【27卒必見】三井不動産の就職難易度・採用大学・インターン・年収などを解説！

三井不動産は、日本最大級の総合不動産デベロッパーで、オフィスビル・商業施設・住宅・ホテル・リゾートなどの開発・運営そして街づくりを手がける企業です。

街づくりを通して『社会課題の解決への挑戦』と『新たな価値創造』に取り組んでいます。

（参考：会社概要｜三井不動産）

（参考：有価証券報告書｜三井不動産株式会社）

2025年2月に東洋経済ONLINEが発行した『｢入社が難しい有名企業ランキング｣トップ200』によると、三井不動産は39位であり、入社難易度は「61.4」となっています。

入社難易度とは、企業に就職した学生の出身大学の入試難易度（偏差値）をもとに算出した指標です。具体的には、各企業に就職した学生の出身大学の偏差値に人数を掛け、その合計を就職者数で割った平均値を「入社難易度」として示しています。つまり、難関大学の学生の就職割合が高い企業ほど、入社難易度が高いとされています。

実際に私の周りの東大生や京大生でも三井不動産に落ちる人は多く、トップクラスの大学に通う学生でも落ちる人が多い企業です。

三井不動産の新卒採用人数は、2025年度は72名でした。

2024年度は63名、2023年度は60名と、ここ数年で採用人数は着実に増加しています。

※上記の採用人数は、いずれも各年の4月1日時点のデータです。

三井不動産では「業務」と「総合」の二種類で新卒採用が募集されており、上記表の新卒採用人数は、2つの業務職を合わせた採用人数になっています。

（参考：人事データ・従業員構成｜三井不動産）

三井不動産は正確な採用倍率を発表していません。

参考に、三井不動産株式会社｜リクナビ2026のプレエントリー候補リスト登録人数3,111人（2025年11月4日現在）と25年度の採用人数である72人を計算すると、採用倍率は約43.2倍となります。（採用倍率 = お気に入り登録者数 / 採用人数）

