[完全版] 長期インターンの履歴書の書き方マニュアル! 見本(サンプル)・記入例あり

長期インターンに応募してみたものの、履歴書の書き方が分からないという学生の方は多いのではないのでしょうか?
大学生の多くは履歴書を作成した経験がなく、何から手をつければいいのか分からないという状態に陥りがちですよね。
本記事では、現役東大生である筆者が、 書類選考と面接の合格率を高める履歴書の書き方を、実際の記入例や見本(サンプル)を示しながら、徹底的に解説します!
また、無料で履歴書のテンプレートをダウンロード・作成できるサイトも併せて紹介いたします!
長期インターンの履歴書の書き方に不安を持っていらっしゃる学生の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
長期インターンの応募に履歴書は必要? 長期インターンの履歴書の入手方法 パターン①:フォーマットが指定されている場合 パターン②:フォーマットが指定されていない場合 長期インターンの履歴書のテンプレート 長期インターンの履歴書の書き方 ① 日付 ② 基本情報 ③ 電話番号 ④ 写真 ⑤ 学歴・職歴 ⑥ 免許・資格 ⑦ 志望動機 履歴書の書き方で書類選考の合格率は変わる? ポイント①:履歴書はなるべく早く企業に提出する ポイント②:履歴書の内容は時間をかけて作りこむ 長期インターンの履歴書の注意点 注意点①:誤字・脱字に注意する 注意点②:記入漏れに注意する 長期インターンの履歴書に関するよくある質問 履歴書の項目に「メールアドレス」があるのですが、メールアドレスについての注意点はありますか 履歴書は手書きとパソコン入力のどちらが望ましいですか 修正液・修正テープを使っても問題ありませんか 履歴書をメールで送る場合のマナーを教えてください まとめ長期インターンの応募に履歴書は必要?

結論としては、長期インターンの応募に履歴書が必要かどうかは応募先の企業によって異なります。
しかし、学生の基本的な情報やこれまでの経験、応募への熱意を把握するために、企業によっては、履歴書の提出を求めることがあります。
そのため、長期インターンの応募にあたって、履歴書の作成方法はしっかりとマスターしましょう。
また、履歴書の作成方法は社会人としても必須のスキルであるため、本記事を繰り返し読んで完璧に理解してください!
長期インターンの履歴書の入手方法

ここでは、長期インターンの履歴書の入手方法を解説します。履歴書の入手方法は、応募先の企業からの指示の有無によって、大きく以下の2つのパターンに分けられます。
パターン①:フォーマットが指定されている場合
パターン②:フォーマットが指定されていない場合
それぞれの状況に応じて適切な対応が必要となるので、詳しく解説していきます!
パターン①:フォーマットが指定されている場合
企業から特定の履歴書のフォーマット(例:企業独自の応募シート、特定のサイトからのダウンロード形式など)が指定されている場合には、企業の指示に従って作成することが必須です。
というのも、企業が選考において重視する情報を効率的に収集するために、独自のフォーマットを採用しているためです。
企業の指示を無視して別の形式で履歴書を提出した場合、企業側の情報処理に支障をきたすだけでなく、指示を遵守できない応募者という印象を与え、選考において不利になる可能性があります。
パターン②:フォーマットが指定されていない場合
企業から履歴書のフォーマットに指定がない場合には、履歴書の形式を自由に選択して問題ないです。
オンライン上には、無料でダウンロードできる履歴書のテンプレートや、必要な情報を入力するだけで履歴書を作成できるサービスが数多くあります。
ここでは、参考として以下の2つのサイトを紹介します。
① 厚生労働省のサイトにて公開されている履歴書のテンプレート
② yagish
長期インターンの履歴書のテンプレート
上で紹介した、厚生労働省のサイトにて公開されている履歴書のテンプレートを例に取り上げ、履歴書の構成が一目でわかる図を下に掲載します。履歴書の大まかなイメージをつかんでください。

