【27卒必見】旭化成はやばい?就職難易度・採用大学・年収・インターンを解説!

化学メーカーにはBtoB企業が多いため、化学メーカーを詳しく知らない人は多いと思います。
ですが、旭化成の名前を知っている就活生は多いのではないでしょうか?
そんな旭化成の選考を実際に受けるとなると、就職難易度や選考ステップなどが気になりますよね。
本記事では、就活生が選考対策を始める前に知りたい情報を現役東大生の筆者が徹底的に解説します。
ぜひ本記事を参考にして、旭化成の選考に臨んでください。
目次
旭化成は何の会社? 旭化成の就職難易度 旭化成の採用人数 旭化成の採用倍率 旭化成の採用大学 旭化成に学歴フィルターは存在するのか? 旭化成の年収・給与 旭化成の選考突破のポイント ① 他人と被らない「ガクチカ」を用意する ②入念な面接対策を行う 旭化成の選考フローと選考対策 ステップ①:エントリーシート ステップ②:Webテスト ステップ③:複数回の面接 旭化成のインターンはどのような内容? 事務職 MR職 旭化成の就活に関するよくある質問 Q. 旭化成の初任給は? Q. 旭化成の評判は? まとめ旭化成は何の会社?

旭化成は、東京都日比谷に本社を置く総合化学メーカーです。
マテリアル、住宅、ヘルスケアの3つの事業領域を軸に、社会の変化を先読みしながら、人々の暮らしをより豊かにすることを目指しています。その技術力と製品は高く評価され、多くの組織からさまざまな賞を受けています。
また、日本国内だけでなく、アジア・オセアニア、ヨーロッパ、北米、南米にも拠点を置く、グローバルに展開する企業です。
| 社名 | 旭化成株式会社 |
|---|---|
| 設立 | 1931年5月21日 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー(東京ミッドタウン日比谷) |
| 従業員数 | 8,288人 |
| 資本金 | 103,389百万円 |
| 会社HP | https://www.asahi-kasei.com/jp/ |
旭化成の就職難易度

東洋経済ONLINE発行の『「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社』によると、旭化成は48位で入社難易度は「61.1」です。
誰もが知る大企業の名前が並ぶ中で、50位以内に入る旭化成の就職難易度は非常に高いと言えます。
難易度の高い選考を突破するためには、入念な対策が必要です。
旭化成の採用人数
旭化成の2025年4月入社の採用人数は209名です。
24年入社の採用人数が179名で23年は149名なので、年々採用人数は増加しています。
年々売上高が増加しているのに伴って採用人数も増えていることから、さらに企業としての成長を加速させる狙いがあると推測できるでしょう。
参考:マイナビ2026
旭化成の採用倍率
旭化成の正式な採用倍率は公表されていません。
概算ではありますが、大手就活サイトリクナビの旭化成のプレエントリー登録者数が16449名なので、採用人数で割ると倍率は79倍になります。
有名大手企業である旭化成を志望する就活生は多いので、80倍に近い倍率は妥当と言えるでしょう。
旭化成の採用大学

旭化成の採用大学は以下の通りです。
| 順位 | 大学名 | 人数 |
|---|---|---|
| 1 | 京都大 | 17 |
| 2 | 東北大 | 14 |
| 早稲田大 | 12 | |
| 4 | 大阪大 | 10 |
| 5 | 東京工業大 | 10 |
| 九州大 | 9 | |
| 7 | 東京大 | 6 |
| 8 | 慶応義塾大 | 6 |
| 同志社大 | 6 | |
| 10 | 北海道大 | 5 |
参考:大学通信ONLINE
旭化成に学歴フィルターは存在するのか?
採用大学の実績を見ると、難関大学の名前が並んでおり、旭化成には学歴フィルターが存在すると考えられます。
ただ、数多くの高学歴で優秀な学生がエントリーすることが予想されるので、高学歴であることは安心材料にはなりません。
しっかりと対策を行い、自身が入社後にどう活躍できるかをアピールしていきましょう。
旭化成の年収・給与

旭化成の平均年収は、800万円です(参考:有価証券報告書)。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、全給与所得者の平均年収は458万円なので、それをはるかに上回る旭化成の平均年収は高いと言えます。
ボーナスは年2回支給されます。
旭化成の選考突破のポイント

