【新卒必見】トヨタ自動車の就職難易度・採用大学・年収・インターンを解説!
日本の大手自動車メーカーのトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)。
車好きなら多くの人が乗っている車の生産に携わってみたいと思うのではないでしょうか。
また、トヨタは非常に業績も伸びており、トヨタ自動車が発表した昨年度(2023年度)1年間のグループ全体の決算で、本業のもうけを示す営業利益が5兆3500億円余りとなり、日本の上場企業で初めて5兆円を超えました。(NHK WEB NEWS)
そんなトヨタ自動車の選考にエントリーするとなると、就職難易度や年収などが気になりますよね。
本記事では、トヨタの選考対策で必要な情報を現役東大生の筆者が徹底解説します。
ぜひ本記事を参考にして選考に臨んでください。
トヨタは何の会社?
トヨタは、愛知県豊田市に本社を置く日本トップレベルの自動車メーカーです。
大手企業としての地位を確立しているものの、未来のモビリティ社会をリードし、安心安全な状態で人々を運び、感動させられるように高い品質の製品を提供することに強くこだわっています。
自動車以外にも、グループとして金融業や住宅事業、マリン業など社会に貢献するために挑戦し続けて事業を拡大している点は、多くの就活生が知らないのではないでしょうか。
社名 | トヨタ自動車株式会社(TOYOTA MOTOR CORPORATION) |
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創立 | 1937年(昭和12年)8月28日 |
本社所在地 | 愛知県豊田市トヨタ町1番地 |
従業員数 | 70,056人(連結 375,235人) |
資本金 | 6,354億円 |
会社HP | https://global.toyota/jp/ |
トヨタの就職難易度
東洋経済ONLINE発行の『最新版「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社』によると、トヨタは159位で入社難易度は「58.6」です。
自動車メーカートップレベルの企業なので、人気が高く就職難易度は高いです。
内定獲得のためには「なぜ他の自動車メーカーではなくトヨタでなければいけないのか」をアピールできるように、徹底的な選考対策が必要です。
トヨタの採用人数
トヨタの採用人数は2021年が370名、2022年が340名、2023年が432名でした。
コロナ禍で外出が減ったことで車の需要は下がりましたが、コロナの流行が落ち着いたことで人々が車を使う機会が増えたことによる事業拡大を見据えた増加なのかもしれません。
400名以上の採用を多いと感じる就活生もいるかもしれませんが、就職難易度の高い企業の400名の枠に入るのは決して簡単ではないので、油断しないようにしてください。
参考:トヨタ自動車(株)の新卒採用・会社概要 | マイナビ2025 (mynavi.jp)
トヨタの採用倍率
トヨタの正式な採用倍率は公表されていません。
概算値にはなりますが、最低でも12倍以上の倍率であると推測できます。
算出方法は多くの就活生が利用する就活サイトリクナビでプレエントリーを検討している人数の4,822を採用人数の432で割っています。
実際にはもっと多くのエントリー数であると考えられるので、倍率も高くなるでしょう。
就職難易度が高い企業の選考倍率10倍を突破するのは非常に難しいので、入念な対策が必要です。
トヨタの採用大学
トヨタの採用大学の一部抜粋を紹介します。
名古屋大学、大阪大学、名古屋工業大学、九州大学、同志社大学、慶応義塾大学、京都大学、豊田工業大学、立命館大学、北海道大学、神戸大学、東北大学、東京大学、岐阜大学、九州工業大学、長崎大学、大阪府立大学、早稲田大学、広島大学、上智大学、東京理科大学
参考:トヨタ自動車 | 企業ごとの大学別就職者数 | 大学通信オンライン (univ-online.com)
トヨタに学歴フィルターは存在するのか?
