【26卒必見】富士通の就職難易度・採用大学・インターン・年収などを解説!
富士通株式会社(以下、富士通)は国内トップクラスのITベンダーであることから、就活生に非常に人気の高い企業の一つです。
富士通への内定を目指したいけれど「富士通の内定はすごい」や「富士通はやめとけ」など様々な噂ががあり、不安を抱えている就活生も多いのではないでしょうか。
本記事では、忙しい就活生のために富士通の平均年収などの基本情報から就職難易度、選考対策、福利厚生まで現役東大生が網羅的に解説しています。
短時間で情報を取得したい学生に限らず、富士通についてもっと知りたいと考える方にぴったりの内容となっています。
是非参考にしてみてください!!
目次
富士通は何の会社? 富士通の就職難易度 富士通の採用大学 富士通の年収・給与 富士通の選考突破のポイント 富士通の選考フローと選考対策 富士通のインターン内容は? 富士通の就活に関するよくある質問 まとめ富士通は何の会社?
富士通は、国内外の各地域で事業を展開してデジタルサービスを提供している総合ITベンダーです。
国内ITサービス市場のシェアは国内企業で1位の実績を誇ります。
1935年に通信機器メーカーとして事業をスタートさせ、時代の流れに伴い様々な変革を遂げ、1990年代から通信システムの総合サービスを始めて今に至ります。
事業内容は、多岐に渡り主に以下の事業を展開しています。
<富士通の展開事業>
- 製造
- 流通
- 物流
- 金融
- 官公庁
- 自治体
- 文教
- ヘルスケア
- 医薬品、製薬
- メディア&エンターテイメントDX
社名 | 富士通株式会社 |
---|---|
設立 | 1935月6月20日 |
本社所在地 | 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター |
従業員数 | 124,000人(2023年3月31日現在) |
資本金 | 3,246億円(2023年3月31日現在) |
会社HP | https://global.fujitsu/ja-jp/ |
参考:富士通株式会社|企業情報
富士通の就職難易度
東洋経済ONLINEが発行している『入社が難しい有名企業ランキング』では、富士通は138位にランクインしており、入社難易度は「59.5」となっています。
また、東京大学「就職先企業・団体」ランキングでは富士通は10位にランクインしており、旧帝大以上の高学歴学生にも人気があることが分かります。
富士通は知名度があり、就活生からの人気も高いことから就職難易度は高いと考えられます。
富士通の採用人数
「富士通|プレスリリース 採用計画について」によると、2025年度の新卒採用人数は800名程度と発表されています。
年度 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
2023年 | 470名 | 330名 |
2022年 | 500名 | 250名 |
2021年 | 500名 | 250名 |
富士通の採用倍率
富士通は採用倍率を正式に公表していません。
リクナビ2025|富士通株式会社のプレエントリー候補リスト登録人数「32941名」を応募者数として簡易的に計算すると、採用倍率は「約41倍」となります。
採用人数は年々増加しているものの、応募者が多いことや高学歴の学生からの人気が高いことから、倍率は40倍以上となるでしょう。
富士通の採用大学
「大学通信ONLINE 2023年 企業ごとの大学別就職者数|富士通」によると、採用大学の1位から10位は以下のとおりです。
順位 | 大学 | 採用人数 |
---|---|---|
1 | 早稲田大学 | 82 |
2 | 慶応義塾大学 | 52 |
3 | 明治大学 | 37 |
4 | 横浜国立大学 | 31 |
5 | 法政大学 | 28 |
6 | 大阪大学 | 27 |
7 | 同志社大学 | 27 |
8 | 東京理科大学 | 22 |
9 | 東北大学 | 21 |
10 | 東京大学 | 20 |
10 | 中央大学 | 20 |
高学歴な大学もありますが、関東や関西の私立大学の採用もあるようです。
また、その他の採用大学は以下です。
早稲田大学(82名)/ 慶應義塾大学(52名)/ 明治大学(37名)/ 横浜国立大学(31名)/ 法政大学(28名)/ 大阪大学(27名)/ 同志社大学(27名)/ 東京理科大学(22名)/ 東北大学(21名)/ 東京大学(20名)/ 中央大学(20名)/ 北海道大学(18名)/ 神戸大学(18名)/ 九州大学(17名)/ 青山学院大学(16名)/ 立教大学(16名)/ 東京工業大学(15名)/ 立命館大学(15名)/ 関西学院大学(15名)/ 関西大学(14名)
富士通に学歴フィルターは存在するのか?
