長期インターンのメリット・デメリットとは?|体験談も紹介!

大学生の方は長期インターンという単語を1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
本記事では
「そもそも長期インターンってなに?」
「長期インターンは何のために始めるの?」
「長期インターンのメリット・デメリットを知りたい」
このような疑問を持つ方のために、長期インターンのメリット・デメリットを解説します。
また、筆者の体験談も合わせて紹介します。
長期インターンを始めるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください!
そもそも長期インターンとは?

長期インターンは、学生が企業や組織で長期間(数ヶ月から1年以上)実務経験を積むためのプログラムです。
昔は、長期インターンを実施しているのはベンチャー企業が多かったのですが、最近では大手企業でも長期インターンを実施している会社が増えてきています。
以下の記事では、長期インターンにおすすめの大手企業・ベンチャー企業に関する記事を執筆していますので、興味のある方は合わせて読んでみてください!

【高学歴向け】長期インターンにおすすめの企業30選!おすすめサイトも合わせて紹介
長期インターンを探す際、「募集企業が多すぎて、どのような企業が良いのかわからない」、「ベンチャーと大手の長期インターンってどっちが良いの?」このような疑問を抱えている人も多いのではないでしょうか? 本記事では、そのような疑問を解決するため、現役東大生である筆者が独自にリサーチした、長期インターンにおすすめの大手・ベンチャー企業30選を紹介します! また、大手とベンチャーの特徴比較、長期インターン先の探し方、おすすめの長期インターンサイトなども合わせて解説しますので、悩める大学生はぜひ参考にしてみてください!
長期インターンは、期間が長いため、実際の業務を通じて業界や職業への理解を深めることや、学生の間に社会人と同じ経験を積むことができます。
また、給与や手当が支払われる場合がほとんどで、お金を貰いながら仕事経験が積める機会を得られることも魅力です。
長期インターンと短期インターンの違い
ここでは、長期インターンと、就活の際に行われる短期インターンの違いを解説します。
以下に、両者の違いを分かりやすくまとめました!
結論としては、短期インターンは「企業理解の場」であるのに対し、長期インターンは「実践的なスキルを身につける場」であると言えると思います。
長期インターン | 短期インターン | |
---|---|---|
対象者 | 全学年 | 就活生(大学3年生・修士1年生) |
期間 | 3ヶ月以上 | 半日〜2週間 |
給与 | 有給 | 無給の場合が多い |
内容 | 実務中心 | 説明会・職業体験 |
長期インターンは、基本的に3ヶ月以上の中長期で行われるインターンシップです。
全学年が対象で、内容は実務中心のものが多く、有償であることも特徴です。
実際の業務を経験することで、自分の適性を見極められるだけでなく、就活や、社会人になった際に活かせるスキルを身につけられるため、最近では、大学1・2年生のうちから、アルバイトではなく、長期インターンをする人が増えています。
長期インターンでは、「企業選び」が非常に重要になります。
ハイクラス大学生向け長期インターン求人サイト「UT-Board」では、優良企業の求人を多く取り扱っているため、長期インターンを通して成長したい大学生には非常にオススメのサイトとなっています!
一方で、短期インターンとは、半日〜2週間前後で行われるインターンシップです。
1dayインターン、サマーインターン、ウィンターインターンなどが短期インターンに該当します。
対象者は就活生(大学3年生・修士1年生)がメインで、会社説明会や社員交流会、グループワークを通じて仕事への理解を深める内容となっています。
また、コンサルや金融業界などのように、選考の過程に短期インターンが含まれている企業もあります。
短期インターンは無給の場合が多く、実務的な内容に触れることができない場合が多くなっています。
そのため、実務的なスキルを獲得するには不向きと言えるでしょう。
長期インターンとアルバイトの違い
長期インターンとアルバイトの大きな違いは「目的の違い」です。
長期インターンは、実務を通して、業界・仕事の理解、スキルの獲得・向上を目的として行います。
一方で、アルバイトも獲得できるスキルはありますが、アルバイトの大きな目的は収入を得ることでしょう。
アルバイトと同じく「給料を貰って働く」という点は非常に似ていますが、長期インターンは社員と同等の仕事量・クオリティが求められるため、責任感が大きく求められることも違いの1つです。
「どうせ働くのであれば、スキルが身につき、将来に活かせることをしよう」と考える人が増えていることが、長期インターンをする人が増えている要因だと考えられます。
長期インターンのメリット

