長期インターンとアルバイトはどちらがおすすめ？徹底比較して解説！

「インターン」とは、学生が在学中に企業で就業体験を行う制度のことを指します。

インターンには、「長期インターン」「短期インターン」の2種類があり、それぞれ以下のような内容となっています。

アルバイトと同じように、給料が発生するのは「長期インターン」です。

長期インターンを実施しているのはベンチャー企業が多かったのですが、最近では大手企業でも長期インターンを実施している会社が増えてきています。

長期インターンとは？

長期インターンは、3ヶ月以上の期間で実施され、企業において社員と同様の実践的な業務に携わることができ、学生という身分ながら社会人と同等に働くことができます。

長期インターンは、プロジェクトへの参加や企画立案など、責任のある仕事を任されることが特徴で、実務経験に対する対価として、アルバイト以上の給与が支払われることが多いです。

最近では、アルバイトではなく、就活にも強く、ビジネススキル・経験などを獲得できる長期インターンに参加する大学生が、増えてきています。

短期インターンとは？

短期インターンは、1日〜2週間程度の短期間で実施され、主に企業説明会やワークショップ、グループディスカッション、ワークなどが中心となり、就活生（大学3・4年）を対象に行われます。

また、短期インターンは上記のような企業理解を目的として行われていましたが、近年では新卒採用の本選考の内定に直結するような運用になりつつあるのが現状です。

主に、大学3年生や大学院1年生が対象で開催されており、企業の知識を深めるために参加します。

長期インターンと短期インターンの違い

長期インターンと短期インターンには、上記のような違いがあり、近年では短期インターンを就活の選考において活用する企業も増えてきています。

長期インターンは、実務的なスキルやビジネスマナー、就活で有利なガクチカとして話せるエピソードなど、多数のものが得られます。

長期インターンとアルバイトの違い

労働に対して対価として収入を得るという面では似ていますが、アルバイトと長期インターンでは「身に付くスキル」「就活に役立つ経験」という側面から見ると大きな差があります。

アルバイトで身につくスキルは、職種などにもよりますが飲食店などであれば接客スキル、塾講師であれば人に教えるスキルなどを獲得することができます。

ですが、長期インターンでは、営業スキル・マーケティングスキル・マネジメントスキルなど、社会に出てビジネスの現場で大きな力になるスキル・経験を身につけることができます。