富士通に学歴フィルターは存在しません。
しかし、就活生からの人気、知名度がともに高い富士通は、高学歴の学生からも人気の企業です。
したがって、必然的に就職難易度が高くなり結果的に高学歴の学生の採用が多くなってしまっているのも事実です。
とはいえ、企業分析をしっかりと行い採用担当者の印象に残るよう対策をすれば、学歴を理由に落とされることはありません。選考対策をきっちりと行いましょう。
富士通の年収・給与
富士通の平均年収は692万円です(引用元:openwork)。
また、日経クロステックによると、富士通は2023年4月に、国内社員の月額賃金を平均10%増加させ、事業部長クラスは年収を2〜3千万円に引き上げたことが報道されています。
したがって、700万円以上の年収は期待できるでしょう。
富士通の選考突破のポイント
全国各地の学生から人気の富士通は、言うまでもなく内定までの道のりは険しいです。
そんな富士通の内定を獲得するためのポイントを紹介します。
①他人と被らない「ガクチカ」を用意する
②入念な面接対策を行う
①他人と被らない「ガクチカ」を用意する
選考で重要な他者との差別化を図るためには、「他人と被らないガクチカ」が重要です。
他人と同じだとどうしても、その就活生ならではの良さが見えにくくなってしまいます。
また、富士通などの難関企業では、「留学」「起業」「部活動全国大会経験」など特殊な経験をガクチカとして語る人が多いです。
採用枠は限られているので、他人と被らないかつ自分の良さをアピールできる話題を選びましょう。
自分だからこそできたことや他の人とは違うエピソードでガクチカを準備するようにしてください。
他の人と被らないガクチカがない人は、長期インターンがオススメです。
実際にプロジェクトに取り組む中で自分なりに考えたことや苦労したことから得た学びなどは、面接官にとって好印象です。
悩んでいる人はぜひ自分に合いそうな長期インターンがないか探してみてください。
②入念な面接対策を行う
採用選考では、面接での受け答えが内定までたどり着けるか否かを左右します。
もちろん回答の内容も重要ですが、コミュニケーション能力も見られています。
自然な会話のように受け答えができないと、どうしても面接官から良い印象は受けないでしょう。
会話のような回答をするためには、実践的な面接練習をしましょう。
日頃社会人と関わることがなく、面接で話すのが緊張してしまう方は長期インターンがオススメです。
長期インターンではビジネスマナーも自然と身につけられるため、面接の場で一目置かれるはずです。
本選考まで時間がある方はインターンへの挑戦も視野にいれてください。
以下の記事では、長期インターンがどのように就活に有利にはたらくのかを解説しています。
長期インターンは就活に有利になる?東大生が実体験とともに解説!
長期インターンが本当に就活に有利になるか、疑問を持つ方も多いと思われます。本記事では、長期インターンが就活に有利になる理由を、筆者の体験談を交えて紹介します!
富士通の選考フローと選考対策
ここからは、富士通の選考フローと選考対策について解説していきます。
富士通には4つの応募コースがあり、併願することはできません。
ソリューションエンジニアコース
ビジネスプロデューサーコース
JOBマッチングコース
研究所コース
(1)学生時代に力を入れて取り組んだことを3つ書いてください(150文字以内)
(2)学生時代の取り組みで、最も力を入れて取り組んだことを書いてください(400文字以内)
(3)富士通で挑戦したいことを書いてください(500文字以内)
面接の材料となるエントリーシートであるため、1つ1つのエピソードは具体的に話せるように構成しておく必要があります。
WEBテスト
自宅で受ける、玉手箱形式のWEBテストです。内容は言語、非言語、計数で、所要時間は1時間半程度です。
対策本を2〜3回解いて練習しておけば問題のない内容です。
1次面接
若手の現場社員と1対1の比較的穏やかな雰囲気での面接です。オンラインで1時間程度行われます。
質問は以下の内容です。
<質問内容>
・自己紹介
・学生時代に力を入れて取り組んだこと
・志望動機
・他社の選考状況
・逆質問
オーソドックスな質問内容ですが、志望動機や学生時代に力を入れたことなどが深掘りされる面接です。
質問が鋭く、付け焼き刃の知識や志望動機では落とされてしまいます。OB、OG訪問を行い、説得力のある志望動機を練り上げておく必要があるでしょう。
最終面接
人事部長と1対1の面接で、オンラインで1時間程度行われます。1次面接とは異なり、堅い雰囲気で行われます。
質問内容は以下の内容です。
<質問内容>
・学生時代に力を入れて取り組んだこと
・今までの人生で後悔していること
・長所と短所
・周囲からの印象
・志望動機
・ビジネスプロデューサーに必要な力は何か
・志望業界
・就職活動の軸
・他社の選考状況
・逆質問
特に、志望度の高さを問われる質問が重要です。なぜ「富士通で成し遂げたいのか」を明確に答えることができるよう、準備が必要です。
富士通では最終面接で短時間に多くの質問が問われます。したがって、端的に快活なコミュニケーションをとることが内定の鍵となります。
また、志望度の高さを示すために「逆質問」に力を入れると良いでしょう。
ホームページで調べたら分かることは質問せず、得た情報に対する自分の意見を踏まえた上で質問をすることがポイントです。
富士通のインターン内容は?
