【職種別例文紹介】ガクチカの長期インターンシップの書き方|書き方の流れと例文も紹介
就活の際にガクチカは必ず聞かれる質問です。その際に、長期インターンの経験を話すことは非常に強いアピールになります。
最近では長期インターンに参加する学生が増えている傾向にありますが、まだまだ参加者は少ないのが現状であり、企業の面接官に強い印象を残すことができます。
今回は、ガクチカで長期インターンの参加経験を話すメリットや、経験をアピールするための方法、職種ごとのガクチカの例文等を紹介します!
本記事を参考に、長期インターンでの経験をしっかりとガクチカとして企業に伝えられるようにしましょう!
目次
長期インターンシップは非常に強いガクチカになる 長期インターンをガクチカで用いるメリット 長期インターン経験をガクチカで用いる際のポイント 長期インターンシップをガクチカとして書く方法 長期インターンシップ経験のガクチカ例文 長期インターンシップのガクチカに関するよくある質問 長期インターンシップに参加して、就活を有利に進めよう!長期インターンシップは非常に強いガクチカになる
長期インターンシップはガクチカとして非常に適しています。
企業側は、学生のガクチカで「目標に対して努力ができるひとなのか?」「自社に適応することができるのか?」という部分を主に見ています。
この2点を満たすには長期インターンという経験は非常に適しているといえるでしょう。
また、長期インターン参加者は実務経験を積んでいるということなので、新卒で入社した際にスムーズに業務を開始できるということもアピールできます。
ですが、長期インターンをガクチカとして話す際には、参加した期間に注意するようにしましょう。
参加期間3ヶ月以上の長期インターンは強力なアピールポイント
参加期間が3ヶ月以上の長期インターンは強力なアピールポイントになります。
1dayなどの短期インターンなどを自信を持ってガクチカとしてアピールできるなら、短期インターンの参加経験でも大丈夫です。
ですが、長く仕事に取り組むことによって、仕事に対する実績や工夫した点、考え方などが生まれやすいので、ガクチカとして話しやすいのは、やはり長期インターンの参加経験になるでしょう。
長期インターン経験は、面接官も内容が想像しやすく、ストーリー性もあるので、印象付けやすく、評価されやすいです。
参加期間1ヶ月未満のインターンは注意が必要
長期インターンをしていたが、1ヶ月以内でやめてしまった人などは、ガクチカのエピソードとして要注意です。
理由としては、面接官がこの人は継続性がない、十分な業務経験・スキルが身についていないのではないか?と思ってしまう可能性があるからです。
面接官は、ガクチカのエピソードで、「目標に対して努力することができる人なのか」というところを判断しているので、継続性がないと思われるようなエピソードを話すことは控えたほうが良いでしょう。
部活・サークル活動・研究など、長い時間をかけて継続的に活動したエピソードがあるなら、そのエピソードをガクチカに用いることをオススメします!
以下の記事では、長期インターンの期間について詳しく解説しています!
期間別で得られる経験・スキルや、長くインターンを継続するコツについても詳しく解説していますので、参考にしてくださいね!
長期インターンの期間は?期間別のメリット・デメリットを徹底解説!
長期インターンという言葉を耳にしますが、その期間は具体的にどれくらいでしょうか? 本記事では、一般的な勤務期間の例や就活・学業と両立するコツ等をご説明します!
長期インターンをガクチカで用いるメリット
長期インターンの参加経験をガクチカで用いるメリットとしては、主に以下の5つが挙げられます。
・他の就活生と差別化を図れる
・実務経験を積んだことをアピールできる
・専門的なスキルや知識が身についていることをアピールできる
・職場の環境への適応力があることがアピールできる
・意欲・モチベーションをアピールできる
1つずつなぜ、そのようなメリットが生まれるのか理由についても解説します!
