理系には忙しくて無理?理系向けの長期インターンを完全解説!

理系長期インターン

「研究が忙しいから長期インターンなんて無理」

「理系でも長期インターンって意味があるの?」

「授業や実験と両立できるのかな…」

こんな疑問や不安を抱えている理系学生は多いのではないでしょうか。

確かに理系学生は実験やレポート、研究活動で忙しいイメージがありますよね。

しかし、就活成功のために理系の人こそ長期インターンを強くおすすめします。

本記事では、理系学生が長期インターンに参加するメリットや両立のためのスケジュール管理術、おすすめの職種や探し方まで徹底解説します。

研究や学業と両立しながら、将来のキャリアにつながる貴重な経験を積むための具体的な方法をご紹介します。

目次

「理系こそ長期インターンに行くべき」3つの理由 ①研究や授業との"ギャップ"を埋められる ②就職活動でアピール材料になる ③就職活動をしながら給料をもらえる 理系で長期インターンに行かないのは不利? 長期インターンの就活への影響 長期インターンから内定直結 理系は研究が忙しくて長期インターンに行けない? 大学院生でも参加できる!リモートやフレックスを活用 大学2年生から早期開始就活 理系の学生向けの長期インターン先の探し方 理系学生からの人気職種・業界 研究開発職・エンジニア職で"専門性"を磨く AI・データサイエンス領域で"最先端スキル"を獲得 まとめ

「理系こそ長期インターンに行くべき」3つの理由

理系の学生で長期インターンをしている人は少なく、先輩やゼミの同期などから長期インターンを勧められたことがある人はほとんどいないのではないでしょうか。

しかし、時間がある人だけでなく、忙しい理系学生だからこそ長期インターンに行くべき理由があるのです。

理系の学生が長期インターンをするべき理由は以下の3つです。

①研究や授業との"ギャップ"を埋められる

②就職活動でアピール材料になる

③就職活動をしながら給料をもらえる

①研究や授業との"ギャップ"を埋められる

理系学生の多くは「大学で学んでいる専門知識が、実社会でどう活かせるのか」という疑問を持っているはずです。

長期インターンは答えを見つける絶好の機会です。

「理系に入ったとはいえ、専門も特に思い入れがあるわけではなくなんとなくで決めた」「勉強はしているし、それなりに面白さも感じているけど、あまり活躍できる感じではない」と感じている理系学生は少なくないでしょう。

そのような不安や疑問は、実際に仕事をしてみることで解決できます。

研究分野を活かして就職しても、実務をやってみると想像と違ったり、自分には向いてないと思ったりと大きなギャップを感じることは珍しくありません。

理論と実践の橋渡しをするためにも、長期インターンで実社会での経験を積むことは非常に有意義です。

また、実際に企業で働くことで、研究活動や学びの方向性が明確になるケースも多くあります。

研究を実務に活かすには

②就職活動でアピール材料になる

理系学生の就職活動において、長期インターン経験は強力な武器になります。

長期インターン経験者はビジネスマナー・立ち回り方、ビジネスの難しさを知っているため、「学生のビジネスに対するイメージと実際のビジネスのギャップを起こしにくい」と企業から判断されるからです。

専門知識に加えて実務経験がある人は、本採用後に即戦力として期待されます。

また、ESや面接でよく聞かれる「学生時代に力を入れたこと」の回答として、研究活動に加えて長期インターン経験を挙げることで、より説得力のある自己PRが可能になります。

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③就職活動をしながら給料をもらえる

長期インターンは給料が発生します。

忙しい理系学生でもアルバイトをしている人が大半ですよね。

アルバイトを長期インターンに置き換えることによって、就職活動を進めながら給料をもらえるのも学生にとって嬉しいポイントです。

長期インターンを通して、キャリアの幅を広げると同時に着実に貯金をしていくことによって、就職活動や卒論・修論が終わったら存分に卒業旅行をすることもできるでしょう。

忙しいながらもアルバイトをしている人は、長期インターンに切り替えてみるのはいかがでしょうか。

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理系で長期インターンに行かないのは不利?

前章で理系の学生が長期インターンをするべき理由をお伝えしましたが「長期インターンに行かないと不利なのか」と不安になった方もいるのではないでしょうか。

長期インターンの参加経験の有無が就活にどのように影響するのかを深掘りしていきます。

長期インターンの就活への影響

結論から言えば、理系学生が長期インターンを経験していないことが就活で不利になるわけではありません。

しかし、「研究や課題で毎日忙しい」という理系学生は多いものの、理系ナビの調査によると理系学生の、97.6%が「インターンシップの参加経験がある」と回答しています。