富士通は、複数のインターンを開催しています。
インターン参加することで、企業や業務に対する理解が深まるだけでなく、富士通の雰囲気やマインドにも触れられるので、興味がある人は参加を目指しましょう。
富士通のインターン概要を紹介します。
Fujitsu Professional Internship
Fujitsu Professional Internshipは職場受け入れ型の有給インターンです。
富士通の社員とともに2週間以上働くので、富士通ならではの仕事の仕方を体感することができる絶好の機会です。
複数のテーマに分かれており、冬に詳細が発表されます。
マイページを早めに登録してこまめに情報をチェックしましょう。
Fujitsu Job Experience Internship
Fujitsu Job Experience Internshipは5日間のオンライン型インターンです。
インターンを通じて業界やソリューションエンジニア、ビジネスプロデューサーの仕事全体を知ることができます。
ロールプレイングを中心に行うため、富士通で働くイメージが膨らむでしょう。
Fujitsu Job Experience Internshipは無償インターンです。
Fujitsu Seasonal Internship
Fujitsu Seasonal Internshipは100以上のテーマに分かれており、5~15日間の職場受け入れ型インターンです。
夏季期間で富士通の社員とともに働けるので、就活早期に富士通が向いているか別の業界がいいのか判断できるはずです。
複数のテーマのなかから自分が最も興味を持てるものを選択してエントリーしましょう。
富士通の就活に関するよくある質問
ここでは、富士通の就活に関するよくある質問をまとめています。
富士通の内定はすごい?
知名度も高く、大手の会社で採用倍率も高いことから富士通への内定はすごいといって良いでしょう。
富士通の初任給は?
富士通|2025年新卒募集要項によると、2024年の新入社員の初任給の予定額は以下のようになっています。
博士:キャリア入社者基準
修士:月給275,000円(年収見込み476万円 ※時間外含まず)
学部:月給255,000円(年収見込み443万円 ※時間外含まず)
高専:月給220,000円(年収見込み381万円 ※時間外含まず)
※高いスキルや専門性を持ち、入社後すぐに第一線で活躍できる人材は、キャリア採用者と同様に業務に応じて、賃金を決定することがあります。大学院博士卒の方については、博士号取得者は290,000円以上、博士号未取得者は280,000円以上となります。
賞与も6月と12月の年2回貰えることから、給料は文句なしの待遇です。
富士通の福利厚生は?
富士通の福利厚生は充実しています。
多くの企業の福利厚生である各種保険や産休・育休・介護等の休暇だけでなく、カフェテリアの利用プランや保養所の利用、家族手当、スポーツクラブ利用費補助などがあります。
また、事業所内に保育所があることで幼い子どもがいる従業員も働きやすいのが嬉しいポイントです。
まとめ
本記事では、富士通の就職難易度や、採用大学、平均年収、そして、富士通の内定に必要な情報を紹介させていただきました。
また、選考の突破のポイントとして①人と被らないガクチカを用意した上で、②徹底的に面接練習することが重要であることもおわかりいただけましたでしょうか。
入社難易度が比較的高い企業であるため、富士通に入社したい学生は、しっかりと選考対策を行いエントリーするようにしましょう。
就活に自信がない方は、ぜひ長期インターンにチャレンジしてみてください。
就活がグッと進んだり、視野が広がって新しい選択肢が出てくるかもしれません。