【例文有り】長期インターン志望動機の合格する書き方|志望理由に含める内容も紹介!
長期インターンの志望動機をどう書けばいいか、分からない人も多いのではないでしょうか?
バイトの面接と違い、長期インターンは倍率が10倍程度と高いため、対策をしないと簡単に落とされてしまいます。
そこで、この記事では現役東大生である筆者が、元インターン先の採用担当者の方から聞いたお話を参考に、志望動機の作成ポイントや具体的な例をわかりやすく紹介します!
また、職種別に志望動機の例文を掲載していますので、ESの志望動機に困っているという方はぜひ参考にしてくださいね。
現在長期インターンの選考中であったり、これから長期インターンを始めようとしている学生の方はぜひご一読ください!
目次
長期インターンで志望動機を聞かれる理由 | 評価ポイントは? 長期インターンの志望動機に含めるべき4つの内容 長期インターンの志望動機を書く/伝える際の注意点 業種別の志望動機の例文 長期インターンの内定を獲得するには? まとめ長期インターンで志望動機を聞かれる理由 | 評価ポイントは?
冒頭でも話した通り、今回は筆者の元インターン先の採用担当者の方に志望動機を聞く理由、志望動機のどこを評価ポイントにしているのかを聞いてきました。
実際に採用の際に志望動機を聞く理由は主に4つあるそうです!
以下の4つのポイントを参考にしつつ、自分なりの志望動機を考えてみましょう!
志望動機を聞かれる理由① |学生の熱量を確認するため
学生が自社にどの程度興味を持っているかは、採用担当者が重要視しているポイントの1つです。
最低限、ESを書く前には企業HP、特に採用候補者向けページを確認することが重要です!
ここで得た情報をもとに志望動機を作り上げることで、採用担当者に「この学生は真剣だ」と感じてもらえるようになります。
具体的な事例やリサーチ結果をアピールポイントに含めることで、採用担当者に熱意が伝わり、さらなる印象アップが見込めるでしょう!
ただし、企業HPを見ておくことは選考対策の最低ラインです。
例えば、その企業でインターンをしている友人等がいれば話を聞いてみたり、人事や社長のSNSを調べてみたりして、HPで得られる情報以外でも積極的に情報収集するとよいでしょう。
志望動機を聞かれる理由②| 論理的思考力を確認するため
業務を行う上で論理的思考力は欠かせない要素であり、これは長期インターンでも例外ではありません!
ほとんどの採用担当者はESや面接の段階で学生の論理的思考力を評価しようとします。
志望動機に一貫性があるか、面接での深掘り質問に対して矛盾しない答えができるか、などは学生の論理的思考力を測るポイントです。
ESの作成段階で一貫性を保つためには、友人や先輩に見てもらう、またはChatGPTなどのAIツールを利用して確認すると良いでしょう!
また、面接に向けて、志望動機に関連する想定質問に答える練習をしておくと、一貫性のある回答がしやすくなると思います。
例えば、「なぜこの分野に興味を持ったのか?」、「どのようにして貢献できると考えているのか?」など、具体的かつ論理的な回答を心掛けましょう!
志望動機を聞かれる理由③|マッチ度を確認するため
学生の志望動機を聞くことで、採用担当者は学生のやりたいことと自社でできることがマッチしているかを確認しようとします。
能力や適性だけではなく、学生が追求したい目標や価値観が企業文化と合っているか、という点も重要視されます。
また、学生の個性や雰囲気と会社の文化や雰囲気が合致しているかも、 長期インターンの選考で確実に見られるポイントです!
ここで重要なのは、あなた自身が働く環境を明確にイメージし、それが企業のどの部分とマッチしているかを具体的に示すことができると良いでしょう!
志望動機を聞かれる理由④(面接時)|コミュニケーション能力を確認するため
長期インターンの選考では、志望動機を聞く過程で、単にあなたの意欲や適性だけでなく、コミュニケーション能力も評価されています!
採用担当者は、志望動機を通して、学生が適切な言葉を選び、相手の質問の意図を正確に把握できるかという点もとても重視しています。
コミュニケーション能力は、ビジネスの場において不可欠なスキルです。
面接時には、明確かつ丁寧な言葉で自分の考えを表現し、面接官の質問に対して的確に応えることが求められます。
面接官の質問の意図を理解し、それに対して適切に回答できれば、あなたのコミュニケーション能力も高く評価されるでしょう!
長期インターンの志望動機に含めるべき4つの内容
志望動機には、自分がその会社で働きたい理由を書く必要があります。
一般的には、今から紹介する以下の内容の中から1〜3個ほど選んで、伝える場合が多いです。
ここで注意すべきなのは、採用担当者に「それ他社でもできることだよね?」という疑問をもたせないことです!
「どこの会社でもいいわけではなく、その会社でなければいけないとわかるような志望動機を作ること」が、選考通過のポイントとなります!
志望動機に含めるべき内容①| 業界・職種への関心
志望動機を述べる際、業界や職種への関心を明示することが非常に重要です。
あなたが特定の業界や職種に興味を持つ理由や、その背景にある経験や考えを具体的に述べることで、真剣さや熱意が伝わるでしょう!