つまり、ほとんどの理系学生が何らかのインターンシップを経験しているのが現状です。

短期間のインターンは、多くの人が就活が本格化する前年(学部3年や修士1年)に参加しています。

参加時期は多くの企業がサマーインターンを実施する7-9月が多いです。

長期インターンに参加する場合は、3ヶ月以上・半年以上と期間が長いので、あらかじめ研究活動が落ち着く時期を考慮して参加するのがいいでしょう。

インターンは短期・長期と複数ありますが、長期インターンは短期インターン以上に深い経験を積めるため、長期インターンを経験することで就活において恩恵を受けられるのは間違いありません。

インターン種別 メリット 理系学生の参加率
長期インターン ・実務経験の深い理解
・専門性を活かした具体的成果
・就活時の具体的なエピソード
増加傾向
短期インターン ・業界理解
・早期選考機会
・複数企業の比較
非常に高い

長期インターンの期間について気になる方はぜひこちらもご覧ください。

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長期インターンという言葉を耳にしますが、その期間は具体的にどれくらいでしょうか? 本記事では、一般的な勤務期間の例や就活・学業と両立するコツ等をご説明します!

長期インターンから内定直結

近年では、長期インターンから本採用へとつながるケースが増えています。

理系学生の場合、専門的な知識やスキルを長期インターンで実践的に示すことができれば、企業側も即戦力として高く評価する傾向があります。
ベンチャー企業の長期インターンは、就活を有利にする経験です。

裁量の大きな環境で仕事をした経験や仕事を通して身につけたビジネススキルは、就職活動の自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)としてもアピールできます。
長期インターンを通じて企業とのマッチングを確認できるため、就職後のミスマッチを防ぐ効果もあります。

実際に、UT-Boardを利用している理系学生の中には、長期インターン先からそのまま内定をもらうケースがありました。

理系は研究が忙しくて長期インターンに行けない?

長期インターンに参加したいと思っても研究が忙しく、実際に参加するのは不可能ではないかと思う理系学生もいるでしょう。

そのような方に向けて、研究や学業と長期インターンを両立するためのスケジュール管理術を紹介します。

大学院生でも参加できる!リモートやフレックスを活用

理系学生、特に忙しい大学院生にとって研究活動との両立は大きな課題です。

しかし、近年ではリモートワークやフレックスタイム制を導入している長期インターン先が増えており、研究と両立しやすくなっています。

長期インターンと授業との両立のためには、まずはスケジュール管理が重要となります。

それぞれをどのような日程でこなして行くのか、日付ごと、時間ごとに自ら細かく把握しておかなければなりません。

効果的なスケジュール管理のためのポイントは以下の通りです。

  • 優先順位の明確化:研究や授業の重要なスケジュールを先に確定させ、それに合わせてインターンの日程を調整する
  • リモートワークの活用:通勤時間を省略できるリモートワークを取り入れることで、研究や授業との両立がしやすくなる
  • フレックスタイムの活用:実験やゼミの時間を避けて働ける柔軟な勤務体制を選ぶ

多くのインターン先企業は、理系学生の事情を理解し、柔軟な働き方を提供しています。

基本的にはシフト制で勤務ができること、就活期間やテスト期間は勤務時間を減らす調整をしてくれるところも実は多いのです。

紹介した細かいスケジュール管理をしつつ、リモートワークやフレックスタイム制度を導入している長期インターン先を探してみてください。

以下は週間スケジュールの例です。

時間帯 土日
午前 授業 授業 研究活動 インターン 授業 自由時時間 / インターン
午後 授業 インターン(リモート) 研究活動 インターン 研究活動 自由時時間 / インターン

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大学2年生から早期開始就活

理系学生にとって、就活が本格化するよりもずっと早い大学2年生からインターンを始めることには大きなメリットがあります。

例えばプログラミング未経験者でも、やる気と興味があれば参加可能なインターンシップは数多くあり、長い期間長期インターンをすることでよりスキルを身につけることができます。

早めに長期インターンを経験するメリットは以下の通りです。

  • 専門分野を決める参考になる:実務経験を通じて、自分がどの分野に興味があるかを早期に見極められる
  • 基礎スキルの早期習得:ビジネスマナーやコミュニケーション能力など、社会人として必要な基礎スキルを早くから身につけられる
  • 研究テーマとの相乗効果:インターンでの経験が研究テーマの選定や進め方にプラスの影響を与えることもある
  • 就活への余裕:就活が本格化する前に経験を積めるため、就活時期の負担が軽減される

理系の学生向けの長期インターン先の探し方

理系学生が長期インターン先を探す際には、自分の専門性を活かせる場所を見つけることが重要です。

探し方のポイントとしては、以下が挙げられます。

  • 理系学生向け専門サイトの活用:UT-Boardのような理系学生向けの求人サイトを活用することで、専門性を活かせるインターン先が見つかります
  • 企業の研究開発部門を狙う:メーカーやIT企業などの研究開発部門では、理系の知識を直接活かせる機会が多くあります
  • スタートアップや研究開発型ベンチャーをチェック:小規模企業でも最先端の研究開発を行っているところは多く、貴重な経験が積めます
  • 大学のキャリアセンターや教授のコネクションを活用:理系学部の教授は企業とのつながりがある場合も多いので、相談してみましょう

