【26卒必見】日本製鉄はやばい?就職難易度・採用大学・年収・インターンを解説!
日々の生活の中にはあらゆるモノに鉄が使われており、鉄が社会を支えていると言っても過言ではありません。
そんな鉄を開発・生産・販売している日本製鉄株式会社。
実際に新卒採用を受けるとなると、就職難易度や年収、総合職の選考ステップなど様々なことが気になりますよね。
本記事では現役東大生の筆者が日本製鉄について徹底的に解説します。
ぜひ本記事を参考にして内定獲得を目指してください。
目次
日本製鉄は何の会社? 日本製鉄の就職難易度 日本製鉄の採用大学 日本製鉄の年収・給与 日本製鉄の選考フローと選考対策 日本製鉄のインターンはどのような内容? 日本製鉄の就活に関するよくある質問 まとめ日本製鉄は何の会社?
日本製鉄は東京都の丸の内に本社を置く、鉄鋼メーカーです。
鉄の可能性を最大限に引き出し、自動車・エネルギー・インフラ・家電など幅広い分野に導入することで、社会を支えています。
国内で確かな技術力を誇る日本製鉄はグローバルに展開し、さらにビジネスを展開できるように日々研究を重ねることで、更なる成長を目指しています。
また、近年では世界全体で環境配慮が重要視されており、日本製鉄も脱炭素化に注力しています。
社名 | 日本製鉄株式会社 |
---|---|
設立 | 1970年 |
本社所在地 | 東京都 千代田区 丸の内 2-6-1 |
従業員数 | 113,639名(2024年3月31日現在) |
資本金 | 419,799百万円 (2024年3月31日現在) |
会社HP | https://www.nipponsteel.com/ |
日本製鉄の就職難易度
東洋経済ONLINE発行の『最新版「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社』によると、日本製鉄は195位で入社難易度は「58.0」です。
日本製鉄はBtoBなので就活を始めるまで知っている学生は少ないかもしれませんが、就活を始めて人々の暮らしを支える日本製鉄の魅力に気づく学生は多いでしょう。
BtoB事業を行う企業に惹かれて対策をする学生は志望度が高い傾向にあるので、入試難易度も高くなります。
日本製鉄に入社するのは容易ではありません。
日本製鉄の採用人数
2022年4月入社の採用人数は146名でした。
その内訳は事務系が43名、技術系が103名です。
事務系・技術系それぞれの採用人数を見てみるとどちらも少なく、多くの学生がエントリーすることを考えると、しっかりと対策してきた学生しか入社は難しいでしょう。
日本製鉄の採用倍率
日本製鉄の採用倍率は公表されていません。
概算値にはなりますが、最低でも20倍程度の採用倍率になると推測できます。
算出方法は、大手就活サイト「リクナビ」で日本製鉄へのエントリーを検討しているプレエントリー者数の2,814名を採用人数の146名で割っています。
あくまで参考程度にしてください。
日本製鉄の採用大学
2024年4月入社の内定者の出身大学の一覧は以下の表の通りです。
<大学>
青山学院大学、大分大学、大阪大学、大阪公立大学、大阪府立大学、岡山大学、お茶の水女子大学、香川大学、学習院大学、関西大学、北九州市立大学、九州大学、九州工業大学、京都大学、熊本大学、群馬大学、慶應義塾大学、神戸大学、静岡大学、芝浦工業大学、上智大学、大東文化大学、筑波大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、同志社大学、東北大学、長崎大学、名古屋大学、名古屋工業大学、日本大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、三重大学、明治大学、山口大学、横浜国立大学、立命館大学、龍谷大学、早稲田大学
参考:日本製鉄(株)の新卒採用・会社概要 | マイナビ2025 (mynavi.jp)
日本製鉄に学歴フィルターは存在するのか?