例えば、広告業界の志望動機では、自分がなぜ広告に興味を持ったのか、広告から何を感じ、どう感銘を受けたか述べることで、業界に対する興味・関心や熱意が伝わります。
同様に、IT職種を志望する際は、テクノロジーへの興味や過去のプログラミング経験などを示すことで、職種への適性や意欲が伝わります。
志望動機で業界や職種への興味を具体的に述べることができれば、本当にその分野で働きたいか、そしてそのためにどれだけ努力してきたかを採用担当者に伝えることができます。
あなたのポテンシャルも伝わり、高評価に繋がるでしょう!
例文
私が貴社を志望する理由は、マーケティングに関して深い知見を身につけたいからです。
大学の講義を通じて、消費者のニーズを把握し、それに応える商品やサービスの企画・開発に携わることができるマーケティングに興味を持ちました。
貴社での業務を通じて、マーケティングのプロフェッショナルとしてのスキルを磨いていきたいと考えています。
② 事業内容
志望動機を考える上で、企業の事業内容にどれだけ理解と興味を持っているかも重要なポイントとなります!
このとき、事業内容が自分の興味関心とどのように紐づいているかも説明できると良いでしょう!
事業内容に興味を持つ理由を明確にすることで、あなたがその企業でどのような価値を発揮できるのかが伝わります。
例えば、健康食品メーカーの事業に興味を持つ理由として、健康志向が高まる中で、人々のより良い生活に貢献できる製品の開発に携わりたいという動機なども考えられるでしょう。
このとき、自分の実体験なども含めて話を交えることができるとなお良いと思います!
事業内容に対する真剣な興味や、その事業を通じて何を学び、どう成長したいかを示すことで、採用担当者はあなたの真摯な姿勢と向上心を感じ取ることができるでしょう。
例文
私が貴社を志望する理由は、テクノロジーを活用して社会課題解決に取り組む貴社の事業が、私の志向と一致すると考えたためです。
大学では情報科学を専攻し、テクノロジーの力で人々の生活を豊かにするプロジェクトに数多く携わってきました。
学んだ知識とスキルを活かし、インターンシップを通じてより社会に貢献できる仕事をしたいと考えています。
③ 会社のビジョン
会社のビジョンへの共感を示すことも、志望動機に含めると良いでしょう!
ビジョンに興味を持ち、賛同することで、あなたが企業の社風にマッチしているというアピールにもなります。
また、ビジョンに共感し、それを具現化する意欲があることを示すことで、あなたが企業にとって価値あるメンバーになりうることが伝わるでしょう。
例文
私が貴社を志望する理由は、貴社のビジョンである『社会に新たな価値を提供し、持続可能な未来を築く』というビジョンに大きく共感したからです。
学生時代に所属した環境サークルにて地域の環境保全活動に参加し、持続可能性に関する課題に関心を持つようになりました。
持続可能な社会の実現を志向する貴社でのインターンを通じて、自分の活動の幅を広げていきたいと考えています。
④ 会社のメンバー
志望動機で、面接や企業のHPを通じて、社員の方が話していた内容に対して興味や共感を示すと良いでしょう!
例えば、社員がチームワークの大切さについて語っていた場合、それに対するあなたの考えや経験を共有することで、企業文化へのマッチ度をアピールできます。
企業HPの採用候補者向けページには、従業員のインタビューや働く環境について事前にチェックし、面接中の会話の中で共感する点を強調できるとなお良いです!
例文
私が貴社を志望する理由は、社員の皆様との交流の機会を持った際、社員の方々が互いに支え合い、一緒に成長していく文化があると感じたからです。
お話を伺う中で、社内全体で互いに高め合い、チーム一丸となって取り組む風土があることを知り、非常に魅力的に感じました。
長期インターンの志望動機を書く/伝える際の注意点
以下では、長期インターンの志望動機を書く際の注意点やNG例についてまとめました!
「面接を受ける前に知っておけばよかった!」とならないように今すぐチェックしておきましょう!
しっかりと下調べをする
まず、大前提として、採用担当者は貴重な時間を割いて面接を行ってくれています。
準備不足で面接に臨むことは、採用担当者の貴重な時間を無駄にする行為です。
最低でもHPを確認することは忘れず、企業はどのような事業を行っていて、どういった業務に携わりたいか、明確にした上で面接に挑みましょう。
金銭に関することは書かない
給与や福利厚生に焦点を当てた内容は、あなたが企業や業務への興味が薄いと受け取られかねません。
確かに金銭面は重要ですが、お金が目的ならバイトでも良いのでは?と疑問を持たせてしまいます。
また、金銭面を志望動機に含めるのは、デリカシーがないため、絶対にやめておきましょう。
嘘はつかない
採用担当者は、あなたが本当に自社に興味を持っているか、そして自社でどのように成長し、貢献してくれるかを見極めたいと考えています。
ですので、印象を良く見せようとし、実際と異なることを伝えるのではなく、あなた自身の経験や考えを、どのように企業とリンクさせるかを工夫しましょう。
実際に、実績を偽って人気企業で長期インターンを開始しても、インターン中にボロが出れば、期待通りの業務を任せてもらえない可能性も考えられます。
企業側にも学生側にもメリットがないため、虚偽の事実を話して面接を通過しようとするのは絶対にやめましょう。
業種別の志望動機の例文
ここでは、業種別に志望動機の例文を作成しました!