ここまでは、旭化成の会社概要・採用大学・年収などを詳しく解説しました。
ここからは、旭化成の選考を突破し、内定を獲得するためのポイントを詳しく解説していきます。
以下が旭化成に内定するための主な2つのポイントになります。
①他人と被らない「ガクチカ」を用意する
②入念な面接対策を行う
① 他人と被らない「ガクチカ」を用意する
旭化成のような難関企業の内定者には、「大学時代に研究成果で表彰された」「部活動やサークルでリーダーシップを発揮した」「国際交流や海外インターンシップを経験した」など、特殊な経験を持っている学生が多く見られます。
そのため、旭化成の内定獲得を目指すには、他の学生と差別化できる「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」の強さが必須です。
この記事を読んでいる方の中にも、旭化成のような難関企業を目指しているものの、「面接で話せるエピソードがない」「ありきたりな経験しかない」という悩みを抱えている学生も多いのではないでしょうか?
そのような方には、今からでも差別化できるようなガクチカを作ることが必要です。
ですが、今から「研究成果で大きな賞を取る」「大規模プロジェクトを主導する」などの特殊な経験を作るのは、現実的に難しいでしょう。
そこで、最も効率よくガクチカを強化できる方法として、「長期インターン」への参加をおすすめします。
旭化成のような大手企業では、実際のビジネス現場で得た経験や成果を重視する傾向があります。
長期インターンを通じて、企業の現場でリアルな課題に取り組むことで、「プロジェクトで達成した具体的な成果」や「チームでの協力やリーダーシップの発揮」のような強力なエピソードを得ることができます。
また、長期インターンの経験を持つ学生は少なく、他の応募者との差別化に大きくつながります。
さらに、旭化成の事業領域(化学、繊維、建材、医薬品など)に関連したインターンであれば、企業の求めるスキルや知識を身につけることができ、内定獲得の可能性が高まるでしょう。
旭化成を目指す皆さんは、まず自分に合った長期インターンを探し、一歩を踏み出してみてください。
その経験が、旭化成の面接であなたの強みとなり、内定への道を切り開く鍵となるでしょう。
まずは、以下から自分の気になる長期インターンをチェックしましょう。
②入念な面接対策を行う
旭化成の面接において、エピソードの内容はもちろん重要ですが、面接は「会話」であることを忘れてはいけません。
そのため、自分の話を分かりやすく伝える練習を徹底的に行う必要があります。
さらに、面接の場では言葉遣いや立ち振る舞いといった「社会人としての基本的なマナー」が問われるため、普段から社会人と接する機会を増やし、自然にそのようなマナーを身につけておくことが大切です。
しかし、大学生活を送る中で、社会人と直接関わる機会は少ないのが現実ではないでしょうか。
では、どのようにして社会人と接し、ビジネスマナーを身につけることができるのでしょうか?
その解決策としておすすめなのが、長期インターンシップへの参加です。
長期インターンを経験した学生は、日常的に社会人と一緒に働くことで、実際の業務を通じたビジネスマナーを自然と身につけています。
旭化成を目指す方にとって、長期インターンの経験は、実践的なスキルを習得できるだけでなく、選考を突破するための大きな武器となります。
面接対策や社会人としての準備に不安がある方は、まず長期インターンを検討してみてはいかがでしょうか?
しっかりと準備を整えることが、旭化成への内定への第一歩になるでしょう。
以下の記事では、「長期インターンがなぜ就活に有利になるのか」ということについて詳しく解説しています。
長期インターンは就活に有利になる?東大生が実体験とともに解説!
長期インターンが本当に就活に有利になるか、疑問を持つ方も多いと思われます。本記事では、長期インターンが就活に有利になる理由を、筆者の体験談を交えて紹介します!
旭化成の選考フローと選考対策

ここからは旭化成の選考フローと選考対策を紹介します。
旭化成の選考は事務職、技術職、MR職の3職種に分かれて行われます。
ステップ①:エントリーシート
ステップ②:Webテスト
ステップ③:複数回の面接
ステップ①:エントリーシート
旭化成の最初の選考ステップはエントリーシートです。
過去のエントリーシートでは、以下のような設問が出題されました。
● 学生時代に最も注力したことについて自由にお書きください。
● 就職活動あるいは日々の生活において大事にしている軸は何ですか?
● 将来あなたが会社を引退するとき、どのような会社人生であれば幸せだったと思えるでしょうか? (300字以内)
● 以下の9つのワードのうち3つ以上のワードを用いて、自由に文章を作成してください。 物語、詩、自分の考えなどどんな内容、表現方法でも結構です。
< きつね/食堂/エンジン/税/科学/桜/クリアランス/想い/酸化 >
● 研究概要(A4 1~2枚)【技術職】
● 「人生に影響を与えた出来事・経験」を最大3つお教えください。【事務職】
● MR志望理由【MR職】
各設問の指定文字数は多くないものの、指定ワードを使って文章を作る設問は旭化成ならではの設問で、難しいと感じる就活生が多いでしょう。
しかし、見方を変えてみると自由記載の設問は自身のアピールしたいことを書けるチャンスです。
回答を作成する際は、旭化成の理念やバリューと自身の価値観の共通点を探して、簡潔に分かりやすく書けているかを確認してみてください。
ステップ②:Webテスト
旭化成のWebテストは玉手箱形式です。
対策としては、市販の問題集などを使って問題の解き方を理解できるまで何度も繰り返し解くのがいいでしょう。
どれだけ面接対策をしても、Webテストで点数が取れないと先の選考に進めなくなってしまうので、Webテスト対策も入念に行う必要があります。
旭化成の選考を受ける前に、玉手箱形式のWebテストがある他社の選考を受けることをおすすめします。
ステップ③:複数回の面接
面接回数は職種によって異なりますが、2〜3回です。
事務職とMR職は、学生時代に注力したことの深掘りや志望動機、挫折経験など就活において一般的な質問が中心となっています。
インターネットで就活頻出質問を調べて、結論ファーストで話せるようにしましょう。
面接対策をするときは、提出したエントリーシートを読み返してみましょう。自分が面接官だったら何を聞きたいかを考えて、面接に臨むのがおすすめです。
技術職は、大学・大学院での研究内容についての質問が中心です。
最終面接では、研究についての10分プレゼンがあります。
早いうちから最終面接を見据えて準備を進めることが内定獲得のカギになるでしょう。
面接官も理系出身のはずですが、研究分野が異なると就活生の研究内容を理解するのに時間がかかる可能性も考えられます。
誰が聞いても理解できるように、分かりやすく伝えることを心がけましょう。
複数の選考ステップを突破すると内定です。
旭化成のインターンはどのような内容?