他の就活生と差別化を図れる
長期インターンの参加経験のある大学生は、わずか3%というデータもあります。
3%しか経験のないことをガクチカのエピソードとして用いることは、その時点でインパクトが大きいので、差別化を図ることができます。
基本的に部活動・研究活動・サークル活動などのエピソードをガクチカとして話します。
長期インターン経験はそれらの活動と異なり、実務経験が積めたことも話せるので、非常にガクチカとして優秀なエピソードになります。
実務経験を積んだことをアピールできる
長期インターンは、学生ですが、社員と同等の扱いを受けます。
社員と同じ立場で実際の業務を経験したことは、大学で学んでいる学業の知識だけではなく、実務の経験も持っているというアピールもできます。
また、社会経験のある学生は、入社後に教育しやすく即戦力になってくれる可能性もあるので、面接官の印象に非常に残りやすくなります。
専門的なスキルや知識が身についていることをアピールできる
長期インターンによって、その業界の知識や、職種に関する専門的なスキルや知識を身につけたことがアピールできます。
例えば、エンジニアの就活で、エンジニアとしての経験が全く無い大学生と、エンジニアとして学生時代に長期インターンで実務経験をしたことがある大学生は、後者の方が内定が出やすいのは間違いありません。
このように、就活で応募している職種の長期インターン経験があると、非常に就活を有利に進めることができます。
職場の環境への適応力があることがアピールできる
長期インターンは、基本的に3ヶ月以上の期間参加しなければならないです。なので、長期間チームで業務をする機会が多くなります。
長期インターン経験をガクチカで用いることで、チームへの適応力、職場の環境・人間関係業務の流れなどに慣れていることをアピールすることができます。
新卒として入社した際の適応力を示すものとして、評価されやすいです。
意欲・モチベーションをアピールできる
長期インターンシップを経験したという事実によって、自分のキャリアに対する意欲やモチベーションに対して前向きであることをアピールできます。
学生時代に自分のキャリアのために長期インターンをしたという経験は、仕事に対する意欲があると面接官から評価されやすいです。
長期インターン経験をガクチカで用いる際のポイント
ここからは、長期インターン経験をガクチカで用いる際のポイントについて解説していきます。
ガクチカで長期インターン経験を話すことは、非常にインパクトが強いですが、しっかりとなぜ長期インターンに参加したのかという動機・目標を明確にすることが大切です。
その他にも、ガクチカで用いる際のポイントがたくさんありますので、1つずつ詳しく理由と共に解説します。
①長期インターンに参加した動機・目標を明確にする
1つ目は、長期インターンに参加した動機・目標を明確にするということです。
動機・目標を明確にして伝えることによって、あなた自身がどのようなことに努力ができるのか、目標に対してどのように行動をする人なのかということを伝えることができます。
目標を立てて行動できるのかということは、実際に仕事を行う場でも非常に重要なことです。
しっかりと長期インターンに参加した動機・目標を明確にして、ガクチカのエピソードとして用いるようにしましょう!
②長期インターン参加中の実績を定量的に示す
2つ目は、長期インターン参加中の実績を具体的な数字などを用いて、定量的に示すようにしましょう。
具体的に、マーケティングの長期インターンの場合だと、「自分の担当しているメディアのPV数が◯ヶ月で3倍に増えた」など、具体的な数字を使うことで、面接官も凄さが想像しやすくなり、印象に残りやすいです。
③チームで働いた経験を示す
長期インターンでチームで働いた経験があるなら、その経験も示すようにしましょう。
仕事の多くは、チームで行うことが多いです。チームで仕事を進めていく上では、チームに適応できる能力があるかも非常に大切です。
長期インターンでチームで仕事を行った経験は、チームに適応できる力をアピールできますし、チームリーダーだった場合は、リーダーシップも同時にアピールすることができます。
チームで働いた経験がある場合は積極的にその経験を話すようにしましょう!
④長期インターンに参加して学んだことを具体的にアピールする
長期インターンに参加して学んだことや経験などを具体的にアピールすることも非常に大切です。
実務スキル、専門知識、人として学んだことなど、自分が経験したことならなんでも大丈夫です。
長期インターンに参加する前と、参加した後の自分を比較してみて、どのようなことができるようになった、どのような部分が成長したと感じるかなどを考えてみましょう!
その学んだことが、どのように企業で活かすことができるのか、ということまで述べられるとベストです。
長期インターンシップをガクチカとして書く方法
ここからは、長期インターンシップの参加経験をガクチカとして書く際の具体的な流れを1つずつ紹介・解説していきます。
どのようにガクチカに長期インターンシップ経験を書けば良いのかわからないという方は参考にして、わかりやすく長期インターンシップ経験のことをアピールしましょう!