長期インターンに参加するメリットとしては、以下の3つが主に挙げられます。
- 自分の適性を理解でき、キャリアを明確化できる
- ビジネススキル習得により、就活で有利になる
- 優秀な学生・社会人とコネクションを作ることができる
- 普通のアルバイト以上の給与が貰える
この3つのメリットは、長期インターンでしか得ることのできないメリットです。
上記のメリットをこれから1つずつ詳しく解説していきます。
1. 自分の適性を理解でき、キャリアを明確化できる
長期インターンに参加することにより、業界・業種・企業に対する理解を深めることができます。
また、自分の得意・不得意な業務や、好き・嫌いに対する理解が深まり、自分に向いている仕事、自分が好きなことを知ることができます。
自分の興味のある業界がある人は、興味のある業界の長期インターンに参加することをおすすめします。
実際に参加して、働いてみることで、得られることは非常に多いです。
「自分のイメージ通りだった!」ということもあれば、「イメージしていたものとかけ離れていた・・」ということもあります。
また、興味のある業界・職種が無く、就活で困っている学生も自分の業界・職種への適正を判断することができるので、長期インターンは非常におすすめです。
2. ビジネススキル習得により、就活で有利になる
長期インターンに参加することで、ビジネススキルを習得できるということも長期インターンに参加するメリットの1つです。
・PCスキル・コミュニケーションスキル(基本的なビジネススキル)
・専門スキル
上記2つのスキルは、実際に社会人になった際に大きく役に立ち、入社後にも同期と差をつけることができ、学生時代にこれらを習得することは大きなアドバンテージとなります。
また、長期インターンに参加した経験はガクチカとして非常に優秀です。
スキルも身につき、ガクチカも作れることは非常に大きなメリットの1つです。
3. 優秀な学生・社会人とコネクションを作ることができる
長期インターンに参加している学生は、ビジネスに対する意識が高い優秀な学生が多いです。
そのような学生と同期として働くことで、コネクションを形成することができます。
また、ベンチャー企業の長期インターンだと社長・役員陣と近い距離感で働くことができます。
学生という立場は可愛がって貰えることが多く、自分のインターン先の社長・役員陣のみならず、同じ業界の社長などに会わせていただける機会が多いです。
将来起業したい!という学生は、実際の社長の働き方を近くで見れるだけでなく、コネクションを作れることも大きなメリットになるといえるでしょう。
4. 普通のアルバイト以上の給与が貰える
長期インターンは普通のアルバイトよりも給与水準が高いです。
参加する職種・業界に寄りますが、平均的な相場は1,200円〜2,000円程度です。
長期インターンは、アルバイトと異なり責任感が大きく求められることが給与水準が高い理由の1つ。
また、インセンティブ制度や昇給を採用している企業もあるのでアルバイトよりも高い給与が貰えることが多いです。
長期インターンの給料事情は以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください!

長期インターンは給料が出る?|高時給インターンも紹介!
本記事では、長期インターンの給料相場を解説。長期インターンは時給1,200円〜2,000円の求人が多く、エンジニア、コンサル、営業等の職種で高時給の求人が多くなっています。
長期インターンのデメリット

長期インターンはメリットもありますが、デメリットもあります。
ですが、デメリットに対して圧倒的にメリットが大きいことは間違いないです。
主な長期インターンのデメリットとしては4つです。
- 多くの時間を必要とするため、学業やプライベートとの両立が大変
- 普通のアルバイトよりも責任が大きい
- 採用率が低い
- 企業によっては、学生を単なる労働力としてしか見てない場合がある
長期インターンはアルバイトと比べ、大きな責任が求められ、業務にコミットしなければならないので、上記のようなデメリットがあります。
以下で1つずつ詳しく解説していきます。
1. 多くの時間を必要とするため、学業やプライベートとの両立が大変
長期インターンは業務にフルコミットすることが求められます。
学生ながら社員と同等の仕事量が割り振られるため、時間が必要になります。
そのため、学業やプライベートとの両立が大変になることも。
ですが、業務に慣れてくれば両立は可能。
インターンに時間を取られすぎて留年してしまったとなると、本末転倒です。
学業がある程度落ち着いてるタイミングで長期インターンに参加しましょう!
2. 普通のアルバイトよりも責任が大きい
長期インターンは普通のアルバイトよりも責任が大きく求められます。
自分の仕事が会社の売り上げに直結するような仕事を割り振られることもあります。
なので、実際に長期インターンに参加することが決まったら、働く目的を明確化し、責任感をもって業務を行いましょう。
また、アルバイトと同じ感覚で働いてしまい、長期インターンが意味ないものになったという経験も多く聞きます。
以下の記事では、「意味がないと感じた長期インターン」体験談の紹介などを行っていますので、ぜひご覧ください!