先程の志望動機のポイントを踏まえていますので、是非ご参考ください!
① 営業職
私が貴社の営業職を志望する動機は2点あります。
1点目は、営業職として 多くのお客様の期待を上回るサービスを提供したいからです。
私は、飲食店でのバイトの経験から、顧客視点でサービスを提供することの重要さを学びました。
営業職は、クライアントの真のニーズを理解し、最適なソリューションを提供することで、信頼関係を築く重要な役割だと考えております。
貴社の一員として、クライアントの期待を超える価値を提供し続けたいと思っております。
2点目は、貴社が掲げる「常に成長を追求し、価値を創造する」という意欲的な姿勢や社風に強く共感したからです。
特に、社会や人々のニーズに応え、時代の変化に柔軟に対応する企業文化は、私が追い求める働き方と一致していると感じました。
貴社で働くことで、自身の成長を通じて、人々の生活にポジティブな影響をもたらすことができると確信しております。
② マーケティング職
私が貴社のマーケティング職を志望する動機は2点あります。
1点目は、WEBマーケティングの分野で専門性を高めたいからです。
大学の授業を通じて、インターネットを利用した新たなマーケティング戦略が次々と生まれていることに、興味を抱くようになりました。
WEBマーケティングの第一線で活躍されている貴社で働くことで、最新のマーケティングに関する知識・スキルを身に着けたいと考えています。
2点目は、貴社の“人々の暮らしをより豊かにする”というビジョンに心から共感したからです。
単なる製品やサービスを提供するだけでなく、人々の生活全体にポジティブな影響を与えるという姿勢に強く同感しました。
消費者と企業を繋ぐ架け橋となり、貴社のビジョン実現に貢献していきたいと考えております。
③ コンサルティング職
私が貴社のコンサルティング職を志望する理由は2点あります。
1点目は、多くの企業の問題解決を通じて幅広く社会に価値提供したいと考えているからです。
貴社は多岐にわたる業界のクライアントに向けてコンサルティング事業を展開しており、多様な企業と接点を持つことができるという点で魅力を感じています。
どのような問題にも真剣に取り組み、社会全体の利益に貢献できるよう、全力を尽くしたいと考えております。
2点目は、 「顧客の真のパートナーになる」という貴社の社風に深く共感したからです。
国際ボランティアでの経験から、相手視点に立ち、現地の人々が真に求めるものは何か追求することが重要だと感じました。
貴社の、顧客とのコミュニケーションを通じてニーズを把握し、解決策を共に創り出すという姿勢に強く共感しており、長期インターンでもこの姿勢を忘れずに日々精進していきたいと思います。
④ エンジニア職
私が貴社のエンジニア職を志望する理由は2点あります。
1点目は、最新技術に挑戦し、未来の社会に貢献したいからです。
貴社は革新的な技術開発を進め、業界に新たな価値をもたらしています。
常に新しい技術を学び、スキルアップしていくことで、社会にインパクトを与えるサービスの開発に携わっていきたいと考えています。
2点目は、貴社の社員の方とお話する機会があった際に、お話を伺う中で貴社の社風に感銘を受けたからです。
社員の方から、プロジェクトの進行における、チームでの協力の重要性や、クライアントとのコミュニケーションの大切さを教えていただきました。
お話を通じて、社員同士の連携や、それを可能とする風通しの良い社風に魅力を感じ、自分も貴社で成長したいと強く感じました。
長期インターンの内定を獲得するには?
長期インターンの内定率はおよそ10%と言われており、非常に狭き門です。
そもそも長期インターンを始めようとする学生はレベルが高く、その中で選考を勝ち取ることはかなり難しいです。
こちらの記事では、長期インターンの倍率が高い理由や、選考を通過するポイントについてまとめていますので、ご興味あれば是非参考にしてみてくださいね!
長期インターンの倍率・内定率は?内定のコツも紹介!
本記事では、長期インターンの倍率・内定率の紹介と、内定獲得のコツやポイントを紹介しています!
また、すぐにでも長期インターンを始めたい学生は同時に複数社応募することをおすすめします!
理由としては、複数面接を経験することで、面接のポイントを理解できたり、面接官とのコミュニケーションに慣れることができるからです!
以下では、現役東大生である筆者がおすすめする求人を3つに厳選してご紹介します!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
長期インターンは倍率が高いため、バイトのような感覚で面接に挑むと痛い目に遭ってしまいます。
本記事を参考に、しっかりと長期インターンの志望動機を練り上げ、万全の対策を行った上で面接に挑んでください!
また、本記事を読んで長期インターンに応募した方がいいと感じたり、長期インターンに興味を持った方がいらっしゃったら、ぜひ以下の長期インターンサイトで探してみてください!