【新卒必見】野村総合研究所(NRI)の就職難易度・採用大学・年収などを解説!
日本を代表する大手コンサル会社、野村総合研究所(NRI)。
NRIに関して、激務なのかや実際の給与はどうなのか、疑問に思う就活生も少なくありません。
ここではNRIについて、現役東大生である筆者が、就職難易度、採用大学、年収などを紹介していきます。
コンサル業界への就職を目指す方やNRIに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
野村総合研究所(NRI)は何の会社? 野村総合研究所の就職難易度 野村総合研究所の採用大学 野村総合研究所の年収・給与 野村総合研究所の選考フローと選考対策 野村総合研究所の就活に関するよくある質問 まとめ野村総合研究所(NRI)は何の会社?
NRIは、日本初の本格的な民間総合シンクタンクとして誕生した、IT・コンサル会社です。
民間企業および官公庁向けに「コンサルティングサービス」と「ITソリューションサービス」の2つのサービスを提供しています。
インフラ、製造業、金融、流通、公共など幅広い業界で蓄積された業務ノウハウを活かし、経営戦略、グローバル戦略、新規事業戦略、IT、技術開発など、あらゆる経営テーマに対応しています。
社名 | 株式会社野村総合研究所 |
設立 | 1965年4月1日 |
本社所在地 |
東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ |
従業員数 |
6,782人(NRIグループ 17,394人) ※ 2023年3月31日現在 |
資本金 | 23,644,932,600円 |
会社HP | https://www.nri.com/jp |
野村総合研究所の就職難易度
東洋経済ONLINEが発行している『入社が難しい有名企業ランキング』では、NRIが31位にランクインしています。
入社難易度は62.5となっていて、かなり高い水準に位置していると言えるでしょう。
NRIは、日本を代表する総合研究機関であり、金融、IT、コンサルティングなどの分野で高い専門性を持つプロフェッショナルが集まっています。
そのため、求人に対する応募者数が多く、採用プロセスも厳格です。
野村総合研究所の採用人数
野村総合研究所(NRI)の全体の採用人数は、300〜400名(参考:マイナビ)のようです。採用実績について見てみると、2020年が308名、2021年が393名、2022年が380名でやや採用拡大傾向にあるようです。
募集職種は、経営コンサルタント、アプリケーションエンジニア、テクニカルエンジニア、セキュリティスペシャリスト(NRIセキュアテクノロジーズ)、経理スペシャリストとなっています。
それぞれの採用予定人数は公表されていません。
野村総合研究所の採用倍率
NRIは人気企業で、5,000人以上の学生からエントリーがあることが予想されます。そのため、倍率は20倍以上あると予想されます。
また、エントリーするのは比較的高学歴の学生が多いため、数値以上に難しさがあると考えられます。
野村総合研究所の採用大学
NRIの採用大学は、有名国公立・私立が中心となっています(参考:マイナビ)。MARCH以上の学歴が多いと言えるでしょう。
また、大学院卒の採用も多く、高い専門性が期待されることが伺えます。
野村総合研究所に学歴フィルターは存在するのか?
一般的に、NRIのような大手企業は、多様なバックグラウンドを持つ優秀な人材を求めており、学歴だけでなく、応募者の総合的なポテンシャルを評価します。そのため、学歴フィルターはないと言えるでしょう。
NRIの採用において、学歴は一つの要因として考慮される可能性がありますが、企業の採用プロセスは多岐にわたり、学歴だけが注目されるわけではありません。
たとえば、過去の採用実績には、以下の大学が挙がっています。
愛知大学、会津大学、青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、小樽商科大学、お茶の水女子大学、金沢大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、芝浦工業大学、上智大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、津田塾大学、電気通信大学、東京大学、東京学芸大学、東京電機大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、日本大学、一橋大学、弘前大学、法政大学、明治大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学、北海道大学、岩手県立大学、東京工業大学、熊本大学、京都工芸繊維大学、国際教養大学、東京外国語大学、茨城大学、宇都宮大学、京都府立大学、和歌山大学、奈良女子大学、大阪工業大学、東京女子大学、国際基督教大学、日本女子大学
参考:マイナビ
野村総合研究所の年収・給与
野村総合研究所(NRI)の平均年収は955万円(参考:OpenMoney)と言われています。
新卒入社時点では、年収450~500万円程度でスタートします。入社3年目で500~700万円、6年目で700万円、9年目で1,000万円が目安です。
外資系の大手コンサルと比較してやや見劣りしますが、それでも10年ほど勤めると年収1,000万円に到達します。
その分、高いレベルの業務が求められるでしょう。厳しい環境に身を置き、仲間と切磋琢磨したい人にはおすすめの企業です。
野村総合研究所の選考フローと選考対策
コンサル業界は選考時期が早く、夏のインターンシップで優秀だった学生を早いうちから囲い込む傾向にあります。
NRIもインターンシップに参加して本選考を受ける学生が多いので、本選考が開始されてから初めてエントリーする学生の枠は多くないと言えるでしょう。
ここからはNRIの選考フローと選考対策について紹介するので、ぜひ徹底的に対策をして選考に臨んでください。
エントリーシート
NRIの選考における最初のステップは、エントリーシートです。
エントリーシートで過去に出題された設問を紹介します。
- 野村総合研究所の事業内容を踏まえ、このキャリアフィールドで実現したいことを具体的に教えてください。その実現のために活かせるあなたの強みと今後どのようなスキルを身に着けていく必要があるかもあわせて教えてください。(500文字)