また、長期インターンは業務内容もアルバイトのような単調作業ではなく、難易度が高いものが多いため、給料が一般的なアルバイトよりも高い傾向にあります。

長期インターンとアルバイトは、「労働をして給料を貰う」という点は同じですが、他の点は全く違います。

業務内容・採用難易度なども大きく異なりますが、最も異なっている点は「目的」「得られる経験・スキル」です。

アルバイトは労働の対価として給料を貰うことが目的ですが、インターンシップは仕事内容・企業理解を目的としています。

また、得られる経験・スキルにも多く違いがあり、この点がアルバイトと長期インターンの最も大きな違いとなります。

本章では、長期インターンとアルバイトを以下の項目について比較しながら解説していきます。

【長期インターン・アルバイト比較①】業務内容

長期インターンとアルバイトは業務内容が大きく異なります。

アルバイトは「定常業務が中心」なのに対して、長期インターンは「実務的なプロジェクトに深く関わることが中心」になります。

アルバイト

アルバイトは、「接客、レジ打ち、品出し、オフィスワーク補助」など、基本的にはマニュアルに沿って働く定常業務が中心になります。

また、企業の利益に直結するような業務と距離があり、責任の重さはそれほど大きくないことも特徴です。

個人判断よりも指示に従って動くケースが多く、働く期間の制約がないのも長期インターンと異なるポイントです。

長期インターン

長期インターンは文字通り、長期間にわたる活動が前提であり、一般的に3ヶ月〜1年以上の期間が設定されている場合が多いです。

また、実務的なプロジェクトに深く関わることが多く、社員が担当する業務の一部を手伝ったり、場合によっては自主的に施策を提案して実行することもあります。

企業のプロジェクトに主体的に参加できるため、責任感や達成感を得やすいことも特徴の1つ。

【長期インターン・アルバイト比較②】求められるもの

長期インターンとアルバイトは「求められるもの」も大きく異なります。

アルバイトは「決まった仕事ができ、シフトを多く入れてくれる」ことが求められるものですが、長期インターンは「主体性・積極性・ビジネススキル」が求められます。

アルバイト

アルバイトは、一般的にマニュアルやルールに従い、安定して作業ができることが重視されます。

なので、決まった手順を守ることやチームワークを乱さないことが最も求められることです。

また、職種によっては「接客スキル」などコミュニケーション能力が重視される場合もあります。

長期インターン

長期インターンは、アルバイトと異なり、定常業務がメインではありません。

インターン生はあくまで社員として扱われるため、会議に参加することが普通であり、自分の意見やアイデアを積極的に出すことが期待されます。

なので、自分の意見・アイデアをしっかり出すための「主体性・積極性」が求められます。

また、企業やプロジェクトによっては、多岐にわたるスキルを求められる場合があることも特徴の1つ。

例えばITスキル、マーケティング知識、資料作成スキルなど、インターン先によって求められる能力が大きく変わります。

【長期インターン・アルバイト比較③】得られるスキル・経験

長期インターンとアルバイトの最も大きな違いは「得られるスキル・経験」です。

長期インターンは、その経験自体が就活のガクチカとして活用できたり、就職した際に役立つビジネススキル・ビジネスマナーなどを身につけることができます。

アルバイト

アルバイトを通して得られるスキル・経験としては、社会に出て働くうえで「挨拶・礼儀・接遇・時間管理」などを学ぶことができ、社会経験の入り口として非常に適しています。

また、具体的なスキルとしては接客業などで得られる「コミュニケーションスキル」などを得ることができます。

長期インターン

長期インターンはその経験自体に非常に価値があります。

学生時代に実際に社会人と同じ身分で働いた経験は、就活の際に話すガクチカとして非常に強いです。

働く中で「社会人としての考え方」を身につける機会が豊富にあり、業界や職種への理解も深まるため、就活やキャリア形成に大いに役立ちます。

また、社会人と接する機会が多く、自然とビジネスマナーが身につき、職種によっては専門的なビジネススキルも身につけることができます。

【長期インターン・アルバイト比較④】採用難易度

長期インターンとアルバイトは採用されるまでの難易度も大きく異なります。

アルバイト

採用の基準が「土日にシフトに入ってくれるか」「長い間働けるか」などであり、これらの条件さえ満たせば、基本的には面接を通過できます。

また、学歴やスキルを問われることが少なく、人物面（真面目さやコミュニケーション）が重視されやすいです。

長期インターン

長期インターンはアルバイトと比較し、採用難易度が高いです。

理由は、「1人のビジネスマンとして優秀か」という基準で評価されるためです。面接では志望動機や意欲が重視され、職種によっては専門スキルや実績が評価される場合もあります。

アルバイトの面接と比較して、しっかりと面接内容を作り込んでいく必要があります。

【長期インターン・アルバイト比較⑤】給料・報酬

長期インターンとアルバイトはもらえる給料・報酬の面も大きく異なります。

具体的にそれぞれ給料に関して、以下のような違いがあります。

アルバイト

時給制が主流で地域や業種で大きく変動します。

基本的には、その地域の最低賃金（東京都最低賃金：1,163円）からスタートし、勤務実績や店舗のルールに合わせて少しずつ時給が上がる場合が多いです。

飲食業や派遣アルバイトなど、日払い・週払いが選べるところも多く、まとまったお金が必要なときにも対応しやすいという特徴があります。

長期インターン

長期インターンはアルバイト同様に時給制・日給制ですが、アルバイトと比較して給料相場が高めの場合が多いです。

アルバイトでは最低時給（東京：1,163円）の求人がほとんどですが、長期インターンでは多くの求人で時給1,500円以上となっており、効率的に収入を得ることができます。

