【27卒必見】豊田通商への就職はすごい？採用大学・年収・インターンを解説！

豊田通商は、トヨタ自動車のグループ会社である総合商社です。

自動車の製造や加工、販売などの事業を展開しており、最近ではインフラ分野や化学品分野、食料分野などにも事業を拡大しています。

（参考：豊田通商｜会社概要）

(参考：有価証券報告書｜豊田通商株式会社)

2025年2月に東洋経済ONLINEが発行した『｢入社が難しい有名企業ランキング｣トップ200』によると、豊田通商は58位であり、入社難易度は「60.7」となっています。

入社難易度とは、企業に就職した学生の出身大学の入試難易度（偏差値）をもとに算出した指標です。具体的には、各企業に就職した学生の出身大学の偏差値に人数を掛け、その合計を就職者数で割った平均値を「入社難易度」として示しています。つまり、難関大学の学生の就職割合が高い企業ほど、入社難易度が高いとされています。

知名度、規模ともにトップクラスの会社であることから、就活生からの人気もあり就職難易度は非常に高くなっています。

また、高学歴の学生が多数応募することも、入社難易度が高い要因の一つといえます。

豊田通商の2024年度の採用人数は、78名でした。

2023年度は70名、2022年度は68名であり、採用人数は年々増加傾向にあります。

（参考：豊田通商の採用大学・学歴フィルター・就職難易度・採用人数を解説｜タレントスクエア）

豊田通商の正式な採用倍率は公表されていません。

概算値にはなりますが、採用倍率は約315倍程度になると筆者は考えています。

ONE CAREER｜豊田通商によるとお気に入り登録数が24,580名（2025年10月15日現在）となっており、24年度の採用人数である78名で割ると約315倍になります。

あくまで概算値のため、参考程度にしてください。

ただ、豊田通商は就活生からの人気も高く、一般的な知名度も高いことから採用倍率は非常に高いことは事実です。

内定を勝ち取るには、しっかりと選考対策を行う必要があります。

豊田通商の採用実績を一部抜粋して紹介します。

（参考：【豊田通商の就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のポイントを解説！｜ハイキャリ就活）

結論から言うと、豊田通商に学歴フィルターは存在しません。

とはいえ、学生に知名度のある企業であり、文理関係なく就活生から知名度も人気もあるので高学歴の学生が多く受けることも事実です。

選考対策をしっかりと行って挑みましょう。

豊田通商の平均年収は13,202,952円(2025年３月31日時点)です。

(参考：有価証券報告書｜豊田通商株式会社)

