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東北大学の就活事情は?就職先ランキング・平均年収・インターンを解説!

東北大学

東北大学(以下東北大)は旧帝国大学の一つとして、高い就職実績を誇る国立大学です。

東北大は宮城県に位置しており、地方国立大学ならではの特性や全国的な就活市場に置ける立ち位置が気になりますよね。

本記事では、東北大の就職状況、主要企業への就職ランキング、卒業生の平均年収、インターンシップの傾向について徹底的に解説します。

ぜひ参考にしてください。

目次

東北大学の就職先ランキング 東北大学の卒業生の年収 東北大学の学生の就職活動 東北大学の学生のインターン事情 東北大学の就活に関してよくある質問 まとめ

東北大学の就職先ランキング

東北大学の就職先ランキング

東北大卒業生の就職先ランキングを紹介します。

東北大学の就職先ランキング
順位 企業 就職人数
1 NTT東日本 26
2 日立製作所 24
3 NEC 20
4 富士通 19
5 NTTデータ 18
6 三菱重工業 16
7 トヨタ自動車 15
7 旭化成 15
7 野村総合研究所 15
10 東京エレクトロン 14
10 日本製鉄 14
10 NTTドコモ 14
10 アクセンチュア 14

参考:東北大学就職先ランキング2024|有名大学データリサーチ

東北大卒業後の進路は、以下のような特徴があります。

大手製造業・IT企業の存在感:ランキングを見ると製造業やIT企業が上位にランクインしています。東北大生は特に情報通信業への就職が多い傾向があり、東北大の工学系・情報系学部の強さを反映していると言えます。

コンサルティング業界への進出:野村総合研究所やアクセンチュアなどのコンサルティング業界への就職も人気です。主に東北大の文系学部に在籍する学生の就職先として注目されています。

東北大の各学部の進学実績紹介ページなどを見ると、上記で紹介したランキング以外にも多岐に渡るキャリアを選択していることがわかります。

例えば、文学部の2023年度卒業生のうち22.2%は公務員になっています。

(参考:就職・進路 | 東北大学 大学院文学研究科・文学部

幅広い業界、全国各地の企業や公共機関に東北大生が進んでいるということは、東北大学の卒業生が全国的に高い評価を受けていることを示唆していると言えるでしょう。

東北大学の卒業生の年収

東北大学の卒業生の年収

東北大卒業生の年収は、日本全国の他の大学を卒業した人と比較すると高いです。

年代別に東北大卒業生の年収をみていきましょう。

東北大学卒業生の年齢別平均年収
年代 平均年収
20代 475.1万円
30代 711万円
40代 907.6万円
50代 1,062.5万円

20代の東北大卒業生の平均年収は475.1万円で、全国の大学ランキングで8位に位置しています。

この数字は、同年代の全国平均である328万円を大きく上回っていますおり、東北大卒業生の最初のキャリアで高い競争力があることがわかります。

30代になると東北大卒業生の年収はさらに上がり、平均年収は711万円です。

これは30代の大学別年収ランキングで10位に相当し、20代のときと変わらず高い水準であることがわかります。

注目すべきポイントは、20代の頃は東北大よりも高かった東京工業大学や早稲田大学を30代になると上回る点です。

40代では東北大学卒業生の平均年収は907.6万円まで上昇し、全国ランキングで16位となっています。

この年代では、東京大学(947.7万円)や京都大学(789.5万円)といった他の旧帝国大学との差が縮まっており、キャリアの中期段階での東北大卒業生の高い競争力が示されています。

50代以上になると、東北大学卒業生の年収は1,062.5万円に達し、全国ランキングで10位に位置しています。

この年代では、一橋大学(1,435.2万円)や東京大学(1,383.9万円)との差が開くものの、依然として高い水準を維持しています。

(参考:民間給与実態統計調査 ,日経転職版)

各年代のランキングより、東北大卒業生が全てのキャリアステージにおいて高い年収を維持していると言えます。

特に、20代から30代にかけての年収の伸びはすさまじく、キャリアの初期段階での急速な成長が見られます。

また、東北大学の全年代平均年収は875.4万円であり、全国ランキングで8位に位置しています。

これは、東京大学(1072.7万円)や京都大学(949.5万円)には及ばないものの、早稲田大学(920.1万円)や大阪大学(874.7万円)を上回る水準です。

以下は、大学別年収ランキングです。

大学別年収ランキング
順位 大学 平均年収(万円)
1 東京大学 1,072.7
2 一橋大学 1,052.5
3 東京工業大学 1,003.4
4 慶應義塾大学 999.1
5 京都大学 949.5
6 早稲田大学 920.1
7 神戸大学 907.5
8 東北大学 875.4
9 大阪大学 874.7
10 東京理科大学 862.3

(参考:日経転職版)

