【新卒必見】農林中央金庫はやばい?の就職難易度・採用大学・年収・インターンを解説!
金融業界の1つである農林中央金庫を就活をしている最中に知った学生も多いのではないでしょうか。
幅広い事業を行う農林中央金庫の選考を受けるとなると、就職難易度や年収、選考対策方法などが気になりますよね。
本記事では農林中央金庫を受ける際に知っておきたい情報を現役東大生の筆者が徹底的に解説します。
ぜひ本記事を参考に内定を目指してください。
目次
農林中央金庫は何の会社? 農林中央金庫の就職難易度 農林中央金庫の採用大学 農林中央金庫の年収・給与 農林中央金庫の選考フローと選考対策 農林中央金庫のインターンはどのような内容? 農林中央金庫の就活に関するよくある質問 まとめ農林中央金庫は何の会社?
農林中央金庫は1923年に設立し、東京都の千代田区に本社を置く金融業界に属する企業です。
食農ビジネス・リテールビジネス・投資ビジネスの3つの事業を展開しており、「農林水産業と食と地域のくらしを支えるリーディングバンク」を目指しています。
社会情勢によって影響を受けている農林水産業を支えることは、社会課題の解決にも繋がるため、農林中央金庫が社会に果たす役割は大きいと言えます。
従業員の10%が資格取得のために海外留学に行くなど、グローバル市場を見据えて日々の業務を行っている点も農林中央金庫の特徴です。
社名 | 農林中央金庫(英文名称:The Norinchukin Bank) |
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設立 | 大正12年12月20日(1923.12.20) |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町1-2-1 |
従業員数 | 3,415人(2023年9月30日現在) |
資本金 | 4兆401億円(2023年9月30日現在) |
会社HP | https://www.nochubank.or.jp/ |
農林中央金庫の就職難易度
東洋経済ONLINE発行の『最新版「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社』によると、農林中央金庫は37位で入社難易度は「61.7」です。
金融業界の中でも就職難易度が高く、優秀な学生も多くエントリーするため、内定獲得のために早めのうちから対策を始める必要があります。
農林中央金庫の採用人数
農林中央金庫の募集要項を見ると、2024年入社の採用実績数は総合職のオープンコースが89名、グローバルインベストメンツコースとクオンツコースが若干名、事務・ITコースが4名、支店総合職が18名、ビジネスエキスパートコースが13名でした。
人気企業であるにも関わらず、総合職のオープンコースでも100名以下の採用枠なので非常に狭き門です。
数少ない採用枠を勝ち取るためには入念な選考準備が必要です。
農林中央金庫の採用倍率
農林中央金庫の正式な採用倍率は公表されていません。
概算値になりますが、24倍以上の倍率になると予想されます。
算出方法は多くの就活生が利用するリクナビで、農林中央金庫へのエントリーを検討している人数である2,956名を採用人数の実績がわかっているコースの合計値123で割っています。
あくまで参考程度にしてください。
農林中央金庫の採用大学
農林中央金庫の採用大学の実績は以下の通りです。
<大学院>
大阪大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、上智大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、明治大学、明治学院大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学
<大学>
ノートルダム清心女子大学、一橋大学、茨城大学、横浜国立大学、横浜市立大学、岡山大学、学習院大学、関西学院大学、京都女子大学、京都大学、金沢大学、九州大学、熊本学園大学、熊本県立大学、熊本大学、慶應義塾大学、山形大学、共立女子大学、首都大学東京、昭和女子大学、上智大学、新潟県立大学、新潟大学、神戸大学、成蹊大学、成城大学、聖心女子大学、早稲田大学、大妻女子大学、大阪大学、筑波大学、中央大学、東京工業大学、東京女子大学、東京大学、東京理科大学、東北学院大学、東北大学、同志社大学、日本女子大学、武蔵大学、福島大学、法政大学、北海学園大学、北海道大学、名古屋大学、明治学院大学、明治大学、立教大学、立命館大学
参考:農林中央金庫の新卒採用・会社概要 | マイナビ2025 (mynavi.jp)
農林中央金庫に学歴フィルターは存在するのか?