①結論:インターンで何に取り組んだか簡潔に
長期インターンシップに参加して、どのような業務に力を入れたのか、簡潔に伝えましょう。
インターンに参加したこと自体を結論にするのではなく、具体的にどのような業務に携わったのかという部分までしっかりと伝えることが大切です。
【例文】
「大学2年〜3年の間に1年間参加した長期インターンシップで、AIの開発にエンジニアとして携わりました。」
②動機:動機を明確に
なぜ①のことに取り組んだのかという動機を伝えましょう。
企業側は、ガクチカでみているポイントとして、「何が学生のモチベーションになっているのか」という部分まで見られています。
しっかりと長期インターンに参加した動機・インターン先での業務に対してなぜその取り組みを行ったのかなどの理由を明確にするようにしましょう。
【例文】
「大学の講義でプログラミングの講義を受け、プログラミングに興味を持ちエンジニアとして実務経験を積みたいと思い、長期インターンに参加しました。」
③目標:掲げた目標
どのような目標を立てて、その業務を行ったのかを書きましょう。
例えば、営業のインターンなら、1ヶ月でこのくらい売り上げるという目標を立てたなど、具体的な数値を用いながら書くようにしましょう。
目標の内容が重視されているわけではなく、どのように目標に対して行動するのか、仕事に対して高いモチベーションを持って働くことができるのか、という部分が見られています。
ただ、なんとなくインターンに参加という印象を与えず、主体的に行動して長期インターンに参加したというアピールをしましょう。
④困難:目標達成する上で直面した困難
長期インターンという長い期間で働いていれば、インターン先で感じた課題などがあるはずです。
長期インターンでの頑張りを伝えるためには、業務を行ったという事実を伝えるだけではダメです。
どのような状況でどんな課題にぶつかったのかを伝える必要があります。
例えば、営業系のインターンだと、月のノルマ売り上げや、架電数で評価されることが多いです。
職種・業界により直面する困難は異なりますので、自分が直面した困難について具体的に書くようにしましょう。
⑤取り組み・結果:具体的にどのように取り組んだのか
どのようにその困難・目標に対して取り組んだのかを話しましょう。
具体的な対策・施策を述べ、どうしてそのような対策を取ったのか、その対策を行った結果はどのような改善が見られたのかなどを具体的に述べましょう。
結果の比較として、取り組み前の数値と取り組み後の数値を具体的にすることで、わかりやすく伝えることができ、印象に残りやすく、簡潔に伝わります。
また、結果として失敗に終わった経験でも、なぜ失敗に終わったのかという原因と、その経験を受けてどのようなことを学んだのかということを言えると非常に良いでしょう。
⑥学び:この経験を通じで何を学んだのか
長期インターンのエピソードについて、ひととおり述べたら、この経験を通して学んだことについて述べます。
長期インターンでの経験が、入社後にどのように活かせるのかを企業にアピールすることで、入社意欲・モチベーションの高さを伝えることができます。
ポイントとしては、志望している企業の特徴・社風と長期インターンで経験したこの経験が関連しているということを伝えられるとベストです。
長期インターンシップ経験のガクチカ例文
ここでは、職種ごとで長期インターンシップ経験をどのようにガクチカに書くのかという例文を紹介します。
具体的にどのように書けばいいのかわからないという方は、この例文を参考にして、自分の長期インターン経験をアピールしましょう!
営業職|長期インターン経験のガクチカ例文
大学3年生の夏休みからIT企業の営業職の長期インターンを開始し、前年同月比1.5倍以上の月間売上を達成しました。
この期間中、新規顧客の開拓や既存顧客との関係構築、さらには商談の進行や契約締結のサポートなど、営業の一連の流れを経験しました。
特に、新規の顧客開拓では、市場調査を行いターゲットとなる企業をリストアップし、アポイントメントの取得を試みました。
この過程で、効果的なアプローチ方法や、顧客のニーズを正確に把握するコミュニケーションスキルを磨くことができました。
また、既存顧客との関係深化のため、定期的なフォローアップやニーズのヒアリングを行い、新たな提案をする機会も多くありました。
これにより、長期的な顧客関係の構築や、顧客のビジネスを理解し、最適な提案をする能力を身につけることができました。
このインターンシップを通じて、営業職としての基本的なスキルだけでなく、顧客との信頼関係の構築や、ビジネスの視点からの提案力など、多角的な視点を持つことの重要性を実感しました。
今後は、この経験を活かし、顧客との深い関係を築きながら、ビジネスの成長を牽引する営業職としてのキャリアを築いていきたいと考えています。