高い年収水準の背景には、東北大学の充実した教育・研究環境や、卒業生の高い就職率が影響していると考えられます。

特に、研究・開発職や高度専門職への就職が多いことが、年収を引き上げている要因と言えるでしょう。

東北大学の学生の就職活動

東北大学の学生の就職活動

東北大の就活生は、大学のキャリア支援センターの手厚いサポートを受けながら進めていく人が多いのが特徴です。

東北大生に限らず、学部卒業予定者は3年次の夏頃から、修士課程修了予定者は1年次の夏頃から就職活動を始めます。

その時期はまだ研究室配属や本格的な研究活動を経験していない段階であり、自身の研究適性や将来のキャリアパスを見極めるのが難しい時期でもあります。

そこで東北大のキャリア支援センターは、学生のキャリア形成を支援するために以下のようなプログラムを提供しています。

①全学教育科目:キャリア教育に関する講義を開講

②セミナー:自己分析や就職活動の進め方など、様々なテーマで開催

③フェア:企業・団体との出会いの場を提供

④ワークショップ:ビジネスマナーやコミュニケーション能力の習得、面接対策など

⑤個別相談:進路選択や就職活動全般に関する相談

(参考:キャリア支援センターでできること | 東北大学 キャリア支援センター)

特に東北大のキャリア支援ならではの点は、東北大が独自に実施している特別連携プログラムです。

2025年度には150社の企業・団体の参加を予定しており、このプログラムでは年3回の合同説明会や東北大生専用の双方向オファー型システムの利用など、東北大学の学生に特化した就職支援が行われる予定です。

理系学部が中心の東北大は、多くの学生が研究活動の本格化と就職活動の開始時期にずれがあり、就職するか院進すべきか悩んでしまう傾向にあります。

自身の研究適性を見極めて企業等で研究職になるか、院で学びを深めるかの判断は非常に難しいです。

この課題に対応するために、大学側が提供している早期からのキャリア教育研究室と連携したインターンシップ推進などは、多くの東北大生の未来の可能性を広げていると言えるでしょう。

東北大学の学生のインターン事情

東北大学の学生のインターン事情

東北大の学生のインターン参加状況は、1か月程度以内の短期インターンが77%と最も多く、2-3か月が12%、7-12か月が4%、4-6か月が4%、12か月以上が3%となっています。

大学院生は学部生よりも長期のインターンに参加する傾向があります。

(参考:東北大学生の生活)

東北大生が参加しているインターンは、学生が個人で探してエントリーするものもあれば、大学側で提供しているインターンに参加していることもあるのが特徴です。

東北大が提供しているインターンについて詳しくみてみましょう。

東北大学は、企業と連携して学生のキャリア形成支援を行っており、取り組みを以下の4つに分類しています。

オープンカンパニー:企業や就職情報会社、大学キャリアセンターが実施する説明会の開催

キャリア教育:企業がCSRとして実施するプログラムや大学が主導する授業・産学協働のプログラムの実施

汎用的能力・専門活用型インターンシップ:企業単独、大学が企業あるいは地域コンソーシアムと連携する適性・汎用的能力ないしは専門性を重視したプログラムの実施

高度専門型インターンシップ:大学が企業側と連携して行うインターンシップで、ジョブ型インターンシップや高度な専門性を重視した博士過程学生向けインターンシップ

(参考:学生のキャリア形成支援活動(4類型)の主な特徴)

特にタイプ③④のインターンに大学側は重点を置いています。

これらのインターン情報は、学務情報システムを通じて全学生に公開されており、学生は学内外からアクセスして情報を閲覧・検索できます。

インターンの内容は多岐にわたり、例えば産学連携コースでは外部資金獲得戦略やスタートアップ支援・アントレプレナー教育に関する企画・立案業務を体験できます。

また、教育・学生支援コースでは、海外留学促進の取り組みや学位記授与式の改善事項の検討など、大学運営に関わる実践的な経験を積むことができます。

自身の興味がある分野で実践的な体験をすることで、自身のキャリアをイメージできるのは東北大生にとって絶好の機会です。

東北大の総合的な取り組みにより、東北大生は多様なインターン経験を通じて、キャリア形成と就職活動に活かすことができる環境が整備されています。

インターンへの参加は就職活動において有利に働く可能性があり、特に東北大と企業連携のプログラムは東北大生に特化した内容となっているため、就職実績への影響が大きいと考えられます。

東北大学の就活に関してよくある質問

FAQ

ここからは東北大の就活において、多くの人が気になることを紹介します。

公務員志望者向けの支援はある?

公務員志望者向けに、公務員試験過去問題集の閲覧や特化した相談対応を大学側が提供しています。

また、公務員等業務説明会も定期的に開催されています。

就職活動中の学生生活や授業への配慮を教えてください

就職活動中の学生に対しては、授業の欠席や課題提出期限の延長など一定の配慮が行われています。

しかし、具体的な配慮内容は各学部・研究科や担当教員によって異なる場合があるため、事前に相談することが推奨されています。

まとめ

本記事で東北大学の就職事情を詳しく解説してきました。

東北大学は理系学部が特に強く、大学側のキャリア支援が充実していることから高い就職実績を誇ります。

東北大生でこれから就活をする人や東北大学を目指している受験生の参考になれば幸いです。

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UT-Board編集部

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