長期インターンの履歴書の書き方
長期インターンに応募し始めたばかりの方は、特に履歴書の書き方について分からないことが多いのではないでしょうか。
ここでは、項目別に分けて、履歴書の基本的な書き方を徹底的に解説していきます!
履歴書の項目
① 日付
② 基本情報
③ 電話番号
④ 写真
⑤ 学歴・職歴
⑥ 免許・資格
⑦ 志望動機
① 日付
履歴書を企業に提出する日を記載します。
履歴書全体で、元号(平成、令和など)か西暦(20XX年)かどちらかに統一して記入してください。
② 基本情報
氏名は、楷書ではっきりと、読みやすい字で記載しましょう。
氏名の上にはふりがなを記入してください。「ふりがな」と書かれている場合にはひらがなで、「フリガナ」と書かれている場合にはカタカナで記入します。
生年月日は、記入日または提出日時点での満年齢を記載します。
住所は、都道府県から正確に記載します。
略さずに、建物名や部屋番号まで正確に記入しましょう。住所にもふりがなを振る欄がある場合には、忘れずに記入してください。
実家など、現住所以外の連絡先を希望する場合は、別途「現住所以外の連絡先」欄に記入します。希望しない場合は、「同上」と書きましょう。
③ 電話番号
日中に連絡がとれる電話番号を記載しましょう。携帯電話の番号が一般的です。
④ 写真
3ヶ月以内に撮影したもので、顔全体がはっきりと分かる、清潔感のある写真を使用します。
服装は男女ともにスーツが基本です。
写真を撮影する際には、髪型を整え、表情は明るく、口角を少し上げる意識を持つと、採用担当者に好印象を与えることができます。
また、スピード写真でも問題ありませんが、可能であれば写真館で撮影してもらうと、より印象が良くなります。
⑤ 学歴・職歴
長期インターンの履歴書において、学歴はどこから書くべきなのでしょうか。
一般的には、中学校卒業から順に記入します。学校名、学部、学科は正式名称で記載しましょう。
また、書き始めには、1行目の中央に「学歴」と書きます。

⑥ 免許・資格
取得した免許や資格は、略さずに正式名称で記載しましょう。 取得した年月は正確に記入してください。
⑦ 志望動機
志望動機は履歴書の中で最も重要と言っても過言ではありません。志望動機によって、書類選考の通過率は大きく変わります。
というのも、志望理由は履歴書の中でも特に採用担当者が注目する項目であり、応募者の熱意や企業への適性の判断の材料にされるからです。
志望動機のポイントはいくつかありますが、ここでは、志望動機を面接で話すことを見据え、特に重要な以下の2つのポイントについて解説します。
ポイント①:応募企業とのマッチ度をアピールする志望動機を作成する
ポイント②:志望動機を「話す」練習を重ねる
ポイント①: 応募企業とのマッチ度をアピールする志望動機を作成する
志望動機では、応募者が応募企業とどれだけマッチしているかを具体的にアピールすることが重要です。
マッチ度は主に以下の3つの基準で評価されます。
- 学生の業務への適性
- 学生の性格と社風の合致
- 学生の持つ目標と企業文化の合致
応募職種に必要なスキルや知識などの業務への適正だけでなく、学生の個性や雰囲気と会社の文化や雰囲気が合致しているか、学生が追求したい目標や価値観が企業文化と合っているかまで考慮に入れることが重要です。
ここでは、志望動機の書き方について要点のみしかお伝えできませんでしたが、合格する志望動機の書き方については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ読んでみてください!