トヨタに学歴フィルターは存在しないと考えられます。
採用大学の実績が高学歴ばかりだからといって、学歴フィルターがあるというわけではありません。
学歴と学生の優秀さには強い相関関係があるので、採用活動を終えてみると高学歴の学生が多く採用される可能性は大いにあります。
学歴に自信がなくても、その他の要素で高学歴の学生より突出している部分があれば、十分内定は狙えます。
いかに自分がトヨタに入社して活躍できるかや何を実現したいかを明示できるようにしっかりと対策に取り組みましょう。
トヨタの年収・給与
トヨタの2022年度の平均年収は、895万円でした(参考:有価証券報告書)。
日系のメーカーで900万円弱の平均年収だと非常に高いと感じる就活生が多いのではないでしょうか。
2024年度の給料は物価高騰に伴う賃金引上げの傾向が多くの企業であるため、トヨタの平均年収もさらに高くなっている可能性もあります。
トヨタの選考フローと選考対策
ここからはトヨタの選考フローと対策方法について解説します。
トヨタの選考は職種毎に分かれて行われます。
どの職種も本選考解禁の3月1日にエントリーがスタートし、2025卒向け選考は技術系が3クールで事務系が2クールの予定です。
選考準備を行ってから選考を受けたいと後半のクールでエントリーしようと検討している就活生も多くいるかもしれませんが、先のクールで内定枠の大半が埋まってしまう可能性もあるので、早めのクールにエントリーすることをおすすめします。
エントリーシート
トヨタの最初の選考ステップは、多くの企業同様エントリーシートです。
エントリーシートの設問は就活における基本的なものがメインですが、設問数と指定文字数が多いので早めのうちから作成にとりかかる必要があります。
過去の選考で出題された設問の一例を紹介します。
- 卒業論文について(テーマ未定の方は学業で力を入れてきたことについて記載ください) 研究内容(※ 研究のプロセスやねらいとする事柄を平易にまとめてください/技術職:800字 事務職:400字)
- 苦労した点・工夫した点(400字)
- これまでに最も力を入れて取り組んできたことについて、具体的に教えて下さい 概要(50字)
- 取り組み内容(400字)
- これまでにチーム・仲間と協力し取り組んだことについて、具体的に教えて下さい 概要(50字)
- 取り組み内容(400字)
- 身近な人からどのような人だと言われるかとその理由(200字)
- 仕事をするうえで大切にしたい価値観や求める働き方・職場風土(200字)
- トヨタでやりたいこと、それに繋がる強み・能力・経験(300字)
参考:トヨタ自動車の新卒採用・会社概要とクチコミ|就活サイト【ONE CAREER】
設問をみると、他者との関わりの中で自身をどのように捉えているかをチェックする意図が伺えます。
周囲の人からどのような人だと言われるかが思い浮かばない人は、就活期間中に家族や友人に聞いてみるといいでしょう。
自身の新たな強みを発見するきっかけになるかもしれません。
車は人々にとって身近な製品なので車が好きで自動車メーカーに就職したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、そのメーカーの製品が好きというだけでは選考突破は難しいでしょう。
入社をして実現したいことや自身が入社するとトヨタにどのようなプラスの影響をもたらせるのかを考え、エントリーシートでアピールするように心がけてください。
Webテスト
トヨタのWebテストは、一般的なSPI形式です。
市販のSPI対策用の問題集を使って、正確かつ早く解けるように何度も問題を解きましょう。
就職難易度の高い企業はWebテストのボーダーが高く、一定数の就活生はエントリーシートの内容が良くてもWebテストの点数が低いことを理由に落とされてしまいます。
トヨタの内定を目指したい方は、高得点を目指して対策を行ってください。
また、トヨタの選考を受ける前に他社でSPI形式のWebテストを採用している企業の選考を受けて慣れておくことをおすすめします。
座談会・リクルーター面談
エントリーシートとWebテスト通過後は人によって異なりますが、座談会や複数回のリクルーター面談があります。
座談会リクルーター面談として案内されているものの、選考要素があるものなので事前に準備をして臨むことが重要です。
ガクチカや志望動機、自己PRなど就活における基本的な質問に答えられるようにしましょう。
また、逆質問の時間は積極的に質問をすることで志望度の高さをアピールできるので、必ず質問を用意して臨んでください。
就活生が複数参加している場合は、簡潔にわかりやすく受け答えをして時間を使いすぎないようにしましょう。
最終面接
最終面接は就活生1人に対して面接官2人で、所要時間は30分程度です。
聞かれる内容はエントリーシートに記載した内容とその深掘りが中心です。
30分程度だと1つのトピックに対して何個も深掘り質問はされないと推測できますが、人によっては「トヨタの課題は何か」というような難しいことも聞かれます。
どのような質問をされても答えられるように、他社と比較しながら徹底した企業分析をすることが選考通過のカギです。
最後まで気を抜かずに準備をしてください。
トヨタのインターンはどのような内容?