就活生の体験談をもとに、旭化成のインターンについて紹介します。
事務職とMR職のインターンが秋~冬頃に開催されます。
事務職
事務職のインターンは課題解決型のグループワークです。
半日と短いものの、製品を売るための施策を考えるなど業務を知るためのイベントとして設けられています。
座談会の時間もあるので、旭化成の事務職の仕事に興味がある就活生におすすめのインターンです。
インターンに参加するには、エントリーシートの提出とWebテスト、動画選考を通過する必要があるので、早いうちから自己分析や企業研究を行いましょう。
| 実施期間 | 半日 |
| 実施場所 | オンライン |
| 応募締め切り | 10月頃 |
| 応募資格 | 入社年に該当する全学部全学科の学生 |
MR職
MR職のインターンも課題解決型のグループワークで、医療についてのテーマが中心です。
医療系に興味のある就活生が集まるので、知識のない就活生は事前に医療分野の課題や社会の動きを調べて自分なりの意見を持っておくことをおすすめします。
MR職のインターン参加者は、本選考の一次面接免除などで優遇される場合もあるようです。
旭化成のMR職を志望する就活生は、インターンに参加できるように対策に取り組みましょう。
インターン選考は、エントリーシートとWebテストが主で、面接が行われる場合もあります。
| 実施期間 | 1日 |
| 実施場所 | オンライン |
| 応募締め切り | 11月頃 |
| 応募資格 | 入社年に該当する全学部全学科の学生 |
旭化成の就活に関するよくある質問

ここからは、就活生が知りたい旭化成の就活に関するよくある質問を紹介します。
旭化成の初任給は?
旭化成の新卒募集要項によると、大卒が255,350円、修士は280,590円、博士は328,300円です。
大卒の給与は大手メーカーの一般的な初任給額に感じられますが、博士は修士と同額の企業が多い中で博士は修士よりさらに高額なのは嬉しいポイントです。
上記は2025年4月の実績なので、賃上げ動向の中で2026年以降さらに初任給が上がっている可能性もあります。
旭化成の評判は?
旭化成の口コミサイトによると、風通しが良く、チャレンジする人を応援する社風であるという意見が散見されます。
資格取得の補助制度なども充実していたり、チームでサポートする体制が整っていたりとやりがいを持って働ける環境であると感じる人が多い印象です。
まとめ
本記事では、旭化成の就職難易度、採用傾向、年収、そして旭化成の内定に必要な情報について詳しく紹介しました。
旭化成の選考を突破するためには、他の候補者と差別化できる「経験」を準備し、徹底した面接対策で臨むことがポイントです。
しかし、「特別な経験がない」「人と似たようなエピソードしかない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
その場合は、今からでも差別化できるエピソードを作ることが重要です。
最も効率よく強力なエピソードを得る方法として、「長期インターン」への参加がおすすめです。
長期インターンでは、実際にビジネスや研究開発の現場で働くことで、面接でアピールできる具体的なエピソードを得ることができます。
特に、旭化成のような化学、素材、住宅、ヘルスケアなど幅広い分野に事業を展開する企業では、関連分野でのインターン経験が大きなアピールポイントになります。
また、長期インターンに参加している学生は少なく、他の応募者と差をつけることが可能です。
研究開発職や技術職を目指す方であれば、学んだ知識を実際の現場でどう応用したかを具体的に話すことで、説得力のある自己アピールができます。
旭化成を志望しているものの、まだ強力なエピソードがない方や、面接が不安だという方は、まず長期インターンの機会を探してみることをおすすめします。
それが内定獲得への大きな一歩となるでしょう。
興味があれば、ぜひ長期インターンをチェックしてみてください!