採用大学の実績を見る限り、農林中央金庫に学歴フィルターは存在しないと考えられます。
人気企業であるため、多くの高学歴で優秀な学生がエントリーすることは容易に想像ができます。
実際に東京大学など最難関レベルの大学の名前もありますが、中には入試難易度が標準レベルの大学名もあるので、大学名だけで振り落とされることはないと言えるでしょう。
誰にでも内定のチャンスがあるからこそ、エントリーが引きあがり倍率が高くなります。
周囲の就活生以上に、自身が農林中央金庫に入社すべきであることをアピールしましょう。
農林中央金庫の年収・給与
農林中央金庫の平均年収は、810万円です(参考:Openmoney)。
役職者は1,000万円をはるかに超えているので、農林中央金庫の給与待遇は良いと言えるでしょう。
金融業界は平均年収が業界全体で高い傾向にありますが、農林中央金庫も同様なので高収入を目指したい就活生にもおすすめの企業です。
農林中央金庫の選考フローと選考対策
ここからは農林中央金庫の選考フローとその対策について紹介します。
農林中央金庫の選考ステップは非常に多いので、早めのうちから余裕を持って対策を行うことが重要です。
エントリーシート
農林中央金庫の最初の選考ステップは、エントリーシートです。
エントリーシートで出題される設問は志望動機と学生時代に注力したことを各200文字、300文字以内なので、他社と比べるとボリュームは軽いでしょう。
指定文字数が少ないので、簡潔に分かりやすく記載することが選考通過のカギです。
志望動機は企業研究をどれだけしているかを測る設問でもあるので、しっかりと農林中央金庫について研究してから志望動機の作成に入りましょう。
Webテスト
農林中央金庫のWebテストはテストセンターでの受験で、方式はSPIです。
対策方法としては一般的なSPIに特化した市販の問題集を使用し、スピーディかつ正確に解けるようにしましょう。
自宅ではリラックスして解けるのにテストセンターとなると緊張して思うように解けない就活生も一定数いるため、農林中央金庫を受ける前に他社でテストセンターのWebテストを採用している企業の選考を受けることをおすすめします。
本選考シーズンはテストセンターが混むので、期限内にテストセンターの予約が取れない可能性があります。
予約が埋まる前に、テストセンターの案内が来たらすぐに予約しましょう。
AI面接
エントリーシートとWebテストを通過したら、AI面接があります。
AI面接ではスマートフォンの専用アプリをダウンロードして、アプリの指示にしたがって質問に回答します。
AI面接で聞かれる内容は、学生時代に注力したことや自身の強み・弱みなど就活における基本的な質問です。
いずれも1分以内など制限時間があるので、時間内に簡潔に伝えるように意識しましょう。
動画形式の面接は対面の面接以上にハキハキと回答することが重要です。
グループディスカッション
グループディスカッションは対面で、就活生6人程度で行われます。
時間は約3時間と非常に長く、流れは個人ワーク(30分)→グループワーク(100分)→発表及び質疑応答です。
過去に出題されたテーマは「宇宙旅行事業を行う会社の課題と解決案を議論する」などで、一見金融業とは関係ないようなテーマとなっています。
グループディスカッションのはじめに評価内容が公表されるので、発表された評価基準を意識しながら取り組みましょう。
時間が長いグループワークは途中でグループ内の認識がズレていきやすいので、修正や確認を入れると評価にも繋がるはずです。
どのようなテーマでもあせらず、思考を整理しながら臨んでください。
複数回の面接
グループディスカッションを通過したら残りは面接です。
基本的に3回ですが、人によっては途中でリクルーター面談を挟む就活生もいます。
面接は一次面接から就活生1人に対して面接官1人で行われ、時間は30分~1時間です。
面接回数を重ねるにつれて、面接官の役職が上がっていきます。
聞かれる内容は一貫して、学生時代に注力したことや志望動機、キャリアプランなど就活において基本的な質問です。
重要なのは志望度の高さを明確に示すことなので、はっきりと「農林中央金庫が第一志望である」とアピールしましょう。
入社への熱意を示すためには、徹底的な自己分析・企業研究をした上での面接練習が必要なので、時間をかけてしっかり行いましょう。
ここまで紹介した全ての選考ステップを突破したら内定を貰えます。
農林中央金庫のインターンはどのような内容?
ここからは農林中央金庫のインターンについて紹介します。
26卒を対象に、以下のインターンが開催される予定です。
- SUMMER PROGRAM
- 2DAYS BASIC PROGRAM
- 食農法人営業
- リテール事業
- グローバルインベストメンツ
- デジタルイノベーション
SUMMER PROGRAMは夏開催、2DAYS BASIC PROGRAMは秋開催、その他は冬開催です。
本記事ではエントリー受付中のSUMMER PROGRAMの概要を紹介します。
その他のインターンは、今後マイページ上で詳細がアップロードされるので、はやめにマイページに登録して、情報をキャッチしてください。
SUMMER PROGRAM
SUMMER PROGRAMのインターンは、オンライン5日間と対面1日の計6日間で開催されます。
投資・食農・リテールの3つの事業領域の説明を受けたり、実際の仕事を疑似体験したりするイベントになっているため、農林中央金庫の仕事への理解が深まる絶好の機会です。
本インターンは採用選考にも直結するため、農林中央金庫を志望する就活生はインターンの参加を目指しましょう。
インターンに参加するためには、エントリーシートと個人面接を通過する必要があります。
実施期間 | オンラインA日程 8/15~8/16、8/19〜8/21オンラインB日程 8/22~8/23、8/26〜8/28品川研修所 9/2~9/4の1日程 |
実施場所 | オンライン5days/品川研修所1day |
応募期間 | 6/4受付開始 |
応募資格 | 大学生及び大学院生 |
報酬 | なし |
農林中央金庫の就活に関するよくある質問
ここからは農林中央金庫について就活生が気になることを紹介します。
農林中央金庫に就職するのはエリート?すごい?
エリートの基準は人によってそれぞれです。
就職難易度の高い企業で働いている人のことを指す場合もあれば、出世している人を指す場合もあるでしょう。
しかし、一般的に見れば就職難易度の高い農林中央金庫に入社するとなれば、周囲の友人や親は「すごい」と感じる人が多いのではないでしょうか。
周囲の人から「すごい」と言われるような企業に入りたいというのも立派な志望理由になりますが、その企業に入社してやりがいを持って働けるかという基準も大切に就職活動をすることをおすすめします。
農林中央金庫の離職率は?
農林中央金庫の2022年度の離職率の実績は2%でした。
その年の従業員数は3,439名のため、68名が離職していることになります。
2%の離職率は低く、働きやすい環境と言えるでしょう。
まとめ
本記事では、中央農林金庫の就職難易度や、採用大学、年収、そして中央農林金庫の内定に必要な情報を紹介しました。
入社難易度が比較的高い企業であるため、中央農林金庫に入社したい学生は、しっかりと選考対策を行いエントリーするようにしましょう。