長期インターンは意味がない?|体験談・失敗談も紹介!
長期インターンの意味について疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?長期インターンの有意義さは、明確な目的設定とその目的に対する行動によって決まります。筆者は現役東大生として、休学してベンチャー企業の長期インターンに参加した経験を通じて、その価値を実感していますが、意味がないと感じる長期インターンも存在することも事実です。本記事では、筆者の体験談や他の東大生の体験談を紹介し、意味のある長期インターンをするための目標設定や実際の行動について解説します!
3. 採用率が低い
一般的に長期インターンの採用率は10〜30%です。
特に人気企業・大手企業の長期インターンでは応募人数も多いため、採用率が低いです。
しかし、長期インターンは就活と違って、1年中応募が可能なので、諦めないことが大切です!
4. 企業によっては、学生を単なる労働力としてしか見てない場合がある
企業によっては、学生インターンを単なる労働力としか見てない場合もあります。
実際に、長期インターンに参加したが作業者のような事務的な業務のみが割り振られたということもあります。
そのような企業のインターンに参加しないためには、しっかりと自分自身でリサーチすることも大切ですが、質の高い求人を掲載している長期インターン求人サイトを利用することが大切です。
UT-Boardは質の高い求人を多数掲載しているので、長期インターン先を探している学生は登録し、自分に合った企業を探しましょう!
筆者の長期インターン体験談

筆者は大学3年時にベンチャー企業の長期インターンに参加しました。
ベンチャー企業での長期インターンシップは、学生としての視点を超え、社会人としての貴重な経験を得る最良の機会でした。
得られたことはたくさんありますが、実際に経験して感じた大きなメリットは4つです。
・実践的なスキルの習得
・多様な人々とのコミュニケーション
・高い責任感
・起業家精神の理解
上記4つを実際の経験談として紹介していきます。
実践的なスキルの習得
筆者は、webマーケティング業務を主に行っていました。
裁量権も大きく、自分の思うように業務を遂行することができた経験は今でも大きく活きています。
また、ベンチャー企業はリソースが限られているため、多岐にわたる業務を任されました。
webマーケなどの専門的スキルだけでなく、ビジネスの基礎的なスキルも同時に学ぶことができたことは非常に良かったです。
多様な人々とのコミュニケーション
筆者の所属していた企業は多様なバックグラウンドを持つ人々が多かったです。
そのため、様々な価値観や考え方に触れることができ、コミュニケーション能力や異なる視点を理解する能力が向上しました。
また、優秀な人も多くコネクションも形成でき、今では仕事の話だけでなく、プライベートでも仲良くするほどの関係になっています。
高い責任感
自分の取り組みが直接結果に影響を与えることを実感しました。
そのため、仕事に対する責任感が自然と高まり、プロフェッショナルとしての意識が養われました。
自分自身の課題として責任感が何事においても足りないという課題がありました。
長期インターンを通して責任感が行動に与える重要性を理解できたことは、非常に良かったです。
起業家精神の理解
筆者の所属していたベンチャー企業は非常に代表との距離が近く、同じ目線で仕事を進めていました。
そのため、起業家の思考やリスクを取る勇気、新しいことを試す姿勢など、ビジネスの現場での実践的な知識を深めることができました。
【まとめ】長期インターンのメリット・デメリット

今回の記事では、長期インターンのメリット・デメリットに加えて筆者が実際に長期インターンに参加して感じたことも合わせて紹介しました!
長期インターンは確かにデメリットはあるものの、それを上回るほどのメリットがあります。
学生ながらに社会人の経験を積むことができるのは、みなさんが思っているよりも価値のあることです!
早めに行動して、就活を有利に進めましょう!