【例文有り】長期インターン志望動機の合格する書き方とは?志望理由に含める内容も紹介!
長期インターンの選考では志望動機が重視されます。本記事では、現役東大生の筆者が志望動機の作成ポイントについて、具体例を用いながらわかりやすく紹介します!
ポイント②: 志望動機を「話す練習」を重ねる
履歴書に書いた志望動機をもとに、面接は行われます。
面接は、双方向的なコミュニケーションです。
すなわち、志望動機を暗記して話すだけでは、棒読みになってしまい、原稿を読み上げている印象を面接官に与えてしまいます。
したがって、「話す練習」が極めて重要です。
表情や身振り手振り、自信を感じる話し方などは、面接官に好印象を残すうえで非常に重要な要素です。
実際に、UT-Boardの調査によると、長期インターンの合格者の6割以上が5時間以上の面接練習を行っています。
また、著者の個人的な経験にはなりますが、長期インターンの面接では、「応募企業で絶対に働きたい」という学生の熱意は面接官に見られており、学生の熱意が合格の決め手になることもあります。
「話す練習」を重ねることで、自信と熱意を持って堂々と志望動機を伝えられるようになりましょう。
長期インターンの面接における、絶対に抑えておくべき質問やおすすめの対策方法については、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひ読んでみてください!

長期インターンの面接対策! 頻出質問10選を回答例とともに解説~
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履歴書の書き方で書類選考の合格率は変わる?

結論としては、履歴書の書き方次第で、書類選考の通過率は大きく変わります。
というのも、履歴書は応募者の印象を形成する最初の機会であるからです。読みにくい乱雑な履歴書や内容の薄い履歴書では、採用担当者にマイナスな第一印象を与えてしまい、不合格の確率が高まります。
では、書類選考の通過率を上げるために重要なことは何でしょうか。重要なポイントは以下の2点です。
ポイント①:履歴書はなるべく早く企業に提出する
ポイント②:履歴書の内容は時間をかけて作りこむ
それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
ポイント①:履歴書はなるべく早く企業に提出する
履歴書はなるべく早く提出したほうがよいです。
長期インターンは明確な選考のスケジュールがあるわけではなく、応募が来た人から選考を進めることが多いです。そのため、履歴書の提出が遅れると、採用枠が既に埋まっている可能性があります。
ポイント②:履歴書の内容は時間をかけて作りこむ
履歴書の内容は時間をかけて作り込むことが大切です。
前述の通り、特に志望動機は極めて重要です。十分な自己分析と企業分析を行いましょう。
また、履歴書に記載された内容は面接でも話すことになります。長期インターンの面接の合格率は非常に低いため、履歴書の推敲に十分な時間をかけましょう。
そもそも、書類選考・面接を含め、長期インターンの合格率は極めて低いです。
UT-Boardの調査によると、長期インターンの合格率は、東大生であっても7%と非常に低い水準になっています。
長期インターンの合格率が低い主な理由としては、以下の2つが挙げられます。
理由①:アルバイトの延長のような感覚で面接に臨む学生が多い
理由②:1つの求人のみに応募している学生が多い
ここからは、長期インターンの合格率が低い理由について解説し、対策方法も伝授していきます!
理由①:アルバイトの延長のような感覚で面接に臨む学生が多い
長期インターンの面接では聞かれることが難しいにもかかわらず、アルバイトの延長のような感覚で臨む学生が多いです。
例えば、アルバイトの面接では、シフトに多く入れそうかが重要ですが、長期インターンの面接では、1人のビジネスマンとして有能かどうかが問われます。
長期インターンの面接では、アルバイトの面接とは異なり、入念な自己分析とビジネスの素養が必要です。事前にしっかりと準備をしておきましょう。
アルバイトと長期インターンの違いについて詳しく解説している記事があるので、ぜひ参考にしてください!

【東大生が解説】長期インターンとアルバイトどちらをやるべき?給料・業務内容などの違いを比較!
アルバイトと長期インターンはどちらがおすすめ?長期インターンとアルバイトの違いを5つの項目で徹底比較し、どちらがおすすめなのか解説します。
理由②:1つの求人のみに応募している学生が多い
長期インターンの募集は、そもそも採用人数が少ないうえに、優秀な学生がこぞって応募します。そのため、どうしても「早い者勝ち」の側面が生まれてしまいます。
長期インターンに確実に内定するためには、最低でも3〜4社は応募しましょう。
まずは、以下から気になる求人をチェックしてみましょう!
どの長期インターンに応募すればよいか分からない方には、以下の条件の求人がおすすめです!
また、長期インターンの内定率が低い理由や内定を獲得するためのコツを、以下の記事でより詳しく解説しています。
ぜひチェックしてみてください!

