【26卒必見】ニコンの就職難易度・採用大学・年収・インターンを解説!

カメラなどの精密機器を製造・販売する株式会社ニコン(以下、ニコン)。
カメラで有名なニコンですが、カメラ以外にも幅広い事業を展開しています。
ニコンの事業領域の大きさや今後の可能性に魅力を感じて新卒採用にエントリーしようと検討している就活生も多いのではないでしょうか。
「学歴フィルターがあるのだろうか」「インターンは実施しているのだろうか」など知りたいことがある就活生を対象に、現役東大生の筆者がニコンについて徹底的に解説します。
ぜひ、本記事を参考にしてニコンの内定獲得を目指してください。
目次
ニコンは何の会社? ニコンの就職難易度 ニコンの採用人数 ニコンの採用倍率 ニコンの採用大学 ニコンに学歴フィルターは存在するのか? ニコンの選考突破のポイント ①他人と被らない「ガクチカ」を用意する ②入念な面接対策を行う ニコンの年収・給与 ニコンの選考フローと選考対策 エントリーシート Webテスト 複数回の面接 ニコンのインターンはどのような内容? 夏期コース 冬期職場体験コース ニコンの就活に関するよくある質問 ニコンの離職率は? ニコンの社風は? ニコンの残業は多い? まとめニコンは何の会社?

株式会社ニコンは1917年に設立し、東京都の品川に本社を置く機器メーカーです。
映像事業、精機事業、ヘルスケア事業、コンポーネント事業、デジタルマニュファクチャリング事業の5つの事業を展開しています。
「信頼と創造」を企業理念とし、光の可能性を見いだし挑戦し続けています。
海外にも複数のグループ会社があり、世界を視野にビジネスを行うグローバル企業です。
社名 | 株式会社ニコン |
---|---|
設立 | 1917年7月25日 |
本社所在地 | 東京都品川区西大井1-5-20 |
従業員数 | 連結 19,444 名 / 単体 4,388 名 |
資本金 | 65,476 百万円 |
会社HP | https://www.jp.nikon.com/company/ |
ニコンの就職難易度

東洋経済ONLINE発行の『最新版「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社』によると、ニコンは188位で入社難易度は「58.1」です。
機器メーカーの中でもカメラを扱っている企業は就活生にとって馴染みがあるため、就活生からの人気が集まりやすい傾向にあります。
それによって、就職難易度は引き上げられます。
ニコンの採用人数
ニコンは採用計画を公表しており、2024年のニコン単体の採用予定人数は150名です。
人材への投資を積極的に行うことを公表していますが、決して多い数字ではありません。
人気企業の150名の枠に入るのは非常に難しいので、しっかりと対策をして内定枠獲得を目指してください。
ニコンの採用倍率
ニコンの採用倍率は公表されていません。
概算値にはなりますが、少なくとも20倍以上の倍率になると予想できます。
算出方法は就活サイトリクナビでニコンへのエントリーを検討している就活生が3,668名なので、採用予定人数の150名で割っています。
あくまで参考程度にしてください。
人気企業ランキングにランクインする企業の倍率20倍は、20倍の他の企業以上に内定獲得は難しいでしょう。
ニコンの採用大学

採用実績のある大学を一部抜粋して紹介します。
お茶の水女子大学/千葉工業大学/埼玉大学/慶応義塾大学/津田塾大学/立教大学/関西学院大学
ニコンに学歴フィルターは存在するのか?
採用大学の実績から、ニコンに学歴フィルターはないと考えられます。
学歴フィルターがないということは、エントリーの時点で誰にでも平等に内定獲得のチャンスがあります。
選考準備をどれほど積み重ねたかによって結果は大きく変わるので、できる限りの対策をして選考に臨んでください。
ニコンの選考突破のポイント

