筑波大学の就活事情は？就職先ランキング・平均年収・インターンを解説！

筑波大学の就職先ランキングは以下の通りです。

（参考：大学通信ONLINE｜2023年大学毎の就職先　筑波大学）

ランキングから、筑波大学の学生は幅広い分野で活躍していることが分かります。

上位には大学や県庁等の公務員がランクインしています。

特に特徴的なのは、ランキングの中に国立の研究所がランクインしていることです。

公務員として働くことができ、研究が比較的自由にできることから人気の職種でもあります。

また、アクセンチュアをはじめとするコンサル業界や日立製作所や富士通といったメーカーにも就職していることから筑波大学生の問題解決能力や分析力が非常に長けていることが分かります。

筑波大学卒業生の年収は、全国の大学卒業生の中でも非常に高くなっています。

日経転職版｜【連載　その希望年収、適正ですか？】大卒年収調査2022年版によると、大学別の平均年収で筑波大学は12位の名古屋大学に次ぐ13位で848.9万円となっています。

年齢別の平均年収は以下のとおりです。

この年収推移から、筑波大学卒業生の年収は年齢とともに着実に高くなっていくことがわかります。

特に20代から30代にという若手での上昇が顕著で、管理職への昇進や専門性の向上が反映されていると考えられます。

また、特に理系では学部卒業生よりも修士卒業生、修士卒業生よりも博士卒業生の方が年収が高いです。

そのため、進学する人も数多く見られます。

筑波大学の学生は、大学の特性が発揮されて幅広い職種に就活を行っている。

学部ごとの就職状況

社会・国際学群

約７割の学生が就職しています。

社会学類は特に金融、メディア・情報通信、サービス、製造業分野に強いです。

また公務員の道を選ぶ卒業生・大学院進学や司法試験・公認会計士などの資格試験の準備をする卒業生もいます。

他にも研究職や高度な専門職につく卒業生も少なくありません。

人間学群

心理学類の卒業生たちは、営業職から人事担当まで、就職後はいろいろな部署に配属されます。

分野はサービス・通信系が多いです。

公務員には国家公務員や地方公務員があり、心理職で受験する人も行政職で受験する人も多くいるようです。

生命環境学群

上記2つの学部と異なり、74.7%の学生が進学します。

残りの3割が就職しており、民間企業や公務員、教員、自営業など国内外で幅広く働く卒業生が多いようです。

理工学群

生命環境学群と同様に78.3%の学生が進学しています。

数学類、物理学類、化学類、応用理工学類、工学システム学類、社会工学類、総合理工学位プログラムがありますが、特に物理学専攻の学生は65-85%が大学院に進学しており残りの10-20%が企業に就職しています。

体育専門学群

体育専門学群は大学院に進学して専修免許状を取得した後に教員となる卒業生も多く、教職に就く者の割合は卒業生の２〜３割程度となっています。

社会人アスリートとして企業に就職する卒業生も多数います。

企業に就職する学生の多くは、競技から離れてマスコミ、金融、商社など様々な分野で活躍しています。

（参考：つくいえ｜筑波大学・院卒の就職先を徹底解説！理系・文系の進路やキャリア支援）

就職支援の活用

筑波大学のキャリアセンターは非常に充実されています。

障害の持っている方や留学生の方の支援も手厚く行っています。

OB・OGのメッセージを掲載したガイドなども掲載しているようです。

また、筑波大生専門就活支援サイトは筑波大学の学生に有益な情報が非常にたくさんあります。

筑波大学の学生は、通常の企業のインターンシップに加え、特殊なインターンシップに参加することができます。

大学周囲に多くの研究所があることから、産業技術総合研究所（AIST）や宇宙航空研究開発機構（JAXA）などの国立研究開発法人でのインターンシップは、高度な研究開発能力を持つ学生にとって貴重な経験となっています。

筑波大学キャリア支援チームによると、筑波大学には以下3つのインターンシップがあります。

大学経由型インターンシップ

大学を経由してのみ応募できるインターンシップです。

主に官公庁、独立行政法人で省庁や自治体、独立行政法人、企業が中心です。

個人直接応募型インターンシップ

通常の、個人で申し込むインターンシップです。

筑波大学のキャリアセンターには多くのOB・OGが就職した資料等が保管されているので参考にして応募してみると良いでしょう。

大学院・ポスドク対象インターンシップ

筑波大学×産学協働イノベーション人材育成協議会（C-ENGINE）による研究インターンシップです。

主に理系大学院生（修士・博士）およびポスドクを対象に研究インターンシップの参加者を募集しています。

ここからは、筑波大学の就職活動に関して、学生からよく寄せられる質問とその回答を解説していきます。

本記事では、筑波大学の学生の就職先や就職後の年収、就職活動について詳細に解説しました。

筑波大学の学生の就職活動は、強力なOB・OGネットワークや手厚いキャリアセンターの支援もあってさまざまな業界で行われています。

特に国立の研究所や県庁の公務員として活躍する卒業生が多くいます。

その他にも、金融・保険業界、情報通信の業界はOB・OGのコネクションが強いようです。

筑波大学の学生はどのような就職先に行くのか、どのように就職活動をするのか情報が必要な方はこの記事をチェックしてみてください。