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本記事では、長期インターンの倍率・内定率の紹介と、内定獲得のコツやポイントを紹介しています!
長期インターンの履歴書の注意点

ここでは、長期インターンシップの履歴書を書く際の注意点を紹介するので、必ずチェックしてから提出しましょう。重要な注意点は以下の2つです。
注意点①:誤字・脱字に注意する
注意点②:記入漏れに注意する
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
注意点①:誤字・脱字に注意する
誤字・脱字に注意しましょう。誤字・脱字は、採用担当者に「注意力が散漫」、「仕事が雑」といったマイナスな印象を与えかねません。
対策として、何度も声に出して読み上げたり、他人に確認してもらったりするのが効果的です。また、ChatGPTやGeminiなどの生成AIに添削してもらうこともおすすめです。
注意点②:記入漏れに注意する
記入漏れに注意しましょう。氏名や住所のふりがな欄が空欄になっていたり、資格・免許の取得年月が漏れていたりすることが多いです。
作成直後だけでなく、時間をおいてから改めて確認しましょう。新鮮な気持ちで見ることで、見落としに気付きやすくなります。
長期インターンの履歴書に関するよくある質問

ここでは、長期インターンの履歴書について、よくある質問にお答えしていきます。
履歴書の項目に「メールアドレス」があるのですが、メールアドレスについての注意点はありますか
履歴書の形式によっては、メールアドレスを書く欄がある場合もあります。
メールアドレスは、スマートフォンのアドレスでも問題ありませんが、企業からの連絡はPCからのメールが多いため、PCメールアドレスを推奨します。
特に、おすすめは大学のメールアドレスです。自身の大学の在籍証明にもなります。
なお、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスでも構いませんが、ビジネスシーンにふさわしいものを選びましょう。
履歴書は手書きとパソコン入力のどちらが望ましいですか
履歴書を書く際には、応募企業から手書きという指定がない限り、パソコンで作成するのがおすすめです。
というのも、パソコンで作成することで、修正が容易であり、統一されたフォントで作成できるというメリットがあるためです。
なお、手書きで履歴書を作成する場合は、黒のボールペンを使用し、丁寧な字で書きましょう。
修正液・修正テープを使っても問題ありませんか
手書きの履歴書で誤字・脱字をしてしまった際には、修正液や修正テープを使うよりも、新しい用紙を用意して書き直しましょう。
修正箇所があると、履歴書の見た目が悪くなるだけでなく、採用担当者への配慮が不足していると見なされる可能性があります。
履歴書をメールで送る場合のマナーを教えてください
長期インターンの選考において、履歴書はメールで企業に送ることが多いですが、メールで送る際のマナーは、応募者のイメージを大きく左右します。重要なマナーは以下の2つです。
- 冗長な表現を避け、明確に簡潔に書くことを意識する
- なるべく早く返信することを心掛ける(目安は24時間以内です)
読みやすい文章と迅速な対応を意識して、採用担当者に好印象を与えましょう。
長期インターンに応募する際のメールの例文や注意点については、以下の記事で詳しく解説しているのでチェックしてみてください!

【永久保存版】長期インターンのメールの基本マナー~シーン別・例文付きで徹底解説!
本記事では、長期インターンの選考の際に問われるメールマナーについて、シーン別に例文付きで詳しく解説しています。
まとめ

履歴書は、長期インターンの選考を突破するための重要なファーストステップです。
本記事を参考にして、ぜひ履歴書の書き方をマスターしてください!
また、UT-Boardでは、ハイクラス向けの長期インターンシップ求人を掲載しています。履歴書に対する不安が解消された今こそ、以下から人気の長期インターンランキングをチェックし、積極的に応募しましょう!