就活生から大人気のニコンの内定を獲得するために、押さえておきたいポイントを紹介します。
以下の2点を意識しながら内定まで駆け抜けてください。
①他人と被らない「ガクチカ」を用意する
②入念な面接対策を行う
①他人と被らない「ガクチカ」を用意する
就活で内定できる学生と届かない学生の大きな違いは「突出した要素があるか」「企業が求める人物像と合致しているか」です。
したがって、他の就活生の違いをアピールしつつ、それが企業側にささらなければいけません。
そこで、選考で必ずと言っていいほど聞かれる「ガクチカ」を他人と被らないようにすることをオススメします。
ガクチカは就活生の価値観や能力・人柄を測る上で重要な質問なので、他人と被ると良さが埋もれてしまうでしょう。
他人と被らないガクチカというと「起業経験」「部活動で全国大会出場」などで、実際にニコンのような難関企業に内定するような学生は誰とも被らない内容でエントリーしてきます。
しかし、誰もがそのような経験をしているわけではありませんよね。
ガクチカで話す内容がなかったり、どうしてもよくあるテーマだったりする人は、長期インターンがオススメです。
長期インターンは実際のビジネスに組織の一員として関わることができます。
その中で自らプロジェクトを動かして課題を乗り越えたり、失敗から学んだりすることもあるはずです。
ぜひ興味のあるインターンがあれば挑戦してみてください。
②入念な面接対策を行う
内定前には複数回の面接があります。
面接ではエントリーシートなどの文章だけではわからないコミュニケーション能力やマナーも見ることで、一緒に働きたい人物であるかを見られています。
そこで内定にたどり着くためには、徹底的な面接練習が重要です。
人気企業であればあるほど最終面接を通過するのは難しいので、最後まで油断せずにどんな質問が来ても答えられるようにしておきましょう。
面接となると緊張してしまう人は、社会人と話す機会を作ることをオススメします。
そのために、長期インターンはいかがでしょうか。
長期インターンは初対面の人と一緒に仕事をしたり、業務の中で自然とビジネスマナーを身につけたりすることができます。
他にも長期インターンが就活にどのようなプラスの要素があるのか知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

長期インターンは就活に有利になる?東大生が実体験とともに解説!
長期インターンが本当に就活に有利になるか、疑問を持つ方も多いと思われます。本記事では、長期インターンが就活に有利になる理由を、筆者の体験談を交えて紹介します!
ニコンの年収・給与

ニコンの2023年度の平均年収の実績は863万円でした(参考:有価証券報告書)。
初任給は学部卒が247,000円で、修士了が270,000円、博士了が318,000円です。
初任給、平均年収ともに高い企業なので、高収入を目指したい就活生にもおすすめの企業です。
参考:ニコン|新卒募集要項
ニコンの選考フローと選考対策

ここからはニコンの選考フローと対策方法を解説します。
エントリーシート
ニコンの最初の選考ステップはエントリーシートです。
エントリーシートは自己分析と企業分析をしてから作成するのがポイントなので、マイページ上にエントリーシートの設問が公開される前に自己分析と企業分析はしておきましょう。
過去の選考では、以下のような設問が出題されました。
- 大切にしている価値観
- 課外活動について
- 強みとその理由
- 弱みとその理由
- ニコンで挑戦したいこと
- 第一志望職種と理由、職種のイメージ
- 研究内容
参考:ニコンの新卒採用・会社概要とクチコミ|就活サイト【ONE CAREER】
自己分析を通して、自分自身を知りつつ就職した企業で何を実現したいかを明確にできていれば作成しやすいでしょう。
書き終えたら周囲の人やOBにチェックしてもらい、より選考通過率の高いエントリーシートを目指してください。
Webテスト
ニコンのWebテストは玉手箱形式です。
市販の問題集を使って、スピーディかつ正確に解けるようになるまで何度も問題を解きましょう。
どれほど面接対策をしてもWebテストで点数を取れないと次のステップに進めないので、高得点を狙ってください。
また、ニコンの選考を受ける前に、玉手箱形式のWebテストを選考ステップに取り入れている他社の選考を受けることをおすすめします。
複数回の面接
ニコンの面接は一次面接から就活生1人の個別面接で行われます。
事前にPRシートというものを提出する必要があり、エントリーシートやPRシートで記載した内容をもとに質問をされます。
また、冒頭に5分程度PRシートの内容を発表する必要があるので、事前準備が選考突破のカギです。
面接では突飛な質問は少なく、人柄を確認するような質問が中心です。
選考時に職種を決めないオープンコースにエントリーしている場合は、希望の職種とその理由も問われるので、あらかじめどの職種を希望するのかを考えておきましょう。
最終面接では、企業側は就活生に内定を出したら承諾してくれるのかを見極めたいと考えています。
少しでも懸念要素を残すと他の就活生に内定枠を回されてしまう可能性もあるので、面接では「他でもなく、ニコンが第一志望である」とアピールしましょう。
ニコンへの志望度の高さを示せるよう、最後まで油断せずに臨んでください。
全ての選考ステップを通過すると内定です。
ニコンのインターンはどのような内容?