リクナビでプレエントリーした学生全員が本選考に進むわけではないものの、それでも非常に高い倍率であることが分かります。

三井不動産の採用実績を一部抜粋して紹介します。

マイナビ2026が公開している三井不動産の採用実績大学は以下の通りです。

上位10校はランキング形式でも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

（参考：三井不動産｜大学通信オンライン）

この点から「学歴フィルターがあるのでは」と感じる方もいるかもしれません。結論として、採用において一定の学歴による選考の傾向は存在すると考えられます。

理由は、前述の採用実績校を見ても、比較的偏差値の高い大学が多く占めているためです。

三井不動産の平均年収は、1,756万2,000円（2025年3月31日時点）です。

（参考：有価証券報告書｜三井不動産株式会社）

三井不動産の給与待遇は非常に良いと言えるでしょう。

高収入を目指したい就活生にもおすすめの企業です。

この章では、就職難易度の高い三井不動産の選考を突破するための秘訣を紹介します。

以下の2点を意識して、選考対策をするか否かで結果は大きく変わります。

企業側は多くの就活生がエントリーしてくる中で、より活躍してくれそうな就活生に内定を出します。

就活生の人柄や能力を図る上で、多くの企業は「学生時代に力をいれたこと（＝ガクチカ）」を問います。

ガクチカでいかに他の就活生以上に活躍できそうなポテンシャルを示せるかが重要です。

ガクチカのエピソードを考えるのは難しいですが、他の就活生と差別化できることが何もないという人は「長期インターン」をするのがオススメです。

長期インターンは実際にインターン先の社員と一緒になって仕事に取り組むので、そこから得た学びや能力をアピールすることができます。

面接では、自分の素晴らしさを一方的にアピールするのはなく、面接を通して「この就活生と働きたい」と面接官に思ってもらうことが重要です。

そのためには、自然な会話を意識しましょう。

自然な会話を面接官とするためには、入念な面接対策が必要です。

想定される面接問題には迷うことなく答えられるようにしましょう。

友達やOB・OGと何度も模擬面接をするのがオススメです。

初対面の歳が離れた人と日頃話す機会がなく、どうしても緊張してしまう就活生は長期インターンやアルバイトなどで積極的に人と関わるようにしましょう。

三井不動産の選考は、「総合職」と「業務職」の2つに分かれています。

また、選考時期は年によってターム数が異なります。

直近では、2026年4月入社の総合職新卒採用が3月選考・6月選考の2タームで実施されました。

（参考：2026年4月入社　新卒採用スケジュール｜三井不動産）

各回で内定者枠を固定しているのかは不明ですが、最初の回で多くの学生が内定承諾をしたら、後の回の内定者枠が少なくなる可能性もあります。

また、最初の回でエントリーすると志望度の高さを示せるので、第1期でエントリーすることをおすすめします。

ここからは、三井不動産の「総合職」の選考フローとその対策を紹介するので参考にしてください。

選考フローは以下の通りです。

三井不動産の選考における最初のステップは、エントリーシートです。

三井不動産に入社予定の友人や就活生の体験談によると、エントリーシートで以下のような設問が出題されています。

（参考：26年卒 総合職の選考ステップ・エントリーシート｜ワンキャリア）

上記を見ると、就活において基本的な設問である志望動機やガクチカが出題されていると言えます。

しかし、大切にしたい価値観を書く際には、これまでの自身の経験と社会に出てからのことを紐づけ、過去と未来が繋がるような回答を作成しなければいけません。

大切にしたいことに重点を置き、価値観の根拠となる経験の部分が浅いと説得力が弱く、設問での指示を正しく把握できてないとみなされかねないので注意しましょう。

また、自信を形成する上で重要な経験は、具体的に経験の内容や今にどのように関係しているのかを書くよう指示があるので、抜けもれなく記載するようにしましょう。

加えて、エントリーシートでは内容だけでなく、相手の意図を正しく読み取り、分かりやすく伝える力も評価の対象としている企業が多いです。

そのため、論理的な構成で誰もが分かりやすい回答を書くことが選考突破のカギになります。

書き終えたら自分で読み直したり、周囲の人に読んでもらったりして確認してから提出しましょう。

三井不動産のWEBテストはテストセンターでの受験になります。

形式はSPI形式なので、SPI対策用の問題集を使って日々対策をすることをおすすめします。

テストセンター形式は周囲に人がいる環境での受験となるため、テストセンターになると緊張して思うような結果が出せない就活生もいます。

三井不動産の選考を受ける前に、テストセンター形式を採用している他の企業の選考を受けておくことをおすすめします。

また、本選考がスタートすると他の企業のWEBテストを受ける就活生もいるため、テストセンターの予約がとりにくいです。

WEBテストの受験案内が来たら、すぐに予約をしましょう。

WEBテストの内容は、言語や非言語・性格・構造把握であり、約一時間半のテストです。

（参考：26年卒 総合職の選考ステップ・WEBテスト｜ワンキャリア）

一次面接はオンラインで行われる個人面接です。

学生1名に対して社員2名（入社約10年目の社員と若手社員）が担当し、所要時間は約45分程度です。

過去の一次面接で質問された内容は以下の通りです。

通過率は公表されていませんが、概ね約半数程度と考えられます。

（参考：26年卒 総合職の選考ステップ・面接｜ワンキャリア）

二次面接は三井不動産のオフィスにて、対面で行われる個人面接です。

学生1名に対して社員2名（50代の現場社員、30代前後の人事）が担当し、所要時間は約30分程度です。

過去の二次面接で質問された内容は以下の通りです。

二次面接の通過率は50％未満だと予想されます。

（参考：26年卒 総合職の選考ステップ・面接｜ワンキャリア）

他のデベロッパーと三井不動産の印象の違いに答えるには、三井不動産単体の企業研究だけでなく、他社との比較を踏まえた業界研究が重要になります。

最終面接は日本橋本社にて対面で行われます。

三井不動産の最終面接は、「人事面談」「学生同士の交流」「面接」の3つで構成される点が特徴です。

一次・二次面接よりも質問は抽象度が高く、過去の行動から価値観・思考軸・人柄が丁寧に見られる傾向があります。

内定者情報によると、最終面接の倍率は約4〜6倍と言われており、まさに「選考の鬼門」。

突破には、表面的な経験談ではなく、自分の価値観を深く言語化できているかが重要になります。

（参考：26年卒 総合職の選考ステップ・面接｜ワンキャリア）

これまでに紹介した全ての選考を通過すると内定が獲得できます。

内定後は、宅建の学習を推奨されています。

社会人になって慣れない環境のなかで、仕事と資格の勉強をするのは簡単ではありません。

入社後に即戦力となれるように、社会人になる前に宅建の勉強を進めておきましょう。

三井不動産が、四年制大学または大学院に在籍している学生を対象に実施した（および実施予定の）3つのインターンシップを紹介します。

三井不動産が主催する本イベントは、以下の4コースで構成されており、参加希望のコースを1つ選んで応募する形式です。

コースごとにテーマやプログラム内容は異なりますが、デベロッパービジネスへの理解を深める機会と、現場社員との交流が全コースに共通して盛り込まれています。

三井不動産 Summer Collegeに参加するには、以下の選考ステップを通過する必要があります。

（参考：CAREER EVENT＆INTERNSHIP｜三井不動産）

全世界で累計3500万人以上が来場する展覧会を手掛けているチームラボと不動産のリーディングカンパニーである三井不動産。

新たな価値創造を続けてきた2社が合同で開催するワークショップで、三井不動産が手がける実在の施設を題材に、課題解決のプロセスを体験できるグループワーク形式のプログラムとなっています。

*Day 1では、ワークショップ説明会が実施されます。（企業説明、チャットによる質疑応答、課題内容発表など）

三井不動産×チームラボ2daysワークショップに参加するには、以下の選考ステップを通過する必要があります。

（参考：CAREER EVENT＆INTERNSHIP｜三井不動産）

本イベントでは、プロジェクトの見学・街歩き、実際のプロジェクトを題材にしたグループワークと事業担当者へのプレゼンテーション、そして現場社員との交流の3つを中心にプログラムが構成されています。

本イベントは、柏の葉スマートシティプロジェクト（Aコース）と築地プロジェクト（Bコース）の2コース制となっており、エントリーシート提出時に希望コースを選択します。

三井不動産 Winter Collegeに参加するには、以下の選考ステップを通過する必要があります。

（参考：CAREER EVENT＆INTERNSHIP｜三井不動産）

参加者の一部には、2027年4月入社の新卒採用選考プロセスの一部免除が付与されます。

三井不動産への入社を目指す学生にとって、見逃せないインターンシップと言えるでしょう。

ここでは、三井不動産の就活に関するよくある質問をまとめています。

初任給から、給料が高いことが分かります。

本記事では、三井不動産の就職難易度や、採用大学、年収、そして三井不動産の内定に必要な情報について解説しました。

また、選考突破のポイントとして、他人と被らないガクチカと面接対策の重要性もご理解いただけたのではないでしょうか。

就活を有利に進めるために、長期インターンがおすすめであることも触れました。

非常に入社難易度が高い企業であるため、三井不動産に入社したい学生は、しっかりと選考対策を行い、エントリーするようにしましょう。