同業の競合他社と比較してもかなり高い年収となっています。

また、豊田通商は給与はもちろん、その他福利厚生も十分に整っています。

社員がそれぞれに応じた柔軟な働き方を実現するためのさまざまな制度を設けています。

（参考；労働環境｜豊田通商）

ここまで豊田通商の会社概要や就職難易度、インターンなどを紹介しました。

簡単に入れる企業ではないと感じた方が多いのではないでしょうか。

狭き門である豊田通商の選考を突破するために、押さえておくべきポイントは以下の3点です。

面接では、多くの企業でガクチカ（学生時代に注力したこと）を聞かれます。

そのガクチカを他の学生と差別化することが、選考突破のカギです。

サークルでの新入生歓迎施策やアルバイトでの経験は多くの就活生がガクチカとしており、面接官にとってはどれも同じような内容に感じてしまいます。

実際に豊田通商などの就職難易度の高い企業に内定する学生は、起業経験や海外留学経験、部活動での全国大会出場経験など特殊な経験をガクチカにしている人が多いです。

しかし、誰もがそのような特殊な経験をしているわけではありません。

この記事を読んでいる中には、豊田通商の内定を取りたいけれど、差別化できるガクチカがない方も多いのではないでしょうか。

そこで、差別化できるようなガクチカがない方は長期インターンをオススメします。

長期インターンは実際のビジネスに携わる中で、成果を出したり、失敗を乗り越えて学びを得たりできるので、効率良く質の高いガクチカを作れます。

さらに長期インターンに参加する学生は多くないので容易に差別化できる点も魅力的です。

面接では話し方やマナーもチェックされており、会話のような自然な受け答えをするためには練習が欠かせません。

また、社会人の基礎となる振る舞いを面接の場でもできるように、日頃から社会人と関わる機会を持つことも重要です。

しかし、一般的な大学生が社会人と交流する機会は少ないですよね。

教授やアルバイト先の少数の社員としか関わりがない人は、長期インターンを通して面接でも活かせる社会人としての基礎を身につけましょう。

長期インターンでは、初対面の社会人と話すことでビジネスに必要なコミュニケーション能力を習得したり、ビジネスマナーを身につけたりすることができます。

総合商社の新卒採用選考において、学生時代に「実際のビジネスに触れた経験」がある学生はアドバンテージになります。

総合商社はグローバルビジネスを展開しており、その中で新規事業を立ち上げることが多いからです。

学生時代にアイディア性を活かして、実際のビジネスを立ち上げた経験がある人は、即戦力として活躍する可能性が高く、企業から評価されます。

今から起業をして「新規ビジネスの立ち上げ経験」を得るのは、難しい方も多いのではないでしょうか？

そこで、現実的に「新規ビジネスの立ち上げ経験」を得る方法として長期インターンへの挑戦が非常にオススメです。
実際に三井物産と三菱商事に内定した長友さんのインタビュー記事では、「長期インターンで新規ビジネスモデルを提案した経験が内定獲得に繋がった」と語られています。

本記事を読んでいる方も長友さんのように商社内定を目指して、長期インターンに参加しましょう。

ここからは、豊田通商の選考フローと選考対策について解説します。

豊田通商では、インターンシップ参加者を対象とした特別選考ルートが設けられており、本選考のステップが一部省略される場合があります。

ここでは、インターンに参加しなかった場合のグローバル職の選考フローについて詳しく解説します。

選考フローは以下の通りです。

エントリーシートで問われた設問は以下の内容です。

(参考：26年卒グローバルの職選考ステップ｜ワンキャリ)

「将来の夢や目標と志望理由」は、例としては新規事業立案を行いたく、そのため豊田通商のような特殊な事業構成でこそ達成できるため、のように具体的に述べると良いでしょう。

加えて、挑戦的な社風や社員の人柄も志望理由に入れると良いと考えられます。

テストセンターで１時間程度のWEBテストを受けます。内容は言語、非言語、英語で、形式はGAPです。

(参考：豊田通商｜ワンキャリア)

オンラインで社員1人（中堅社員）と学生4~6人での50分程度のグループ面接です。

タイムラインとテーマは以下の通りです。

グループの意見を広く取り入れながら、具体的な内容に落とし込んでうまくまとめ上げる必要があります。

(参考：26年卒グローバル職｜ワンキャリア)

オンラインで社員1人（人事）と学生1人での30分程度の個人面接です。

質問内容は以下の通りです。

ガクチカは特に深掘りされる傾向があるため、どのような質問にも対応できるよう事前にしっかりと準備しておきましょう。

(参考：26年卒グローバル職｜ワンキャリア)

最終面接は東京本社で実施されます。

学生1名に対して人事部長とモビリティ部長の2名が担当し、所要時間はおよそ30分です。

質問内容は以下の通りです。

最終面接では鋭い質問が多く投げかけられます。

発言の中の曖昧な表現も見逃されず、深く掘り下げて問われるため、質問に対して一貫性のある論理的な回答を心がけましょう。

(参考：豊田通商｜ワンキャリア)

豊田通商には、社員に共有されている価値観・行動指針・企業文化を示す「豊田通商DNA」が存在します。

この考え方を理解し、選考の場で自分の言葉として表現できるかどうかが、選考を突破するための第一歩となるでしょう。

「豊田通商DNA」については、以下で説明しているので、ぜひ参考にしてください。

(参考：豊田通商インターンシップ情報サイト｜TOYOTA TSUSHO CORPORATION)

豊田通商では、商社で働くイメージや、豊田通商らしさをさまざまな角度から理解してもらいたいという思いで夏と冬の2回、インターンシップを開催しています。

このインターンに参加するには、筆記試験を通過する必要があります。

インターン参加には、筆記試験（テストセンターにてC-GAB）、グループディスカッション、個人面接を通過する必要があります。

(参考：豊田通商インターンシップ情報サイト｜TOYOTA TSUSHO CORPORATION)

ここからは、豊田通商の就活に関するよくある質問について回答します。

本記事では、豊田通商の就職難易度や、採用人数、平均年収、そして、インターンシップの情報など内定に必要な情報を紹介しました。

入社難易度が高い企業であるため、豊田通商に入社したい学生は、しっかりと選考対策を行いエントリーするようにしましょう。

豊田通商内定のために、周囲の就活生と差別化できるガクチカを作り、しっかりと伝えられるように面接対策にも注力しましょう。

しかし、差別化できるガクチカがなかったり、面接に自信がない方も多いのではないでしょうか。

そんな方は是非長期インターンに挑戦してみてください。

長期インターンは就活で非常に有利であるものの、実際に参加している学生はごく少数です。

さらに総合商社の選考においては「実際のビジネスに触れた経験」が高く評価されます。
特に「新規事業を立ち上げたエピソード」を話すことで内定が大きく近づきます。

周りと差別化できるガクチカが無いと悩んでいる方は長期インターンを探してみることが、内定への大きな一歩となります。