- あなたが大学入学後、最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。特に「取り組んだ理由」「難しかった点とその原因」「自分なりに創意工夫した点」を重点的に教えてください。(400文字)
志望動機とガクチカの一般的な設問構成になっているので、NRI特有の設問が出されるわけではありません。
しかし、各設問に入れるべき要素が具体的に指示されているので、それに従って書くことが非常に重要です。
指定字数のなかで指示された要素を入れるとなると、簡潔かつ分かりやすく記載する必要があります。
つまり、エントリーシートではNRIへの志望度の高さだけでなく、コンサル業界で必要な相手に伝える力があるかを見ていると言えるでしょう。
エントリーシートを提出する前に、自分で読み返したり友達や先輩に読んでもらったりしてわかりやすいかを確認することをおすすめします。
Webテスト
NRIのWebテストは、テストセンターでの受験になります。
形式は一般的なSPI形式で言語・非言語・性格検査なので、日ごろから参考書などを使って勉強しておくのがいいでしょう。
テストセンターでも家で受験するものでも問題形式は変わりませんが、テストセンターだと緊張してしまい思うように問題が解けないと感じる就活生も一定数います。
NRIのWebテストを受ける前に、テストセンター受験を採用している他社の選考を受けておくのがおすすめです。
テストセンター形式は、受験日時をあらかじめ予約して決められた時間に受験をします。
NRIから受験締め切り日を設定されますが、その日までにテストセンターの予約が取れなければ選考辞退となってしまうので、Webテストの案内が来たらすぐに予約をしましょう。
一次面接
エントリーシートとWebテストを突破すると、いよいよ面接です。
NRIの選考を受けた友人や就活生の体験談によると、一次面接は就活生1人、面接官1人で行われます。
面接で質問された内容を紹介するので、参考にしてください。
- 志望動機
- 学生時代に力を入れて取り組んだこと
- 野村総合研究所に興味をもった理由
- 興味のある事業
- 入社後にやりたいこと
- キャリアプラン
- 選択した職種を選んだ理由
- 所属ゼミの選択理由
特徴的なのは、一次面接の段階からキャリアプランを聞かれる点です。
始めの段階から深く企業研究をして、入社後のことまで思い描けている志望度の高い学生を残す狙いがあると考えられます。
就活中に入社数年後のことまで考えるのは難しいことなので、OB訪問をしてNRIで働くイメージを持つといいでしょう。
また、選択理由を問う傾向にあるので、自己分析をしながらあらゆる場面における選択の理由を明確にしておくことが一次面接突破のカギになります。
二次面接
二次面接は就活生1人に対し、面接官2人で行われます。
質問内容は、一次面接で聞かれたことと同じような質問をされたと感じる学生が多いようです。
何度も同じ質問をされる場合は、一次面接と二次面接で回答が一貫しているかも見られているので、緊張するとは思いますが食い違いがないようにしましょう。
グループディスカッション
グループディスカッションは就活生6人程度、面接官1人で行われます。
テーマは、あるお題に対して複数の選択肢の中から最も最適な案を班の意見として選ぶ形式です。
始めに5分程度のアイスブレイクがあり、その後グループディスカッションについての説明、30分程度のグループディスカッションという流れになっています。
コンサル業界のグループディスカッションでは、論理的に伝える力や説得力があるかを見られます。
発言量の多さや人柄の良さだけでは通過するのは難しいので、根拠をもとに発言することを心がけましょう。
グループディスカッションは場数を踏んで慣れることが重要です。
他社の選考を受けたり就活生同士で練習したりすることで、慣れておくといいでしょう。
論理的思考力を身に着けるためには、ケース面接やフェルミ推定の対策本に取り組むのがおすすめです。
物事を数値化して立てた仮説を根拠として、意見を伝えると説得力のある説明ができます。
最終面接
最終面接は就活生1人、面接官1人で行われます。
最終面接の特徴的な点は、冒頭に逆質問の時間が10分程度設けられていることです。
面接前に複数個質問したい内容をリストアップして面接に臨みましょう。
面接官のポジションは面接までわからないため、自分が志望する職種についての質問以外にも用意しておくことをおすすめします。
逆質問以外には、改めて志望動機やNRIに入社したらどのような価値を提供できるかなど一般的な質問がされます。
最後まで気を抜くことなく、面接対策に取り組みましょう。
内定
多くの選考ステップを通過すると内定を獲得できます。
難易度の高い選考を突破してきた優秀な学生と肩を並べて働くことになるので、学生のうちから社会人への準備をしておくことをおすすめします。
NRIからの内定後の課題等はないので、論理的思考力を鍛えるためのビジネス書を読んだりコンサルで働く人の話を聞いてみたり、興味をもてることから取り組むといいでしょう。
野村総合研究所の就活に関するよくある質問
ここでは、野村総合研究所の就活に関するよくある質問をまとめています。
野村総合研究所は激務?
NRIは、突出して激務であるとは言えません。
OpenWorkの調査によると、月間の平均残業時間は45.2時間となっています。
厚生労働省が2023年2月に発表した「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」では、一般労働者の月平均残業時間は13.8時間であると言われているため、平均の3~4倍の残業時間であることが分かります。
しかしながら、同業他社と比較しても同程度の残業時間に留まっていることから、突出して激務であるとは言い難いでしょう。業界内では平均的であると言えます。
野村総合研究所の初任給・平均年収は?
まとめ
本記事では、野村総合研究所(NRI)の就職難易度や、採用大学、年収、そして、野村総合研究所(NRI)の内定に必要な情報を紹介させていただきました。
非常に入社難易度が高い企業であるため、野村総合研究所(NRI)に入社したい学生は、しっかりと選考対策を行い、エントリーするようにしましょう。