ここからはニコンのインターン概要を紹介します。
夏期コース
ニコンの夏期コースインターンは半日で開催され、ニコンの事業内容やコア技術について知ることができます。
カメラなどの機器を扱っているメーカーというイメージから、具体的にニコンが何をしているのかやニコンの強みを知ることができるチャンスです。
夏期コースに応募すると秋以降に開催されるイベントに優先的に案内されるので、少しでもニコンに興味がある就活生はエントリーしてみてください。
インターンに参加するためには、エントリーシート・Webテスト選考を通過する必要があります。
実施期間 | 半日 |
実施場所 | オンライン |
応募締め切り | 一次募集:2024/7/2 正午二次募集:2024/7/30 正午 |
応募資格 | 全学部全学科 |
報酬 | ー |
冬期職場体験コース
冬期職場体験コースは、コース毎に実地でニコンの業務を体験することができるインターンです。
2~3日間で実際にニコンで働くイメージを持つことができるので、より業務理解が進むので面接でも話しやすくなるでしょう。
技術系・事務系ともに細かくコースが分かれているので、早めのうちからどのコースにエントリーするのかを考えて選考準備をする必要があります。
インターンに参加するためには、エントリーシート・Webテスト選考を通過する必要があります。
実施期間 | 2〜3日間(コースにより異なる) |
実施場所 | ニコン本社、製作所 |
応募締め切り | 秋頃 |
応募資格 | 全ての日程に参加可能な人 |
報酬 | ー |
ニコンの就活に関するよくある質問

ここからは就活生がニコンに関して気になることを解説します。
ニコンの離職率は?
ニコンの離職率は公表されていません。
しかし、ニコンの平均勤続年数は14.5年で、全給与所得者の勤続年数の平均である12.7年よりも2年程度長いので、働きやすい環境であると推測できます。
ニコンの社風は?
ニコンは互いの意見を受け入れる社風です。
数々の商品を生み出し続けてきたニコンは、お客様の声に耳を傾け、チーム内の人の意見を受け止め、本気で新しいことにチャレンジしていこうという雰囲気があります。
新人でも会議などの場面で意見を求められる場面も多々あるので、主体的に仕事をしたい人におすすめの企業です。
ニコンの残業は多い?
ニコンの2021年の月間残業時間の平均は、24.9時間でした。
1ヶ月あたりの稼働日数は約20日なので、1日1時間強の残業をしている計算になります。
繁忙期や業務量は配属部署や人によって大きく異なるので、気になる就活生はOB訪問などで確認してみてください。
まとめ
本記事では、ニコンの就職難易度や、採用大学、年収、そしてニコンの内定に必要な情報を紹介しました。
また、ガクチカを被らないようにしたり、面接練習を徹底的におこなったりすることが内定に近づく要素であることも触れました。
本選考まで時間がある人は、長期インターンに挑戦してレベルアップした状態で本選考を迎えることも視野に入れてみてください。
数少ない内定枠を勝ち取るためには自分の良さをアピールするための強いガクチカが必要で、長期インターンを経験することでグッと内定に近づきます。
長期インターン経験はガクチカのためだけでなく、ビジネスマナーや話し方も社会人に引けを取らないくらいできていることの証明になるので、面接の通過率も上げられます。
入社難易度が比較的高い企業であるため、ニコンに入社したい学生は、しっかりと選考対策を行いエントリーするようにしましょう。