理系学生向けの長期インターンは、「週3日以下でもOK」「未経験者歓迎」「1・2年生歓迎」といった柔軟な勤務条件を提示している企業も多く、学業と両立しやすい環境が整っています。

しかし、低学年で実際に長期インターンをするのは不安がある方もいるのではないでしょうか。

インターン探しをどのように進めたらいいのかわからない方は、長期インターンエージェントサービスの活用がおすすめです。

UT-Boardには理系学生向けに厳選された長期インターン求人が多数掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。

理系学生必見!

理系学生からの人気職種・業界

長期インターンや本選考に向けた本格的な就職活動を始める前に、どのような職種や業界があるのかを知っておくことは非常に重要です。

理系学生から人気職種と業界を紹介するので、長期インターンを探す際にぜひ参考にしてください。

研究開発職・エンジニア職で"専門性"を磨く

理系学生の専門性を直接活かせる研究開発職やエンジニア職は、長期インターンでも人気があります。

しかし、研究職のインターンシップは実施件数が少ないうえに、専攻領域や研究テーマとのマッチングが求められることもあり、参加のハードルは比較的高いです。

一方で、ITエンジニア系のインターンシップは、一定のITスキル・知識を求められるプログラムもあるものの、求人を出している企業数が多いのが特徴です。

人気の研究開発系・エンジニア系インターン先としては以下のような企業があります。

業界 企業例 特徴
製薬・バイオ 大手製薬メーカー 研究開発補助、実験データ分析など
電機・精密機器 大手電機メーカー 製品開発、試作品評価など
IT・通信 IT企業、通信キャリア システム開発、ネットワーク設計など
自動車・機械 自動車メーカー 設計支援、シミュレーションなど

>> 「エンジニア」の長期インターン求人一覧はこちら

AI・データサイエンス領域で"最先端スキル"を獲得

近年特に注目を集めているのが、AI・データサイエンス領域のインターンシップです。仕事内容の一例としては、様々なソースからデータを収集し、欠損値や異常値を処理する前処理を行い、統計や機械学習を活用して、パターンの発見や予測モデルの作成を進めていく業務があります。

理系学生は統計学や数学の知識があるため、この分野での長期インターンに適性があります。

近年、AIや機械学習の分野は急速に進化し、多くの企業が新たな技術革新を求めています。

そのような中でAIや機械学習の長期インターンは、学生にとって最新技術を実践的に学び、将来のキャリアを切り拓く絶好の機会です。

AI・データサイエンス領域の主なインターン内容は以下の通りです。

  • データ解析・統計処理:企業の持つ大量のデータを分析し、有益な情報を抽出する
  • 機械学習モデル開発:予測モデルや分類モデルなどを開発し、ビジネスに応用する
  • アルゴリズム研究:より効率的なアルゴリズムを研究・開発する
  • AIアプリケーション開発:実際のビジネスに応用できるAIアプリケーションを開発する

AI/データサイエンス、フロントエンド、バックエンド、インフラなど、多彩な領域で経験を積むことができます。

希望があれば顧客折衝やマネジメント経験を積むこともできるため、将来メガベンチャーでの就職を目指す方にとって理想的な環境です。

AI/データサイエンス、フロントエンド、バックエンド、インフラなど、多彩な領域で経験を積むことができます。

希望があれば顧客折衝やマネジメント経験を積むこともできるため、将来メガベンチャーでの就職を目指す方にとって理想的な環境です。

>> 「データ分析・データサイエンス」の長期インターンはこちら

まとめ

理系学生の皆さんにとって、長期インターンは研究や授業との両立が難しいと思われがちですが、適切なスケジュール管理と企業選びによって十分に両立可能です。

むしろ、理系だからこそ専門性を活かした貴重な経験ができ、将来のキャリアに大きなアドバンテージをもたらします。

【本記事のポイント】

- 理系学生こそ長期インターンに参加するメリットが大きい

- 研究や授業とインターンの両立はスケジュール管理で可能

- 早めの時期(大学2年生)からの参加がおすすめ

- 専門性を活かせる研究開発職・エンジニア職が人気

- AI・データサイエンスは特に成長中の注目分野

理系の学生の中には「研究が忙しくて長期インターンに行く余裕がない」と考える方も多いかもしれませんが、ぜひこの記事を参考に自分の将来のためにチャレンジしてみてください。

UT-Boardでは理系学生向けの優良な長期インターン求人を多数掲載していますので、ぜひチェックしてみてください!

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