ここからはトヨタのインターンについて紹介します。
技術系
技術系のインターンは8~9月頃に数週間開催され、開発や評価の職種を実地体験できるのが特徴です。
複数あるテーマの中から自身が希望するものを選択し、愛知県の本社技術地区・名古屋オフィス、静岡県の東富士研究所で少人数の就活生と共に従事します。
各テーマには情報工学や電子工学、プログラミング経験など求められる能力が決められているので、エントリー前に確認してください。
実際にトヨタの仕事を目の前で見たり、社員に直接質問したりする機会は、企業研究にも役立つので、トヨタに興味がある人はぜひインターンへの参加を検討してみてはいかがでしょうか。
実施期間 | 2週間または4週間 |
実施場所 | 本社技術地区、名古屋オフィス、東富士研究所 |
応募締め切り | 6/30 |
応募資格 | 各テーマに関する基礎知識 |
報酬 | 時給1200円、別途交通費・宿泊費 |
参考:トヨタ自動車の新卒採用・会社概要とクチコミ|就活サイト【ONE CAREER】
カスタマーファースト
カスタマーファーストのインターンも実地で行われます。
トヨタのアフターサービスやデータ分析、企画などについて理解を深めることができるイベントです。
応募に必須の知識やスキルはありませんが募集人数が非常に少ないので、夏の段階でしっかりと企業研究をしてからエントリーしましょう。
参加には書類選考とWeb面接を通過する必要があります。
実施期間 | 5日間または10日間 |
実施場所 | 本社、名古屋オフィス |
応募締め切り | 6/30 |
応募資格 | 各テーマに興味のある方 |
報酬 | 時給1200円、別途交通費・宿泊費 |
トヨタの就活に関するよくある質問
ここからは、トヨタの就活で気になる質問を解説します。
トヨタへの就職はすごい?
就職する企業がすごいかは人それぞれの価値観にはなりますが、トヨタは誰でも簡単に入れる企業ではないので、すごいと感じる人が多いのは事実です。
車道を見るとトヨタのマークを目にしない日はないほど、人気の車です。
それほど人々の生活の質向上に貢献している仕事なので、入社したら誇りに感じられるのではないでしょうか。
トヨタの福利厚生は?
トヨタの福利厚生は、社宅や寮などの住まいの提供、資産形成、育児・介護サポート制度、交通費負担など大手企業で一般的なものが揃っています。
トヨタならではの福利厚生は、トヨタの車を定価より安く購入できたり、車両購入資金貸付制度で購入時の負担を減らせたりする点です。
参考:福利厚生|トヨタ自動車
トヨタの社風は?
社員の口コミサイトによると、トヨタは真面目な人が多いようです。
以前に比べて部署間や上司とのコミュニケーションが活発になっており、新しいことにチャレンジしやすい環境になったという意見がみられます。
配属部署や職種によっても異なるので、気になる方はOB訪問などで確認することをおすすめします。
まとめ
本記事では、トヨタの就職難易度や、採用大学、年収、そして、任天堂の内定に必要な情報を紹介しました。
入社難易度が比較的高い企業であるため、トヨタに入社したい学生は、しっかりと選考対策を行いエントリーするようにしましょう。