マーケティング|長期インターン経験のガクチカ例文
大学3年生の夏休みから、先進的なIT企業にてマーケティング職の長期インターンとして6ヶ月間勤務した経験があります。
この期間中、市場調査、ターゲットセグメントの特定、キャンペーンの企画・実施、そしてデータ分析といったマーケティングの一連の業務を経験しました。
特に、新製品のローンチに向けたキャンペーン企画では、ターゲットとなる顧客層の特性やニーズを深く理解し、効果的なメッセージングやプロモーション戦略を策定しました。
この過程で、消費者の心理や行動を予測するマーケティングの知識と、クリエイティブな思考を養うことができました。
また、キャンペーンの実施後は、各種データを収集・分析し、その結果をもとに次回のキャンペーン改善の提案を行いました。
これにより、データドリブンな意思決定の重要性や、具体的な分析手法を身につけることができました。
このインターンシップを通じて、マーケティングの基本的なフレームワークや戦略の策定、そしてデータを活用した意思決定の方法など、多角的な視点を持つことの重要性を実感しました。
今後は、この経験を活かし、消費者のニーズを的確に捉え、ビジネスの成長を支えるマーケティング職としてのキャリアを築いていきたいと考えています。
エンジニア|長期インターン経験のガクチカ例文
大学3年生の夏休みから、IT企業にてエンジニアの長期インターンとして6ヶ月間勤務した経験があります。
この期間中、実際のプロジェクトに参加し、フロントエンドのデザイン修正やバックエンドのAPIの実装など、多岐にわたるタスクを経験しました。
特に、複数人での開発を行う中で、GitHubを用いたバージョン管理やコードレビューの重要性を実感するとともに、チーム内でのコミュニケーションの取り方やタスクの進め方など、実務での開発フローを学ぶことができました。
また、開発中に遭遇したバグや課題に対して、自ら調査し解決策を提案する経験を重ねる中で、論理的思考や効率的な情報収集の方法を習得しました。
さらに、プロダクトの企画やユーザーからのフィードバックを元にした改善提案など、技術的な側面だけでなくビジネスの側面からも多くの学びがありました。
このインターンシップを通じて得た経験は、私のエンジニアとしての技術力を向上させるだけでなく、チームでの協力やビジネスの視点からの考え方など、多角的な視点を持つことの重要性を実感させてくれました。
今後は、この経験を活かし、技術とビジネスの双方での成長を目指していきたいと考えています。
長期インターンシップのガクチカに関するよくある質問
長期インターンシップの経験をガクチカで述べる際によくある質問を紹介します。
長期インターン先の企業名は書くべき?
参加した長期インターン先の企業名を明らかにするかは、どちらでも大丈夫です。
企業名を出して話が進めやすいのならば、企業名を出した方が良いです。
面接官から、どの企業でインターンシップを行ったのか聞かれる場合も多いです。
長期インターンに参加した企業先で評価が大きく変わることはないので、企業名について気にする必要はあまりないと言えるでしょう。
本選考とインターンシップのガクチカは同じで良い?
本選考とインターンシップのガクチカは同じでも構いません。
面接官が同じ人とは限らないので、同じような内容を話しても大丈夫です。
新しくガクチカで述べたい経験があれば、そちらに変更しても問題ありません。
自分らしさが1番出ており、述べやすいエピソードをガクチカで話すことが大切です。
ガクチカと自己PRが被っても良い?
ガクチカと自己PRの内容が被っても大丈夫です。
自分が力をいれたことは、内容として被りやすいことは当たり前なので気にしすぎる必要はありません。
ガクチカと自己PRは非常に似ている質問であり、ポイントとしては、ガクチカではどのように目標に対して行動したのかという過程、自己PRでは応募者の強みを評価しているので、質問の意図が微妙に異なります。
ですので、内容は同じでも差別化が可能なので、被っても気にしないようにしましょう。
ガクチカやESを書くのにアプリやAIを使っても大丈夫?
ESやガクチカなどにAIやアプリなどを使っても大丈夫です。
ただし、全てAIに任せてしまうとAIっぽい文章になってしまい、文章として違和感があるガクチカが出来上がってしまいます。
AI・アプリなどは、自分で一度書いた上で添削や言い回しなどを確認するための使い方をおすすめします。
長期インターンシップに参加して、就活を有利に進めよう!
長期インターンシップ経験をどのようにガクチカとして用いるかのイメージはついたでしょうか?
長期インターンシップの参加経験はガクチカとして非常に適しています。
しっかりと本記事で紹介したポイントを抑えつつ、面接官に自信を持ってガクチカをアピールできるようになりましょう!