また、企業や職種(特に営業職)によっては、実績・成果に応じてインセンティブや昇給を採用している企業も。

大きな成果を出せば、学生ながら高収入が望める可能性もあることも魅力の1つです。

前章のアルバイトと長期インターンの比較でも解説しましたが、長期インターンは給料が発生し、アルバイトよりも高時給です。

また、長期インターンはアルバイトよりも高水準な給料だけでなく「就活で使える強いガクチカ」も得られます。

他にも、社会人になった後に役立つビジネスマナー・スキルも身につけることができ、一石二鳥です。

現在大学1年・2年で「アルバイトを探している」と言う人は、この機会に「長期インターン」を始めてみてはいかがでしょうか？

ここまでは、「アルバイト」と「長期インターン」の比較を行ってきました。

アルバイトよりも長期インターンの方がおすすめということはわかっていただけたでしょうか？

ここからは、実際に長期インターンを探したい人に向けて、長期インターン求人のおすすめの探し方を解説します。

おすすめの探し方としては、以下の3つです。

• 長期インターン求人サイトを利用する
• SNS（主にTwitter）を活用する
• 長期インターンをしている友人・先輩に紹介してもらう

上記3つの探し方で、自分に合った長期インターン先を見つけましょう！

①長期インターン求人サイトを利用する

長期インターン経験者の多くは長期インターン求人サイト経由で参加しています。

また、長期インターン求人サイトは多くの企業が利用しており、求人が多数掲載されているため、多数の企業を比較・検討することができます。

求人サイトを利用するメリットは以下のようなものがあります。

求人サイトを利用して長期インターンを探すという方法が1番一般的です。

求人サイトには多数の求人が掲載されているため、自分に合った会社の求人が見つかりやすいです。

また、求人サイトには膨大な数の求人が掲載されているので、自分に合った求人を見つけるために細かい条件を指定して求人を検索できる機能などを使いながら探すようにしましょう！

求人サイト例①｜UT-Board

UT-Boardは、ハイクラス大学生向け長期・有給インターンシップ求人サイトです。

求人の質が高いことが特徴で、UT-Boardに掲載されている求人は、一般的な長期インターンの給与相場よりも高いです。

また、職種・時給・働き方だけでなく、人気企業ランキングなど細かい検索機能がついており、自分にピッタリの長期インターンが見つかりやすいです。

求人サイト例②｜Infraインターン

Infraインターンは、大学生向けに厳選された長期・有給インターンシップの募集を掲載している国内最大級の求人メディアです。

圧倒的な求人数で様々な企業の中から選びたいという人に非常にオススメです。

求人サイト例③｜ゼロワンインターン

01インターン（ゼロワンインターン）は、実践型の長期・有給インターンシップを掲載する日本最大級の求人サイトです。

多様な業種・職種のインターン情報を提供し、個別相談や企業からのスカウト機能などで学生のキャリア形成を支援することも特徴です。

②SNS（主にTwitter）で求人を探す

主に X(旧Twitter)などのSNSを駆使して、長期インターン先を探すこともおすすめの探し方の1つです。

様々な企業がTwitterを利用しているため、自分の興味や希望に合った長期インターン先を幅広く探すことができます！

また、DMやリプライ機能を使うことで企業の担当者や過去のインターン生と直接コミュニケーションを取り、具体的な情報、疑問を即時解消することもできます。

③長期インターンをしている友人・先輩に紹介してもらう

友人・先輩等に長期インターン先を紹介してもらうことも、おすすめの探し方の1つです。

実際に友人・先輩が経験して感じたことを直接聞くことができるので、インターン先のリアルな情報を得られます。

また、友人・先輩はあなたの性格や能力、希望等を知っているので、最適なインターン先を紹介してくれる可能性が高いです。

さらに、紹介を受けることで他の応募者よりも一歩先に進める場合があることも大きな魅力の1つです。

ここからは、「長期インターン」と「アルバイト」に関するよくある質問に回答していきます。

いかがだったでしょうか？？

大学生は一般的に「アルバイト」でお金を稼ごうとしますが、「長期インターン」という選択肢もあります。

同じように給料をもらって働くのであれば、役立つスキル・経験を得られる長期インターンをおすすめします。

また、長期インターンはアルバイトよりも給料相場が高いこともおすすめできるポイントの1つです。

長期インターンに興味が出た人は、以下のボタンからUT-Boardで長期インターン求人を探してみてはいかがでしょうか？