採用大学の実績一覧を見ると確かに高学歴の大学がずらりと並んでいますが、中には大学入試の難易度が標準的な大学の名前も見受けられます。
したがって、日本製鉄に学歴フィルターは存在しないと考えられます。
学歴フィルターがないということは誰にも平等に内定獲得のチャンスがありますが、数多くの優秀な学生がエントリーしているので、内定獲得は決して簡単ではありません。
選考で周囲の学生以上に面接官の印象に残るように、徹底的に対策しましょう。
日本製鉄の年収・給与
日本製鉄の2023年度の平均年収は829万円でした(参考:有価証券報告書)。
日系メーカーの中でも800万円を超えている日本製鉄の年収は高いと言えるでしょう。
日本製鉄の新卒採用選考は複数の方式があり、日本製鉄の中で高収入を目指したい人は事務系・技術系ともに総合職であるグローバル職の選考を受けることをおすすめします。
日本製鉄の選考フローと選考対策
日本製鉄の新卒採用のコースは以下の3種類あります。
- グローバル職
- ワイドエキスパート職
- エリアグループ事務職
勤務地を限定しない総合職はグローバル職で、地域を限定して長年のキャリアの中で職種が変わる可能性があるのがワイドエキスパート職です。
エリアグループ事務職は現在募集されていません。
今回はグローバル職の選考内容について紹介します。
エントリーシート
日本製鉄の最初の選考ステップはエントリーシートです。
事務系と技術系で出題される設問の内容は異なります。
どちらも指定文字数が少ないので、限られた文字数の中で論理的な構成でわかりやすく伝える必要があります。
〈事務系〉
- これまで学生時代に力を入れて取り組んだこと、また、そこから得たことについてお聞かせください。
- 当社に関心をもったきっかけについて教えてください。
- あなたのこれまでの人生における喜・怒・哀・楽を象徴する出来事について、それぞれ具体的に紹介して下さい。
〈技術系〉
- 現在取り組まれている研究またはゼミのテーマ名を教えてください。
- 現在取り組んでいる研究の内容と、その意義(学問的、工業的、社会的など)について具体的に教えて下さい。
- 学生時代に力を入れて取り組んだこと、また、そこから得たことについてお聞かせ下さい。
- あなたが自分自身の魅力だと認識していること、逆に、今後変えていきたいと考えていることをそれぞれ教えて下さい。
- あなたはどのような仕事(事業、職種等)に就きたいと考えていますか?その仕事を通じて自分のどういったところが活かせると考えていますか?
設問が毎年変わることは少ないので、マイページ上に設問がアップされるよりも前に回答を作成し始めることをおすすめします。
質の高いエントリーシートを作成するためには、入念な自己分析や企業分析が重要です。
エントリーシートを作成した後にOB訪問をして、エントリーシートの回答についてアドバイスをもらったり、それをもとに面接練習をしたりすることで、内定に近づけるので積極的に行動しましょう。
Webテスト
エントリーシート提出後にWebテストが受けられるようになります。
エントリーシートとWebテストの結果をもとに面接に進めるか否かが決まるので、Webテストで高得点を狙って対策しましょう。
日本製鉄のWebテストは、一般的なSPI形式です。
対策としては、SPI形式に特化した市販の問題集などを使ってスピーディかつ正確に解けるようになるまで何周もするのがいいでしょう。
日本製鉄のWebテストを受ける前に、他社でWebテスト形式のWebテストを選考ステップに取り入れている企業の選考を受けておくことをおすすめします。
リクルーター面談
エントリーシートとWebテスト通過者は、リクルーター面談に案内されます。
リクルーター面談の回数は人によって異なり、多い人では5回以上設定されることもあります。
初回の方ではリクルーターから日本製鉄の事業内容や業務について説明された後に逆質問をする場合が多いですが、回数を重ねるにつれて志望動機を深掘りされるのが特徴です。
「なぜ鉄なのか」「なぜ日本製鉄なのか」を何度も聞かれるので、志望動機を練っておく必要があります。
リクルーター面談では、日本製鉄に関する疑問点を解消する機会でありつつも選考要素があると考えられますので、事前の対策が結果を大きく左右します。
逆質問の内容も複数考えておきましょう。
複数回の面接
複数回のリクルーター面談の後は面接があり、基本的な回数は2回です。
リクルーター面談では志望動機を中心に深掘りされるのに対して、面接では学生時代に注力したことや自身の強みなど、パーソナルな質問もされるようになります。
グローバル職は転勤があるので、転勤に対して抵抗があるかも聞かれます。
面接で少しでも懸念要素を残してしまうと、内定が出されるのが遅くなったり、他の就活生に枠が回ってしまう可能性もあります。
最終面接まで残る学生は大抵の場合、日本製鉄が求めている就活生像とマッチしているはずなので、採用可否が決まるのは入社への熱意が大きいでしょう。
入社への熱意はどれほど企業分析をしているか、日本製鉄で何をしたいかに加えて、日本製鉄が第一志望であるという意思が見えるか否かで測られるはずなので、しっかりとアピールするようにしましょう。
全ての選考ステップを通過すると内定獲得です。
日本製鉄のインターンはどのような内容?
