることも多かった中、相手の反応を見て提案を変えることで成果が出るようになり、人との信頼関係を築く姿勢が身につきました。
貴社の“顧客志向”の社風と非常に重なる部分があり、この経験で得た力を活かして、入社後は一人ひとりの顧客に寄り添った提案ができる営業を目指したいと考えています。」
このように、単なる“いい話”で終わらせず、「だからこそ貴社に入りたい」という志望動機との接続を意識することがポイントです。
実際に長期インターンを経験することで、あなた自身の強みや志望動機がより明確になります。
「成長したい」「将来に繋がる経験をしたい」と感じた方は、下記の長期インターン募集一覧をぜひチェックしてみてください。
長期インターンシップ経験のガクチカ例文

ここでは、職種ごとで長期インターンシップ経験をどのようにガクチカに書くのかという例文を紹介します。
具体的にどのように書けばいいのかわからないという方は、この例文を参考にして、自分の長期インターン経験をアピールしましょう!
営業職|長期インターン経験のガクチカ例文
大学3年の夏から、IT系スタートアップ企業の営業インターンに約6か月間参加し、所属チームの月間売上を前年同月比で約158%に向上させる成果を挙げました。
私の主な役割は、新規顧客の開拓と、既存顧客へのアップセル提案でした。
まず、約300社を対象に市場調査を行い、実際に150社へアプローチを実施しました。
独自のスクリプトや業界別の訴求軸を検討し、アポ獲得率を初月の5%から3ヶ月後には12%へと改善することができました。
また、既存顧客に対しては、「月1回の定期ヒアリングシート」を提案・導入し、顧客の課題を可視化。
これにより、2件の新規契約追加を獲得することができました。
この経験を通して、営業活動においては単なる商品説明ではなく、顧客の課題を深く理解し、相手に合わせた提案を行う「顧客志向」の姿勢が最も重要であることを学びました。
今後は、この経験を活かして、入社後も一人ひとりの顧客と信頼関係を築きながら、長期的に価値提供できる営業パーソンとして成長していきたいと考えています。
マーケティング職|長期インターン経験のガクチカ例文
大学3年の夏から半年間、IT企業の長期インターンでマーケティング施策の企画・分析業務に携わりました。
特に、新製品のローンチを担当し、広告施策の改善によりクリック率を約3倍に向上させた経験があります。
このインターンに参加した動機は、大学で学んだマーケティング理論を実務に活かし、「数字で人の行動を変える」経験を積みたいと考えたからです。
私の目標は、過去の施策と比較してクリック率を2倍にすることでした。
初期の広告では狙った効果が出ず、ユーザー理解が不足していると実感しました。
そこでペルソナ設計を見直し、訴求内容を3パターンに分けてA/Bテストを実施しました。
その結果、クリック率は0.9%から2.6%に改善し、目標を超える成果を出せました。
この経験から、「ターゲット理解」と「データに基づく改善」の重要性を学びました。
今後もこの経験を活かし、論理と共感を両立できるマーケターとして価値を発揮したいと考えています。
エンジニア職|長期インターン経験のガクチカ例文
大学3年の夏から半年間、IT企業でエンジニア職の長期インターンに参加し、フロントエンドのUI改善やバックエンドAPIの実装を担当しました。
参加の動機は、授業で得た知識を実務で活かし、開発現場での課題解決力を高めたいという想いからです。
目標は、自走力を持ってチーム開発に貢献できるレベルに達することでした。
初期はGitHubを用いた開発フローやコードレビューに戸惑いましたが、自ら技術書や過去コードを参照し、レビュー対応の質を上げる工夫を継続しました。
結果として、実装スピードの向上とレビュー指摘の半減を実現することができました。
また、ユーザーフィードバックを踏まえてUI改善を提案し、離脱率を15%改善したプロジェクトにも貢献しました。
こうした経験から、技術的な成長だけでなく、ビジネス的視点の大切さも学びました。
今後は、インターンで得たスキルと視点を活かし、「課題発見から実装まで一気通貫で担えるエンジニア」として成長していきたいと考えています。
長期インターンシップのガクチカに関するよくある質問

長期インターンシップの経験をガクチカで述べる際によくある質問を紹介します。
長期インターン先の企業名は書くべき?
参加した長期インターン先の企業名を明らかにするかは、どちらでも大丈夫です。
企業名を出して話が進めやすいのならば、企業名を出した方が良いです。
面接官から、どの企業でインターンシップを行ったのか聞かれる場合も多いです。
長期インターンに参加した企業先で評価が大きく変わることはないので、企業名について気にする必要はあまりないと言えるでしょう。
営業職の長期インターンはガクチカとして弱いですか?
「営業職の長期インターンはガクチカとして弱い」ということはありません。
ガクチカとして長期インターンを話す時に評価されるポイントとしては、どのくらい継続したか、困難をどのように乗り越えたか、など結果よりも過程が評価されます。
ですので、「営業職」の長期インターンでも自分が本気で取り組み、どのように仕事に向き合ったかをしっかりと言語化し、話すことができればガクチカとして、ちゃんと評価されるでしょう。
本選考とインターンシップのガクチカは同じで良い?
本選考とインターンシップのガクチカは同じでも構いません。
面接官が同じ人とは限らないので、同じような内容を話しても大丈夫です。
新しくガクチカで述べたい経験があれば、そちらに変更しても問題ありません。
自分らしさが1番出ており、述べやすいエピソードをガクチカで話すことが大切です。
ガクチカと自己PRが被っても良い?
ガクチカと自己PRの内容が被っても大丈夫です。
自分が力をいれたことは、内容として被りやすいことは当たり前なので気にしすぎる必要はありません。
ガクチカと自己PRは非常に似ている質問であり、ポイントとしては、ガクチカではどのように目標に対して行動したのかという過程、自己PRでは応募者の強みを評価しているので、質問の意図が微妙に異なります。
ですので、内容は同じでも差別化が可能なので、被っても気にしないようにしましょう。
ガクチカやESを書くのにアプリやAIを使っても大丈夫?
ESやガクチカなどにAIやアプリなどを使っても大丈夫です。
ただし、全てAIに任せてしまうとAIっぽい文章になってしまい、文章として違和感があるガクチカが出来上がってしまいます。
AI・アプリなどは、自分で一度書いた上で添削や言い回しなどを確認するための使い方をおすすめします。
長期インターンシップに参加して、就活を有利に進めよう!

長期インターンシップ経験をどのようにガクチカとして用いるかのイメージはついたでしょうか?
長期インターンシップの参加経験はガクチカとして非常に適しています。
しっかりと本記事で紹介したポイントを抑えつつ、面接官に自信を持ってガクチカをアピールできるようになりましょう!