日本製鉄のインターンの概要を紹介します。
インターンに参加することで就活がグッと前進するので、多くの企業でインターンが開催される頃にいち早く情報をキャッチできるように、マイページに登録しておきましょう。
それでは、文系向けと理系向けをそれぞれ見ていきましょう。
文系向けプログラム
事務系職種のインターンは、対面形式で法務や財務、人事、営業など事務系の仕事内容を体験できるプログラムです。
日本製鉄で働く社員と一緒に実際の会議に参加したり、ロールプレイをしたりと日本製鉄の仕事内容を深く理解できる絶好の機会です。
インターンでの内容が選考にも響くので、しっかりと対策をしてインターンに臨むことで内定にも一歩近づくことができます。
インターン参加のためには、インターン前に開催される「1-Day Steel College~製鉄所見学プログラム~」に参加し、さらに書類選考を通過する必要があります。
実施期間 | 2日間 |
実施場所 | オンライン |
応募締め切り | 各開催日の2週間前 |
応募資格 | 文系学生および理系学生で文系コースに興味のある人 |
参考:文系向けプログラム | インターン・イベント | 日本製鉄 (nipponsteel.com)
理系向けプログラム
理系向けのインターンは職種毎に分かれており、実習テーマは300ほどあります。
2週間のうち、初日に全体概要の説明を受けて工場見学を行い、その後は工場で実験に立ち会うなど日本製鉄の理系職種の仕事を体験することができます。
実験計画の企画・検討からデータ分析、レポート作成まで行うことで業務の流れを深く理解できるはずです。
日本製鉄の理系職種に興味がある就活生は、ぜひ参加を目指して対策をしましょう。
インターン参加のためには、書類選考を通過する必要があります。
実施期間 | 2週間 |
実施場所 | 全国12都道府県、7箇所の製鉄所・研究所 |
応募締め切り | 6,7月 |
応募資格 | 理系学生 |
日本製鉄の就活に関するよくある質問
ここからは就活生が日本製鉄に関して気になることを解説します。
日本製鉄の初任給は?
新卒募集要項によると、日本製鉄の初任給は学部卒が265,000円で修士了が290,000円です。
2024年入社の初任給は物価高騰に伴う賃金引上げの影響で大幅にアップした企業が多いですが、それを踏まえても日本製鉄の初任給は高いでしょう。
若手のうちから年収が高い企業に入社したい就活生におすすめの企業と言えます。
日本製鉄の退職金はいくら?
日本製鉄の退職金は公表されていません。
しかし、大企業の大学卒以上の従業員が定年まで勤めあげた場合、平均は2,000万円を超えるという調査結果もあるので、日本製鉄も同程度かもしれません。
日本製鉄の総合職はエリート?
エリートと感じるか否かは人それぞれの価値観によりますが、就職難易度や年収が高い日本製鉄の社員をエリートと捉える人は多いでしょう。
エリートと思われるような企業に入社したいというのも立派な理由ですが、自身に合う企業であることを就活において重要視することをおすすめします。
まとめ
本記事では、日本製鉄の就職難易度や採用大学、年収、そして日本製鉄の新卒採用に必要な情報を紹介しました。
入社難易度が比較的高い企業であるため、日本製鉄に入社したい学生は、しっかりと選考対策を行いエントリーするようにしましょう。